June 27, 2014

* IJET-25に参加しました 後編

――というわけで、2日目です。この日は、予定より家を出るのが遅れたのですが(またか……ですね)、無事朝8時ころに国際展示場に到着しました。NAVITIMEで出てくるデータよりも、私がテキパキ乗り換えたのが勝因(?)のようです。

そこで、開店直後のタリーズでドリンクやフードを買い、屋外でもぐもぐ。先日も書きましたが、「こんなかわいい鳥さんに、パンくずちょうだいな」とでも言いたげにやってくるスズメやハトを無視してもぐもぐ。日曜日はなにかのオンリーイベントがあって、スタッフさんが誘導していました。私は当時(っていつだ?)大阪に住んでいたので、もっと手ごろな立地やサイズの会場でした。

ともあれ、2日目はこのワークショップからです。遠田和子さんの、「さらば『日本語が透けて見える英語』!」です。全部ではありませんが、事前課題に着手していたのに、1日目のランチでいろいろ話しているうちに提出しそびれるという(汗) きちんと添削して返却してくださったので、提出していたらとても有益だったと思います。

ワークショップでは、「いかにも日本人が書きました」という英語にしないためのコツの説明がありました。私の場合は、スッキリと「これならOK!」という文章が書けるときもあれば、「リライトが必要な訳例」ほぼそのままの文章になっているときもあり、やはりまだまだ修行が足りません。

ここでも1日目の日向清人さんの英文ライティングに通じるところがあるのですが、「日本語/日本人のリクツで書かれた日本語の文章を、いかに外国人に通じるリクツの文章にするか」から始まるのだと思いました。

そういうところが意識できれば、日本人でも、海外での留学や就労の経験がなくても、それなりの英語が書けるようになるのかな? と希望が持てます。きちんとした外国語の文章をインプットするのも大切ですね。

ネットワーキングランチは、またまたJATENTの部屋に行ってみました。本当は、もっとあちこち顔を出してもいいのかもしれませんが……。日本語から外国語にゲームの翻訳をしている人は多いのだなあ、と思いました。

午後のセッションでは、ずっとJATENT企画の(?)ものに参加しました。

"Writing and Translating for Museums and Artists"に興味があったのですが、なんと立ち見が出る盛況。2日連続立ち見はしんどいので、いそいそと移動して、石田泰子さんの「字幕の現場はレ・ミゼラブル!? 〜石田泰子氏が語る映画翻訳の世界」に参加しました。

字幕翻訳の仕事の流れは知っていたのですが、「ロードショーで宣伝もいっぱいするような作品って、こういうことになっているのか〜」と思いました。海賊版防止のためもあり、映像にかなり加工が施されているそうです。CSなどの放送で使う作品の字幕より、やりにくいのではないかと思います。

石田さんは映画がとても好きで、たくさん見ていらっしゃるのだなあ、ということが、お話から伝わりました。それにひきかえ私は(以下略)、というところです。

そして次は、岩見純一さんの「“吹替える”って何を?」です。岩見さんは吹替版の演出を担当されているのですが、演出と言っても映画全体ではなく吹替版という映画の一部の演出ということからか、ご自身が演出した映画に対しても、距離を置いてお話しているのが印象的でした。

吹替については、業界誌やこのようなイベントである程度話は聞いていますが、知らないことが多く、とても興味深かったです。

最後は、新楽直樹さんの「映像翻訳2.0 〜広がる市場と求められるスキル〜」です。私はこのセッションを、「映像翻訳での価格の世界標準化(単価が下がること)は避けられないが、その流れの中でどのように動けばいいか?」の可能性を示すものだと理解しました。

映像翻訳に必要なスキルは、他の分野でも活用できます。それにはどういうものがあって、どのような広がりがあるか、その様々な可能性を説明していました。まったく新しい話ばかり、ということではなかったのですが、「自分がぼんやりと考えていることは間違えていないのだな」と、励みになりました。

知らなかったのは、教育の現場で映像翻訳が注目されている、ということです。確かに、プロジェクトとして取り組んで完成品を発表できるというのは、参加者のやりがいにつながります。そういう方向に自分が関わる(関われる)かどうかは別として、本当に可能性はたくさんあるなあ、と思いました。

IJET-25の終了後は、エンタメ関係の翻訳者の親睦会(というきれいな表現にしておきます)がありました。いろいろな方とお話でき、とても充実した時間になりました。同じ会場で別の実務翻訳者の集まりもあり(これは両方の集まりの幹事が事前に打ち合わせて同じ会場にしたからです)、たくさんの人がいました。――と言っても、もう一方の集まりには、ほとんど顔を出せなかったのですが。

こういう集まりでは、直接仕事に関係することだけでなく、いろいろなことがお話できて、とても楽しいものです。食事も美味しかったのですが、終日座って講義を聞いていたからか、昼食のパンが効いていたのか、今までのようにもりもり食べられませんでした。まあ、もりもり食べなくてもいい年齢だから気にしなくてもいいのですが、もったいないお化けにとっては、食べきれなかったお料理に申し訳ない、と思ってしまうのです……。

今回のIJETは、560人の参加があり、非常に大きな集まりとなったようです。企画・運営された委員のみなさん、運営をサポートされたボランティアのみなさんには、心より御礼申し上げます。不満はただ一つ、「もっとたくさんのセッションに参加したかった!」です。魅力的なセッションが同じ時間に開催されていて、どれか1つしか選べないというのは厳しかったです。録画したセッションは、参加者やJAT会員は見られるそうなので、それも楽しみにしています。

ちなみに、来年はイギリスのヨークで開催されるそうです。

uriel_archangel at 11:13 | 講演会・展覧会 | 仕事
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