July 10, 2015

* 本当に、大学入試が変わると中学高校の教育も変わるのだなあ

私立中学では、2020年の大学入試改革を見すえて、カリキュラムや試験の形式に変化が起きているそうです。――とか書くと「ソースを出せ」という展開になるわけですが、首都圏模試センターは、結構そういう情報を取り上げていると思います。

なんでそうやって変えてきているかというと、既に今年中学に入学した子たちの学年から、大学入試制度が大きく変わるからです。だからもしかしたら、今年の入試から、既にそういう変化は始まっていたのかもしれません。

5月のASFで聞いた、吉田研作先生&安河内哲也氏の『TEAP and University Entrance Exams』(私の感想等はこちら)にあるように、「大学入試が変わらなければ、中学高校の英語教育は変わらない」なのですね。

大きな変化で、大学側の負担は小さくないはずですが、それでもこのような改革が行われるというのは、もしかしたら「文部科学省が言うことだから仕方ない」という状況があるのかもしれませんが、現状の中学・高校の教育を受けてきた学生が、大学でどれだけのことができるかという部分で、限界を感じているのかな〜、という気もします。

ただ、これまた以前も書いていますが、「世界規模で活躍できる研究者」を養成したいという大学、「世界で認められる研究をしたい」という学生から、「社会人として最低限の常識を身に付けた人間」を卒業させるのが主眼となる(ならざるを得ない)大学、「勉強は好きじゃないけど大卒のほうが就職で有利だからとりあえず進学」という学生まで、大学進学率が上がったぶん、大学の存在意義や大学に入学する理由が非常に多様化しています。

ここで全部の大学に、これまでとまったく異なる入試制度を取り入れることができるのか、というと、無理があるというか、できる人とできない人の差が大きすぎると思います。前回、「日本の高校3年生の英語は英検3級レベル」と書きましたが、スピーキングが0点、という人がとても多くて、「恐らく実態は4級レベル」なのだそうです。

英語でそういう例を聞いたので英語の話を書きましたが、他の教科でも同じような状態でしょう。私自身、英語は「高校で学ぶ英語はマスターした!」と思える状態で大学に入学しましたが(今はどうかというのはまた別の問題で……)、数学や理科に関しては「高校で学んだことは十分に身に付いていません」状態です。

それとやはり、前回も書きましたが、私立の学校は受験生を集めて大学入試で結果を出すためにこういう改革を積極的に行いますが、そういう原理が働かない学校や、情報が十分に集められない学校はどうなるのか……というのも考えてしまいます。

このあたりは前回もつらつらと書いたので省略します。同じようなことしか書けませんし。

ともかく、2020年に向けて変化しようとする学校が多いのは、ある意味分かりやすく、今後中学高校での教育がどのようなものになっていくのか、最先端の学校の手法を見るのは楽しみです。

uriel_archangel at 11:48 | 日々の記録 
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