October 03, 2018
特別展「昆虫」
ぽっかりとスケジュールが空いたので、今日がチャンス! とばかりに行って参りました。実は、今週が最後のチャンスなのです。
10月の平日ということで、予想通りそれほど人出は多くありません。見学はしやすかったのですが、思った以上に小さいお子さんを連れた親御さんがいました。我が家の息子は虫が苦手なタイプなのですが、虫が好き、という人には、何度行っても楽しめる場所かもしれません。
私は昆虫がとても好きというタイプではないので、最初の模型のところで「ほー」となっていました。なんというか、模型のイメージするのが「大きなものを何分の1スケールで模型にする」なので、「実物の○倍サイズの模型」はすごいなあ、と思いました。「ハチって、こんなに毛が生えてるんだ!」という発見がありました。それと、クワガタの平たい感じも際立ちますね。
そして、昆虫の多様性ということで、いろいろなところに住むいろいろな種類の昆虫が展示されています。林の中で見られる昆虫は、光があまり届かない場所ということで、あまりカラフルではない、それどころか人間の目には地味に見える、というのは大きな発見でした。
それと、南国の昆虫と聞くと大きいものを連想しがちですが、小さいものもいるのですね。北(寒いところ)に行くほど大きさのバリエーションが少なくなりますが(ベルクマンの法則)、南(暖かいところ)は大きいものから小さいものまで生きていける環境なんだなあ、と実感します。
そういう多様性を超えて、「なんでそんな格好になったの?」という昆虫たちも展示されていました。美しい羽を持つモルフォチョウもいましたが、不思議な姿をしたツノゼミの標本も興味深かったです。ツノゼミ自体は小さいので、拡大した図を見て「へーえ」と感心していました。ロクロクビオトシブミも「なんでそんなに長い首になったの?」という不思議な姿をしています。
そして、閲覧注意の「Gの部屋」に入ります。中学高校の文化祭の生物部の発表のように、そこらへんで捕まえたと思われるGが入っていたら話は別ですが、ここで見られるのは都会では見られない(日本にいないのもいるかな?)、あまりGっぽくないGでした。Gとしては、そういうもののほうが主流だそうです。そのGの1種類を見ていて、「あれ、もしかしてJamiroquaiの"Virtual Insanity"に出てくるGってこれかな?」と思いました。たとえが古くてすみません。
昆虫の興味深い生態も紹介されていました。アリを利用する昆虫にはいろいろ種類がいて、どう利用するかもその種類それぞれで、興味深いなあと思いました。かわいらしい漫画で紹介されていました。ニホンミツバチの蜂球の映像も見られましたよ。
そして、夏休みのお子さん向けという感じで、「昆虫研究室」(どう捕獲し、どう標本するか)にも結構なスペースを割いていました。ノムラホイホイというわなが、中に入れるものを変える(だけでなく設置場所も変える)といろいろと捕まえられてよいそうです。検索してみたら、科博のサイトに作り方と使い方がありました。
そして、科学博物館が所蔵する、または著名な研究者が所蔵する標本が、たくさんありました。標本を作製し、保存する手間を考えると、在野の研究者の存在はとても大きいなあ、と思います。最先端の保存技術やデータ取得で得られた3D昆虫も見られます。
この展示のために発見したセイボウの一種に名前をつけよう、という企画もあり、ものすごーく、昆虫好きな子たちに「きみも今日から研究者!」というメッセージを送っているなあ、と感じられる展示でした。つまりは「昆虫好きの昆虫好きによる昆虫好きのための展示」ですね。何回見ても新たな発見があって、恐らくリピーター状態だったお子さんもいることでしょう。
こういう展示を見てますます昆活にいそしんだ子のなかから、未来の研究者が生まれるんだろうなあ、と思いました。
10月の平日ということで、予想通りそれほど人出は多くありません。見学はしやすかったのですが、思った以上に小さいお子さんを連れた親御さんがいました。我が家の息子は虫が苦手なタイプなのですが、虫が好き、という人には、何度行っても楽しめる場所かもしれません。
私は昆虫がとても好きというタイプではないので、最初の模型のところで「ほー」となっていました。なんというか、模型のイメージするのが「大きなものを何分の1スケールで模型にする」なので、「実物の○倍サイズの模型」はすごいなあ、と思いました。「ハチって、こんなに毛が生えてるんだ!」という発見がありました。それと、クワガタの平たい感じも際立ちますね。
そして、昆虫の多様性ということで、いろいろなところに住むいろいろな種類の昆虫が展示されています。林の中で見られる昆虫は、光があまり届かない場所ということで、あまりカラフルではない、それどころか人間の目には地味に見える、というのは大きな発見でした。
それと、南国の昆虫と聞くと大きいものを連想しがちですが、小さいものもいるのですね。北(寒いところ)に行くほど大きさのバリエーションが少なくなりますが(ベルクマンの法則)、南(暖かいところ)は大きいものから小さいものまで生きていける環境なんだなあ、と実感します。
そういう多様性を超えて、「なんでそんな格好になったの?」という昆虫たちも展示されていました。美しい羽を持つモルフォチョウもいましたが、不思議な姿をしたツノゼミの標本も興味深かったです。ツノゼミ自体は小さいので、拡大した図を見て「へーえ」と感心していました。ロクロクビオトシブミも「なんでそんなに長い首になったの?」という不思議な姿をしています。
そして、閲覧注意の「Gの部屋」に入ります。中学高校の文化祭の生物部の発表のように、そこらへんで捕まえたと思われるGが入っていたら話は別ですが、ここで見られるのは都会では見られない(日本にいないのもいるかな?)、あまりGっぽくないGでした。Gとしては、そういうもののほうが主流だそうです。そのGの1種類を見ていて、「あれ、もしかしてJamiroquaiの"Virtual Insanity"に出てくるGってこれかな?」と思いました。たとえが古くてすみません。
昆虫の興味深い生態も紹介されていました。アリを利用する昆虫にはいろいろ種類がいて、どう利用するかもその種類それぞれで、興味深いなあと思いました。かわいらしい漫画で紹介されていました。ニホンミツバチの蜂球の映像も見られましたよ。
そして、夏休みのお子さん向けという感じで、「昆虫研究室」(どう捕獲し、どう標本するか)にも結構なスペースを割いていました。ノムラホイホイというわなが、中に入れるものを変える(だけでなく設置場所も変える)といろいろと捕まえられてよいそうです。検索してみたら、科博のサイトに作り方と使い方がありました。
そして、科学博物館が所蔵する、または著名な研究者が所蔵する標本が、たくさんありました。標本を作製し、保存する手間を考えると、在野の研究者の存在はとても大きいなあ、と思います。最先端の保存技術やデータ取得で得られた3D昆虫も見られます。
この展示のために発見したセイボウの一種に名前をつけよう、という企画もあり、ものすごーく、昆虫好きな子たちに「きみも今日から研究者!」というメッセージを送っているなあ、と感じられる展示でした。つまりは「昆虫好きの昆虫好きによる昆虫好きのための展示」ですね。何回見ても新たな発見があって、恐らくリピーター状態だったお子さんもいることでしょう。
こういう展示を見てますます昆活にいそしんだ子のなかから、未来の研究者が生まれるんだろうなあ、と思いました。