August 07, 2011

* 10年頑張るとそれなりの「キャリア」になる

思い出してみると、仕事が安定するようになったのは、翻訳の仕事を始めて10年くらい経ってからでした。

それまでは、一生懸命応募先を探して履歴書を送っても、書類選考でダメ、ということが多くありました。でも、10年を境に、書類選考でダメというのが減りました。逆に、データベースなどに登録していると、お声がかかることが増えてきました。

書類選考を突破した後の、トライアルで受かるかとか、さらにその後は継続して仕事が来るかとか、そういうのはまた別の問題なのですが……。ともあれ、応募はしやすくなりました。

家族にも言われたのですが、やはり、どんな状態でも1つの仕事に10年食らいついていれば、それなりの経歴になるようです。これは、周囲からの評価だけでなく、自分自身の気持ちが変わるとか、フリーランスとしてのしたたかさというか世の中の渡り方が身に付く、というのもあります。

「10年頑張る」が会社員に当てはまるかどうかは分からないのですが、フリーランスや自営業の場合は、その仕事に「10年間食らいついて生きていけるか」というのは、結構大事なのだな、と思った次第です。

私もそうですが、別に、「この仕事だけで食べてます!」でなくてもいいのです。たとえ兼業でも、ある仕事を投げたりあきらめたりすることなく、周囲の状況を見ながら続けていて、細々とでもそれで世の中を渡っているなら、華々しくなくても立派な「経験」なのだと思います。

私の10年も、最初の頃は、どう見ても「自称翻訳業」でした(苦笑) 今でも、「翻訳者になる!」みたいなムックを見ていて、「こういう取材を受けるような人間になるのが夢だったけれど、私は取材対象として面白い存在ではないな」と思います。「何が何でも自分の腕で食べていく」というサバイバル的働き方をしている人間として特集するなら、面白いかもしれませんけれど。

そして、昔は自分が華々しく活動できる人間ではないのが残念だと思いましたけれど、今はそういうことは気にならなくなりました。別に、取材されるために働いているわけではないので。事務仕事を探したときもそうですが、「報酬の多寡よりも、自分の能力を必要だと言ってくれる人のもとで働きたい」と思います。正直に言えば、報酬は多いにこしたことはありませんけれどね。でも、精神的な部分でも報われる度合い(ある種の報酬)があれば、多少の差は問題にならなくなります。

兼業の事務仕事も、地味な仕事をサポートするさらに地味な仕事です。やっぱり、派手に取り上げられるような仕事ではありません。でも、そういう目立たない仕事をきちんと積み重ねると、自分の手柄にはなりませんが、結果というか、成果がはっきり表れます。自己満足と言われたらそれまでかもしれませんが、これも面白いのです。

――なんだか話があっちこっちに行ってしまいましたが、10年もフリーで働いていると、ものの考え方も成長するようです。私自身は企業に勤めた経験もないので、「会社で働いていればこうだけれど、フリーだと違う」ということはありませんが。

フリーで何かしようと思っている人は、仕事そのものの技術の向上だけでなく、世の中を渡るスキルも向上させたほうがいいと思います。最近流行りのコミュ力? よっぽど優秀な人ならともかく、そうでない凡人の場合は、「誰に仕事を依頼するか」で何人か残った場合、「担当者が話しやすい相手」が選ばれると思います。仕事での評価基準の1つになるでしょうね。

それと、人間関係を広げることも大切です。どこから仕事の話が来るか分かりませんから、アンテナを伸ばして、自分の世界を広げたほうがいいです。

こうやって書いていて、「総合力」が問われるなあ、と思いました。

uriel_archangel at 23:59 | 仕事 
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