November 23, 2019

* 御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」

11月22日が会期中最後の平日、ということで、慌てて行ってきました。東京ではなかなか見られなさそうな品々が見られることを期待して行きました――が、この日は寒い雨が降る悪天候でした(涙)

それでもたくさんの人が入場のために並んでいます。家を出る時間が遅れ、9時半くらいに現地に到着したのですが、博物館に入る時点で行列、会場に入るためにさらに長蛇の列ということで、入場までは30分くらい(それ以上?)待ったかもしれません。傘をさしていて時計を見ていないこともありますが、雨の中で並んでいると、待ち時間が長く感じられました。

奈良時代の貴重な写経(文書?)などもありましたが、印象に残ったのは素晴らしい工芸品です。螺鈿紫檀五絃琵琶は、後期は模造品の展示になっていましたが、どのように模造品を作ったかの映像が見られ、それを見ると紫檀や玳瑁(たいまい)などの貴重な材料を使って作っています。

弦に使われている絹糸は、上皇后陛下が育てた在来種の蚕から取れた絹を使っているそうです。さらには演奏が可能なように作られたということで、かつての技術をどのように現代によみがえらせるかの難しさも感じられました。そういう映像を見てから改めて模造品を見ると、「すごいなあ」と思います。

また、平螺鈿背八角鏡の美しい螺鈿も、鏡の大きさと細工のすばらしさに感心するばかりです。白瑠璃碗は、古墳から出土した同じようなものが東京国立博物館にあって、一緒に展示されているのですが、やはり土に埋まっていたものとは異なり、正倉院のものは透明感や輝きが一段違うと思いました。織物を見ると奈良時代や唐代の染織技術の高さが感じられますし、蘭奢待の大きさには驚きました。

いろいろな展示を見ていると、やはり奈良はシルクロードの終点なのだなあ、ということが実感できます。展示の最後は正倉院の宝物をどのように保護してきたか、というのが紹介されていました。正倉院では、塵芥も貴重なもので、今の私たちが見たらゴミにしか見えないようなものも、これは布地、これは糸、これは金属のパーツ……などと分類して、そこから現代では失われたもののの貴重な手がかりを探すのだそうです。

ただの「すごいもの」を並べるだけの展示ではなく、とても勉強になりました。そして、平螺鈿背八角鏡が気に入った私は、普段買わないクリアファイルを買ってしまいました。

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こちらは普通ですが……

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どんな細工が施されているか、こんなに大きく見えるのはとても素敵、ということで。普段ならマグネットあたりで妥協するところですが。A5サイズのクリアファイルもなかったので、A4サイズにしました。単純な私です。

uriel_archangel at 12:11 | 講演会・展覧会 
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