June 03, 2011

* 原子力発電は環境に優しいそうです

――これは、私がそう思っているというわけではありませんので。

2〜3週間ほど前、仕事で、「環境」という単語にあれこれ組み合わせて、インターネットで検索していました。そのときに、気づいたことがあります。

原子力発電は、「環境に優しい発電方法」ということです。実は、「環境なんちゃらかんちゃら」とか「なんちゃら環境かんちゃら」という名前の企業を見たところ、軒並み原子力発電所に関連する業務を行っていたのです。会社の営業所の所在地が、ニュースなどで何度も出てきた「原子力発電に関連する施設の所在地」というところばかりです。

確かに、以前自分でもあれこれ書きましたが、石油や石炭などの化石燃料を使うと、環境への負荷が大きいそうです。確かに、むかーしちょっとだけ遊んだ「シムシティ」でも、火力発電所を作ると、モクモクと黒い煙を出し続けていて、「公害の原因になりそうだな〜」という感じなのです。

一方で原子力発電所は、煙が出るということもなく、"clean"な感じがしました。「人が住む場所の近くに作るなら、原子力発電所なのかなあ」と思うほどです(これは、あくまでもシムシティというゲームの中での印象です)。

では水力発電はどうかというと、よっぽど条件に恵まれている場所でもない限り、環境を変えるダムを作って水を貯めて、というのが必要ですよね……。

何年か前の『パタリロ!』で、電力を奴隷に換算して何人分、という話がありました。そういう話がネットでも見つかるかな、と思って探したところ、運よく見つけることができました。『スイス、フィンランド、スウェーデンの地層処分について/共に語ろう電気のごみ -もう、無関心ではいられない-』です(リンク先はPDFファイルです)。

米国民一人当りのエネルギー消費量は、エネルギー換算での奴隷数: Energy Slavesにすると約100人(10kW相当)となる。(我々は1秒毎に100ジュール(100W)のエネルギーを消費しており、10kWの消費は命令に従う100人の奴隷の肉体労働に相当する。)

このmeti.go.jpってなんだろうと思ったら、経済産業省でした。というわけで、リンク先はPowerPointか何かの資料なので、実際にどういう展開だったかは分かりません。スタンスとしては「日本の原子力発電所は地震が起きても安全です」というような話の流れになっているようです。

この資料は2010年1月のものなので、今見ると「ふーん」という感じです。今になってみると、このころはとても平和でした……。

ともあれ、現代文明では、1人が100人の奴隷を使って便利を手に入れているのと同じ状況なわけです(アメリカのデータによる、ですが)。日本でも、私たちはある程度の人数の奴隷を使っているのと同じです。

『テルマエ・ロマエ』で、日本のトイレで消音用の音楽が流れ、洗浄便座が動き、自動で水を流すのを見て、ルシウスが「何人奴隷を使っているのだ」と驚く場面がありました。私たちは、電力という目に見えない奴隷を何人も使っているわけです。こうやってPCで文字を入力してインターネット上にアップロードする、というのも、人間だったら果たして何人必要か、と思います。

これを、実質はともかく名目上は全世界の人に見える状態にするわけですから、ものすごい人数が必要です。発電して電力を使うというのは、本来の人間の能力の限界を超えた不自然なことであり、どこかにしわ寄せがいっている、と言えるでしょう。

でも、いまさら、電力のない生活に戻ることはできません。

私たちにできるのは、環境に負荷をかけず効率の良い電力の作り方を考え、ロスの少ない送電方法を開発し、たくさんの奴隷(電力)を使わなくてもよい電気製品を開発し、それを積極的に利用するということだなあ、と思います。

最初の話からはかなり離れてしまいましたが、私なりに「環境に優しい」ことを考えてみました。

uriel_archangel at 20:50 | 日々の記録 
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