October 27, 2017

* もやもやしつつの作業

現在、校正の案件を抱えています。普段やらない作業なので、目の前のニンジンを目当てに頑張っています。が、頑張っていても限界があります……。

こういう感じの文章を求めている、という情報はもらっていたので、それを前提に作業しています。と言いたいのですが、元の訳文のレベルが低いのでそこまでたどり着けません、という状態です。

クライアントが求めている品質をAとすると、私が受け取っている訳文の品質はB-かC+という状態で、納期と分量から考えると、私の力量では頑張ってもA-かB+あたりに持っていくのが精一杯なのです。校正を入れてAの品質に持っていくには、その前の段階でA-やA--レベルになっていることが必要です。C+からB+に持っていくより、A-からAに持っていくほうが大変なのです。

そして、はっきり書いてしまうと、「翻訳した人も、よくこの出来で採用されたな」という感じです。なんというか、日本語としては微妙な表現が見られたので、「母語が英語で、日本語は外国語という人が訳したのかな?」と思っていたのですが、英語の構造が分かっていないような訳もあって、「あれ、もしかして日本語が母語の人? それでこの日本語?」と頭をひねりながら作業していました。

翻訳者の養成にかかわっている人なら珍しくないのかもしれませんが、そういうことには関わっていない私には、なかなか衝撃的です……。

しかもこういう出来で、単価は翻訳のほうが高いのですから、「不公平だ!」という気分になります。

じゃあなんでそんなの作業しているんだ、と思われるかもしれませんが、これもはっきり言うと、この作業がそれなりの報酬になるからです。実は海外の会社からの案件なので、おそらく同じことを日本の会社がやっていたら、もっと買い叩かれるのではないかと思います。

以前は「海外の会社は安いからなー」と思っていたのですが、何年も経つと状況が変わるなあ、と思いました。

uriel_archangel at 11:53 | 仕事 
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