April 24, 2008

* [再利用]歴史は繰り返す?——企業の女性活用

このエントリーは、2年半ほど前に、あるSNSの日記として書いたものをベースにしています。私は先見の明がありすぎるからか、当時は反響がさっぱり……でした。——と書くと偉そうですが、実態は今も昔も、そのSNSで私の日記を読む人が少ないからなんです(笑)

オリジナルの文章は、ここから↓
e-womanで、大沢真知子さんと佐々木かをりさんのWin-win対談を読んでいたときのことです。このページに、
「私は、90年代の後半に、だいぶ外資の経営者に会って、話を聞いているんです。日本でビジネスを成功させたいと思ったら、女性を活用するしかないって言ってました。日本には優秀な女性たちがたくさんいて、自分の会社には女性活用のノウハウがある、女性が結婚しても子どもを産んでも辞めない、そういったプログラムをどんどん開発しているし、勝てる、と。」
という発言があります。そこで思い出したのが、愛読書である阿部謹也氏の『ハーメルンの笛吹き男』(ちくま文庫)の、この一節です。
[注:中世における女性の地位は概して非常に低く、特に貧民などの社会的地位の低い女性たちは仕事を探すことすら大変だった、という話に続いて]
「オーストリアの歴史家ヘーアは中世後期にドイツの都市が衰退していったのは、これらの婦人の巨大な労働力が男性によって駆逐されたせいだとまで言っている。」(p.138)
いつの時代も、女性の労働力を活用できるかどうかがカギなんだなあ、と思いました。

そして、ここからは追記部分です。

育児をしている女性で、「長時間会社にいるのは難しいけれど、自分の能力や経験を活かして仕事をしたい」という人は多いと思います。でも、今の日本の社会では、そういうワークスタイルはそもそも選択肢にないために、短時間しか労働できない人は補助的な仕事しかない、という印象があります。

制度がしっかりしている企業では、時短勤務や在宅勤務の制度のあるところもあります。でも、たとえば転職した場合に、いきなりそういう制度が使えるというのは聞いたことがありません。

働く女性の中に占める非正規雇用の割合が増えているというのも、企業のコスト抑制のため、というのもありますが、女性のライフスタイルがいわゆる「正社員」に合わないから、というのがあるのだろうなあ、と思います。私は自分の仕事が「長時間労働=高い収益」とは限らないので、自分のするべき仕事を短時間でできる人が、短時間勤務で活躍できる職場がもっと増えてもよいと思います。

「ワークスタイル」が多様化すれば、国内に眠っている人材が、活用できると思うのですが……。現代の日本は、さまざまな制度においてアメリカを手本にしていますが(この潮流は戦後からだろうと思います)、地理的条件や歴史を考えると、もっと北欧を手本としてもいいのではないでしょうか。

uriel_archangel at 12:41 | 日々の記録 
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