March 20, 2013

* エル・グレコ展

17日(日)に、息子の部活が休みになったので、善は急げとばかりに行きました。

そこで入場券を……と展覧会の公式ページを見に行ったところ、
3月20日(水・休)はシルバーデー(65歳以上入場無料、毎月第3水曜日)です。
かなりの混雑が予想されますので、ご来場の際には、お時間に余裕を持ってお越しくださいますよう、お願いいたします。
実は、20日に行こうかと思っていたのでした(汗) 以前、知らずにシルバーデーに見に行ったことがあり、「なんだこの混雑は……」と思ったのです(このエントリーなのですが、もう4年以上前のことなのね! と感慨深いです)。平日でもそういう状態だったのですから、祝日はもっとすごいことになるでしょう。

オンラインでチケットを入手したのですが、なんと
毎月第3 土・翌日曜日は親子ふれあいデーとし、18 歳未満の子を同伴する保護者(都内在住)は一般当日料金の半額
 ※いずれも証明できるものをご持参ください
ということで、当日ブースでチケットを購入していれば、半額だったのです〜(口惜)

でもまあ、そういう手間なしで入場できるからいいや、と気を取り直して入場します。会期も後半だし、ぶらぶら美術・博物館でも取り上げていたし(こんな感じ)で、それなりの人出かな? と思っていたのですが、それほどでもありませんでした。ガラガラということはありませんが、作品を見るのに苦労する、ということはありません。

「こんなにたくさんのエル・グレコの作品が集まっているのに、見に来ないなんてもったいない!」と思ってしまうのですけれど。まだまだそんなにメジャーな存在ではないのでしょうか。

肖像画や宗教画だけでなく、クレタ島時代のイコン画も見られたのが、「エル・グレコ展」の名にふさわしいなあ、と思いました。宗教画も、イタリアでの修業時代とトレドでの晩年と、同じテーマの描き方がどのように変化していったかがよく分かります。

最初はいかにもルネサンス的な、「バランスのとれた構図・遠近法・明るい色彩」だったのが、「いかにもエル・グレコ」という、ダイナミックさや神秘的な色彩に変化しているのです。今回も音声ガイドのお世話になったのですが、音声ガイドでも掲示されていた解説でも、「目に見えない世界をどう表現するか」に彼なりの考え方や工夫があったとのことでした。

独特の引き延ばしたような体の表現は、その作品が祭壇やヴォールト(円天井)に飾られ、下や(さらには)遠くから見上げることを考慮してのものだったようです。オリジナルの状態で展示……というわけにはいきませんが、「ここに飾られていたのではないか」という写真とともに見ると、「なるほどなあ」とうなずけます。

そういう、作品の変化を見た最後に鑑賞する「無原罪の御宿り」は、彼の「目に見えない世界を表現する」だけでなく、飾られる場所を考慮しての技法など、まさに集大成という感じでした。音声ガイドでは、教会の祭壇をイメージするということで、オルガンの音色やグレゴリオ聖歌が流れました。私だけかもしれませんが、本当に神秘的な雰囲気に包まれました。

こうやって見ていると、彼が活躍していたトレドに行きたくなります。

ところで、彼の肖像画や宗教画で、鑑賞者を向いている作品は、「鑑賞者が場所を移動すると、作品の中の人物の視線が合わせて移動する(常に鑑賞者を見ている)」ように感じます。なんだか不思議な感じがしました。

とても充実した内容の展示でした。またまた最後のショップでお土産を購入したのですが、長くなるので次回ご紹介します。

uriel_archangel at 16:11 | 講演会・展覧会 
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