学び

November 10, 2018

* 英語もドイツ語も文法を見直し中

……と、三日坊主にならないように書いておきます。

少しずつですが、英語もドイツ語も文法書を読み始めました。

即戦力がつく英文法
日向清人
ディーエイチシー
2014-12-22


学校で習った文法とは違う説明です。私は日本語でも英語でも、学校で習う文法が性に合わず苦労しました。ここに出てくる説明は、やっぱり用語がすっと入ってこないこともありますが、考え方は分かるというところがあるのがうれしいです。まだ読み始めたばかりなので、ひととおりの文法の説明が終わったらどういう話が出てくるのかが楽しみです。

ドイツ語は、なじみ深いこの本にしました。



さすがに私が見たことのある版とは変わっていますが、ドイツのゲーテ・インスティテュートでは、これを使った授業が多かったです。この本には、文法事項の説明と練習問題が収録されています。

以前はコンパクトなサイズ(B6くらい?)だったのですが、取り寄せてみたところ、A5より大きいくらいのサイズでした。まあ持ち歩くわけではないし、この年齢になってみると、相対的に字が大きくなるのはありがたいので、改めて読んでいます。

一般的な文法書なので名詞の単数・複数形や冠詞の説明から始まっています。基本的な文法を忘れているわけではありませんが、自分で書いたり話したりしないと、細かい部分があやふやになっていますね。読みながら「あ、そういえばこんなルールもあった」と思うことが多いです。

練習問題の解答は別売なので、こちらも購入しました。が、海外からの配送なので、到着にはしばらくかかるでしょう。




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June 15, 2017

* "Reader's Digest"の定期購読を試してみる

Webサイトを見ていると、それまでの閲覧履歴から、関連するものの広告が出てくることがあります。楽天やAmazonの商品が出てくることがほとんどなのですが、Fujisan.co.jpの広告が出てくるサイトがありました。

実はFujisan.co.jpを利用して、NHKの講座のテキスト(電子版)や白水社の『ふらんす』(紙版)を定期購読しているので、広告が出てくること自体はおかしいことではありません。当然ですが、何を私がチェックしたかを踏まえて広告が出てきます。

ともかく、そこで出てきたのがこれです。これは、「アジア英語版」というところでしょうか。ページのタイトルにも出ていますが、実は今、キャンペーンでセール中ということで、最初の3か月は435円、その後も25%OFFの650円で購読できる、とのことでした。

息子が英語の勉強に使えるものを探していたし、これは安いのではないかと思い、さっそく購読することにしました。もう発売されている5月号を申し込んだので、手続きしてから3日くらいで手元に届きました。

改めて読んでみると、そんなに難しい文章ではなく、どの記事もほどほどの長さで、しかもコンパクトなサイズです(iPad miniより小さいかな?)。記事が取り扱うテーマもさまざまで、確かにこれは、学習に役立つなあ、と思いました。

この文章ならsummary writingができるし、こちらの文章はoutlineの分析に使える、という感じです。ただ読むだけというか、summary writingができる時間がなくても、読んで、パラグラフごとに「この段落のメインとなる文はどれか」というのを考えるだけでも、十分役に立つと思います。

もしかしたら大学受験で読む文章はもっと難しいかもしれませんが、数をこなそうと思ったら、ほどほどの難易度の文章に取り組むほうが、長期戦に耐えられるかもしれません。息子に見せたところ、見た目的にも堅苦しい感じがしないからか、気に入ったようです。

私も時間を作って、この雑誌を使ってそういう勉強をしなければなあ、と思っています。やらなければならないことが、いっぱいですね……。

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June 14, 2017

* 大学入試で問われる英語能力は変わってきているなあと思った話

もう4月の話ですが、息子の学校の保護者会で見た東京大学の二次試験の英語問題が面白いと思ったので、ちょっと調べてみました。……と言っても、著作権の関係で東京大学のホームページでは試験問題を公開していません。以前見られた場所も、今は公開していません。過去問が発売される季節になったからかな?

私は英語教育に携わっているわけでもないし、東京大学の問題を研究しているわけでもないのですが、それでも、「ああ、大学はこういう人材が欲しいのから、こういう問題にするのだな」というのは分かります。

学校の先生も言っていたのですが、「難解な語彙が使われた文章を読み、『理解できていますよ』という体で和訳する」というような問題ばかりではありません。和訳の問題はありますが、これは難しい、と感じるものではありませんでした。

去年ですが、東洋経済オンラインの記事が話題になりました。「模範解答がない」というのは驚くことではないです。ここでも書きましたが、変化が大きく激しく訪れる現代、「過去から現代に至る知識をあなたはどれだけ覚えてきましたか」ではなく、「これからまったく予期しないことが起こります。それに対して、あなたは(これまで得た知識やその場の状況を利用して)どう対処しますか」を問う問題が出題されるのが、これからの大学入試だろうと思っています。

私は学生時代に、アルバイトで「これが模範解答!」という答えのない国語のテストを作ったことがあります(1題だけだし、どうしてもこの行動の意図が分からない、でもここを問わないのはおかしいよね、という状態だったためですが)。私1人で採点したから可能だったかもしれませんが、こういう問題の場合、正しい箇所を引っ張ってきたか、という基準はないので、「話の筋が通っているか」「読んで納得できるか」を見ます。いやあ、私って先進的だったのね、なんて、こういう問題が話題になったときに思いましたよ。

そういう問題にばかり気を取られてしまいますが、今年は、「この試験会場(教室)で気づいたことを書け」みたいな問題が出たそうです。これはdescriptionだ、と思いました。「おじいちゃんが遺産をあげてもいい、と思うような手紙を書け」なんてのもありました。難しい単語の意味を知っていても、自分の意見や考えをまとめて発信する能力がなければ、太刀打ちできませんね。

息子がsummary writingをやりたがっていて、なぜだろうと思っていたのですが、これも必ず1問出てくるのだそうです。でも、やらなければいけないのはそれだけじゃないですよ……というか、情報発信が苦手なタイプは、descriptionなどのライティングで苦労するのではないかと思います。

ざっと英語の問題を見て、「ああ、難しい英語の文献を読める人よりも、英語できちんと自分の意見が発信ができる人がほしいんだな」と思いました。

そんなわけで、日本の大学入試で求められる英語は役に立たないのなんのと言う人は多いですが、そういう人は一度東京大学の過去問を見たほうがいい、と思います。確実に、私たちが学生だったときから変化しています。英語の問題が変わっていない大学は、この先生き残れない大学ではないか、とも思います(このときも、そういう話が出ました)。

自分自身の経験からの推測ですが、今の東京大学の英語の問題に一番ちかいのは、国際基督教大学(ICU)の英語の問題ではないかと思っています。つまりは、求める学生像……というか、学生に求める英語の能力が同じ、ということですね。

5月はブログを書いていなかった、ということに今さらながら気づいたので、もうちょっとまめに更新する努力をしなければ……。

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April 20, 2017

* 鏡リュウジ『占星術の文化誌』原書房、2017年 と関連イベントに参加して

このようなイベントの存在を知り、「ぜひともお話を聞きたい」と、先週行ってきました。実は最近めっきり夜に弱いもので、お話を聞いているのはともかく、その後帰宅するのがなかなか辛かったです。下北沢駅は、ホームから出口が遠いので、到着もぎりぎりになりました。ともあれ、会場となった書店で書籍も購入しました。

占星術の文化誌
鏡リュウジ
原書房
2017-03-22


このエントリーは、イベントでうかがった話と書籍に書いてあること、自分が他の本で読んでいた知識が入り乱れた内容になります。

占星術というと、現在のような「○○座(□月□日〜△月△日生まれ)の人は……」というものを想像しますが、これは比較的新しいものだそうです。

何が重視されるかというと、ホロスコープ、惑星の配置です。これは複雑な計算などが必要なので、誰にでも分かるものではありません。現代ではコンピュータが気軽に利用でき、私のような一般人でも無料で見ることができます(素人に解読はできませんが)。私が子供のころは、500円分くらいの切手を「マイバースデイ」編集部に送って、作ってもらった記憶があります(経験者は語る/笑)。

そういう、惑星の動きが人間に影響を与えるという考え方は、当時の文学作品や絵画にも描かれています。そういう作品ではありませんが、「惑星の子供たち」という絵もさかんに描かれたそうです。

――というところで、これまでに読んだ本を思い出しました。



この本の、まさにタイトルとなった「中世の星の下で」という文章で、「惑星の子供たち」を説明しているのです。ここでも、
中世の人びとの日常生活は今日よりもはるかに密接に星辰の世界とかかわっていた。(中略)地上の出来事や人間の運命は天体の運行によって規定されるものと考えられとりわけ獣帯、十二宮と遊星の動きが注目されていた。しかし遊星の動きのほうが獣帯よりも強力であり、人びとは常に七つの遊星の動きに注目を払っていた。当時の医学はまさに遊星の動きと密接な関連をもっていたからである。
とあります。占星術と聞いたときに、なんでこの文章を思い出さないんだ、私、と、勝手に落ち込みました。

ちょっと話が脱線しますが、「中世の星の下で」で紹介されている絵は、ヴォルフェッグ家に伝わるハウスブーフという書物のものです。ドイツ語版のWikipediaにHausbuch (Schloss Wolfegg)という項目があり、惑星の子供たちの絵も紹介されているので、ドイツ語が理解できなくても、どのような感じの絵か分かるかと思います。

中世ヨーロッパでは、人々は小宇宙(ミクロコスモス)であり、人々を取り巻く大宇宙(マクロコスモス)の影響を避けられない、という考えでもありました。これは、



に書かれていました。だとしたら、惑星がどこにあるかが人々に影響を与えると考えるのも道理です(こちらは現在、どこにしまいこんだか分からない状態になっているため、文章の引用ができません……)。こうして見てみると、近代化というのは、周囲を取り巻く大宇宙から、物理的にも心理的にも人間を切り離すことだなあ、と思います。

また、鏡リュウジさんの本では、ホルストの『組曲 惑星』から、占星術と音楽のかかわりについて説明しています。ピュタゴラスからケプラーが紹介されていますが、ここでルネサンス・バロック音楽が好きな私は、アタナシウス・キルヒャーも思い出しました。彼らの時代は、宇宙の秩序を音楽で表現しようとしていたのですね。

あれこれ書いていることが本を読んだ感想ではなくなっていますが、こういうふうにこれまでに得たいろいろな知識が結びつく、とても興味深い本でした。ヨーロッパの文学や芸術の鑑賞に占星術の知識があると余計楽しめるというのは当然ですが(古代ギリシャ・ローマ神話、聖書と同じです)、歴史の理解も深まるなあ、と思いました。

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August 28, 2015

* 英文読解力強化セミナー 〜誤読をなくし、誤訳を防ぐ〜

6月に開催されたセミナーが早々に定員に達し、好評だったとのことで、8月22日(土)に追加開催されたものです。この回もやはり早々に定員に達したので、9月19日(土)の再追加開催が決定しています。情報はこちらで見られます。まだ参加申し込み可能です。

私はきちんとスクールに通わず、誰かに弟子入りすることもせず、独学どころかいきなり実地で翻訳の仕事を始めたクチです。分かりやすく言うと、基本的にどれもこれも自己流で、ここまでやって来ました。まあ、これだけの年数続けられているのですから大丈夫なのだろうとは思うのですが、「今の自分のやり方でいいのかどうか確かめたい」という気持ちがあり、思い切って参加することにしました。講師のmikoさんが紹介してくださった参加者の感想(ブログのエントリー)も見て、「こういうところは、客観的に知っておいたほうがいいかもしれない……」と感じたのも大きかったです。

結構早い段階で参加申し込みをしていたのですが、課題に着手したのは直前になりました。ありがたいことではありますが仕事が入ったこともあり、「もっとじっくり時間をかけるつもりだったのにな〜」と思いながら(自分に言い訳しながら)の作業です。2つある課題の文章は、決して難しい内容ではないのですが、「こういうのに、引っかかる箇所がたくさん隠れているんだよなあ」とハラハラしながら作業しました。訳文ができたところで、指定の書式に合うように、慎重に項目を確認しながら提出用の文書を作成しました(だから『間違いのない完璧なものになりました』とは断言できませんが)。

そして、いよいよ講座です。最初は課題とは関係なく、ある映像に出てくる短いフレーズに、その場で適切な言葉を考える、というエクササイズのようなものでした。ここでのポイントは、「自分が選んだ言葉について、説得力のある説明ができるか」でした。どの言葉を選ぶかについて、絶対的な正解があるわけではありません。それでも原文の意図を汲んだ適切な言葉というのはあるわけで、複数の学習用英英辞典の語義を比較して、根底に共通するものが何かを調べました。

エクササイズが終わると、事前に取り組んだ課題を取り上げます。課題1は、とにかく「調査、調査、調査!」に終始する内容だったのではないでしょうか。恐らく、名前の挙がった人物や引用箇所を徹底的に調べることができれば、課題の文章を訳すのはそんなに大変なことではないだろうと思いました(それを表現する日本語力はともかく)。インターネットを駆使できる現代は非常に便利で、どこかのサイトに有料の会員登録などしなくても、今回の課題に役立つ情報は十分に入手できます。――とは言っても、誰でも簡単に入手できるものではなく、そこまでたどり着くには検索の際にコツが要りますよ、という話もありました。

課題2は、もう少し分量の多い文章でした。ここでは、筆者についてだけでなく、執筆の背景についても調べる、という話がありました。やはりインターネットでいろいろな情報が手に入れられます。筆者のwebサイトで顔写真はおろか、声や話し方までもPodcastで分かる可能性があります。それ以外にも、検索などで入手可能な情報を駆使して、「どのような訳文にするか」の検討ができます。ここではまた、outlineを知ることの重要性が指摘されました。英語圏の人は文章を書くときにoutline(設計図や骨格)から作るので、文章から骨格(要素)だけにすることもできるのです。

――ということで、恐らくレギュラーの授業で長い時間をかけている内容の「さわり」をサーッと流した感じかな、と思うのですが、充実したセミナーでした。このセミナーに参加して、自分の改善すべき点がいろいろあることが分かりました。あまり詳しく書くと自分で自分の首を絞めることになるので、書けることだけ書くと「自分の処理能力をきちんと把握できていない」があります。今のところこんな状態でもやってこれていますが、改善していきたいなあと思います。でも一方で、自信を持っていい点もあるのだなあ、ということも分かりました。これは恐らく「みんなが10秒かかるところを9.5秒でできた!」レベルの些細なことなので、どういうところで感じたかは秘密にさせてください……。

「正しいかどうか」よりも「説得力のある説明ができるかどうか」が重要なのだ、というのも今回のセミナーでの収穫でした。「間違っていても説得力があればいい」という意味ではなく、「説得力をもって説明するためには、しっかりとした根拠が必要」で、それには原文を正確に理解していることが重要なのです。

私の場合、今回の課題で一番あれこれと調べ、訳文を決めるのに時間がかかったのは、"You're welcome."でした。実はセミナーでその部分に関する話を聞いているうちに、一番最初に自分が考えた訳文で正しかった、しかも文脈にも合っていたのだ、ということが分かりました。ですが準備段階では「でもどうしてこの表現になるんだろう」というのがはっきりせず(自分で納得できず)、提出した訳では違う表現にしていました。面白いもので、説得力のある説明ができれば、過去にひっこめたものと同じ表現なのに、堂々と「これです」と言えるのです。

そんなわけで、いろいろと得るところの多かったセミナーですが、冷静に考えてみると、未知の世界の話ばかりでもありませんでした。中学受験や大学受験のときに、文章の構造を分析していたと思うのです。翻訳という観点からではありませんが、以前に自分がそういうことをブログで語っているのを見つけたので、リンクを貼っておきます。ここで書いていないことを追加すると、学生時代のアルバイトで中学受験塾の国語のテスト作問をしていたのも、役立っているかもしれません。

それと、根拠のある説明ができるためには、翻訳する文章が理解できていることも重要だなあ、と思います。となると、やはり英文法の知識も大切です。私はしょっぱなの5文型に苦手意識があり、高校の英文法の授業に苦労した時期もあったので、文法書に書いていることを丸暗記しなければダメだ、とは思いません。でも、「これは仮定法過去だから現実の話ではない」とか、そういう文法から分かる情報をきちんと拾えないと、日本語に訳したときに正しい文章になりません。「英文法の知識が大切」というのはそういう意味です。

今回のセミナーは、「正解を教えてもらう」のではなく、「最適な結果を導くものの考え方」を知るための内容でした。これまで自己流で深く意識せずにやってきたことが、セミナーでの話を聞くうちに、「改善点は確かにあるけれど、自分がやってきた方法は大きく外しているわけではない」と思えたのは、私にとって大きな収穫でした。仮にセミナー終了後に「ああ、今のままではダメダメだ〜」という感想だけしか浮かばない状態だったとしても、「これからは状況をどんどん改善できる」「今以上に悪くなることはない」というのは収穫だ、と考えればいいのです。逆に、そう考えられる人でないと、翻訳の仕事をやっていくというのは厳しいと思います。

訳文を「これは間違っている」「これは正しい」と名指しで批評するものではないので、翻訳に興味があるというレベルの人から、実際に翻訳に関わる仕事をしていて「今の自分のやり方でいいのだろうか?」と思っている人まで、学ぶところの多いものです。セミナーの概要を読んで気になった人は、思い切って参加したら、道が開けるのではないかと思います。

ちなみにこれは余談ですが、今回の文章は長くなるから書くのが大変だな……ということで、outlineから作りました(笑) 普段は思いつくままに書いているので話があっちこっちに行ってしまうのですが、骨格から作ったので、ゴールに向かって一直線の文章になりました。(このパラグラフはoutlineには書いていません)

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July 25, 2015

* 偶然見た放送大学の講義が興味深い内容でした

地上波やBSに面白そうな番組がなかったので、番組表を眺めていて見つけました。さっさとCSの番組表に移動していたら、気づかなかったかもしれません。見てみたところ、非常に興味深い内容でした。なんというか、「どまんなか」という感じです(笑)

先ほど検索してみたところ、このような授業でした。で、昨日見たのはこの2つです。上記のページからの引用です。
  • 写本から印刷術へ 〜書物の文化の発展〜
    初期中世には、カロリング時代の教会改革とともに聖書やラテン語古典の写本の文化が開花し、13世紀の大学成立の時期になると、書物には頁や索引が付され、より合理的な知識の検索ツールとなる。そのような書物の発展が活版印刷の発明を導き、書物の大量生産の時代を到来させた。その過程を考える。

  • 中世の民衆と文字文化
    中世の民衆の間で、いかに俗語の文字文化を発展していったかを中世後期まで辿る。とくに、都市の実務文書と俗語文字文化との関係や、「往生術」、「死の舞踏」といった宗教的な木版印刷が俗語文字文化の発展にどのようにかかわったかを考察する。
活版印刷についての話は、先日見たヴァチカン教皇庁図書館展とも重なるところがありました。活版印刷が、知識や思想を広めるという活動にどれだけ貢献したか、というのを考えさせられます。

それ以前は書物の「コピー」は写本しかなかったわけですから、知識や思想が広まる範囲やスピードは、今とは比べ物にならない(小さい)規模なのです。木版で印刷するとしても、それこそ活字を組んでいたわけではないですから、作成のスピードには限度があります。現代から過去を見る場合、そういう違いを意識しないといけないのですよね。

アントワープにあるプランタン・モレトゥス印刷博物館に、行ってみたいなあ、と思います。活版印刷が発明されたころから19世紀半ばまで、300年にわたって質の高い印刷を手掛けた会社が、今は博物館として保存されているのだそうです。

そして、ヨーロッパ各地に誕生した大学が地図に表示されていたのですが、やはりスペイン・イタリア・フランスに比較すると、ドイツ以東(中欧〜東欧)は大学の数が少ないなあ、と思いました。

「中世の民衆と文字文化」は、知らなかった話が多く、非常に勉強になりました。当時の人々にとって「読める」と「書ける」は同じではなく、違う人が担っていたのです。文字を書けるようになるためには、専門の教育が必要でした。

普通の人は(どのレベルかはしっかり覚えていませんが)、「ここに書かれているのは自分の名前だ」というのは分かっても、内容は口頭で説明を受けなければ分からなかっただろう、ということです。

そして、ワルド派についての説明が、私はまったく知らなかったことで、とても勉強になりました。ワルドは聖書の内容を俗語で(日常で使っている言葉)で記した書物を作り、それをもとに人々に説明することで、聖書の教えを知ろうとしたのです。

先ほども書きましたが、それまでは(そしてその後も)教会にあるラテン語で書かれた聖書を聖職者が説明してきたわけです。場所によっては、教会にも聖書は置いていない、ということはあったと思います。

そこで、「自分たちの言葉で聖書を読む」という活動をするグループにとって、当然教会での説明に納得いかないところも出てきます。いろいろと端折ってしまうと、そんなわけでワルド派は異端とされ、迫害されました。

ここで、分かる人には分かると思うのですが、聖書を自分で読むというワルド派の姿勢は、プロテスタントと非常に近いのです。活版印刷のある時代だったら、ワルド派の広まりや扱いも、違ったのではないかと思います。

実際、ワルド派の人々は、宗教改革期に多くがプロテスタントに合流したそうです。どこかは忘れましたが、ルターとワルド(ワルド派の創始者)の像のある宗教改革の記念碑(だったかな?)が紹介されていました。

偶然見つけた番組ですが、とても勉強になりました。

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April 23, 2015

* 気持ちを入れ替えて、2015年度もNHK語学番組を聞いています

2014年度の後半は、教習所に通うわ仕事が忙しくなるわで、すーっかり脱落してしまいました(汗) ついでにブログを書くのも脱落していて(爆)、ひとさまに知られることはなかったのですが……。

そんなわけで、あれやこれやが落ち着いて「2015年度こそ、しっかり最後まで聞くぞ!」なのです。今年もこのラインナップでいきますよ。
「まいにちドイツ語」は、入門編は完全に「ながら」で聞いています。応用編は、架空の旅行雑誌の編集部が「ドイツ人が見たい日本」をテーマに記事を作成する。編集部内での会話をもとに「話し言葉」、完成した記事からは「書き言葉」を学習する講座。ということで、集中して聞くように努めています。

「まいにちフランス語」の入門編は、昨年度前期の再放送です。これは一度にたくさんの内容を詰め込まないペースなので、また忘れたフランス語が思い出せるかなあ、と思いながら聞いています。今回初めて「CEFR(ヨーロッパ共通参照枠)」を参考に、講座の内容をA1.1レベルに設定しました。会話に役立つ表現を毎回とりあげ、何度も繰り返し発音練習をしながら、定着させていきます。ということなので、初心者にはもってこいの内容ですよ。応用編は、今の私にはレベルが高いです……。でも、せっかくなので「ながら」ですが聞いています。

「攻略!英語リスニング」は、時間をかけてじっくり取り組めば、とーっても身に付く講座なのですよね。通訳の基礎トレーニングだなあ、と思いながら取り組んでいます。でも、きちんとやろうとすると「大変だなあ」と気おくれしてしまい、やらなくなってしまうという自分の性格を考え、基本的に「聞くだけ」状態です。こんな調子なので、シャドーイングは悲惨な状態です(いちおう、集中して努力はしているのですよ)。

「実践ビジネス英語」は、今までと少し内容が変わりましたね。「スキットをきっちり日本語に訳す」ことよりも、「語義を英語で聞く」ことに重点が移ったように思います。そして、きっちりスキットを説明してくれるわけではないので、exerciseで「スキット内に出てきた単語」を探すのにひと苦労です。

こんな調子で、果たして自分に進歩は見られるのだろうか……と思わないでもありませんが、とりあえず「脱落しない」を目標に頑張ります。

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December 19, 2014

* 教習所日記その16

今日は休みなので、学科と技能を2時間ずつ受けました。

それにしても、技能で路上に出るんだよなあ……ということで、学科の時間もドキドキしていました。だって、これまでコースをのんびり走っていただけの人間が、他の車と一緒に一般道を走るんですよ〜(汗)

最初は学科だったので、話をきちんと聞きながらも、上の空……ほどではありませんが、「これから路上か〜」などと思っていました。

でもまあ、教習所が路上を走っていいと言うのだから、走っていいのです。相性のいい人が担当だといいなあ、と思っていたところ……みきわめの直前の技能を担当した人でした。ひと安心です。

最初にいちおうボンネットを開けてエンジンやオイルタンクがどこにあるか、どういうところをチェックするかを教わります。家族がこういうことをしているのを、見たことありませんが……。

そして車は指導員氏の運転で教習所を出て、いよいよ交代です。ひー、と思いながらの運転でしたが、意外と運転自体はなんとかなるものです。周囲がきちんと確認できるかは、また別の問題ですが。そこが問題なのですけれどね。

ただ、これまで20km/hくらいでのんきに走っていた人間には、30km/hはともかく40km/hは未知の世界です。道路によっては50km/hまで出せるところもあります。「えー、まだ踏まなきゃいけないの〜?」と思いながら必死でアクセルを踏み、あちこちをちょこちょこと走り回りました。

車に乗っているだけだと気づかないのが、ハンドルを握っていると路面の凹凸や傾きが伝わってくるということです。

人通りの多い場所では、横断歩道の有無に関係なく、人が車道に湧いてきます。色水に浸したスポンジをぎゅっと絞る感じで、人が出てくるのですよ……。「えーっ」と思わず言ったら、指導員氏に「これくらいで驚いてちゃダメ」と言われました。ひー。

見るからに教習車なのに、平気で横断歩道のないところで、その前をおばさんが通過していきますからね……。

疲れた〜、と思いながらやっとの思いで教習所に戻り、無事1時間目は終了しました。

ここで放心状態になるヒマもなく、次の学科です。この後も技能なんだよなあ、と思うわけですが、一度体験してしまえば、後はそんなに緊張しませんね。

次の技能は、初めての技能で担当した人が指導員でした。よく通るルートではこういうふうに走ったほうがいいですよ、的なアドバイスをもらえました。あと、前回の指導員氏と比べると几帳面な性格のようで、ハンドル操作も細かく指示されました。

途中で知っている場所に出たので、「こっちに行くと○○ですよね」と話したところ、まだ時間もあるし混雑もしていないので、「じゃあ○○に行ってみましょうか」ということで、急きょ予想外のルートを通ることになりました。交通量も多いし、大きな交差点では歩行者にドキドキだしで、またまた「ひー」です。

まあそんな状態でも、無事教習所まで戻れましたよ。コース内では右に寄りすぎて注意ばかりされていたのですが、路上では、今度は左に寄りすぎと注意されます……。路上駐車が多いので、安全のためにもセンターライン寄りがいいそうです。

でも対向車が来るんですよ。向こうも路上駐車が多いので、センターラインに寄ってくるんですよ。中央分離帯があるわけでもないので、逃げたくなりますよ。

学科→技能→学科→技能と盛りだくさんで、「ああ疲れた」です。初めてコース内を走ったときは「これで本当に車が運転できるようになるのだろうか」と考えたことを思えば、路上を走った後では「まあ、この後も練習すれば何とかなるかな」という気分でいられるのですから、希望はあります! 油断は大敵ですけれどね。

【卒業検定まで残り:学科14時間・技能17時間】

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December 18, 2014

* 教習所日記その15

早速今日から、バリバリ授業を取っていきますよ〜。

ということで、職場に行く前に学科を1時間。取れれば次の時間に技能も……と思ったのですが、これはできませんでした。なぜかと言うと、「仮免がまだ届いていないから(午後から可能)」です。免許が手元にない状態では運転できません。

第2段階の学科は、これまでと違って機械的に何か(例えば標識)を覚えるというより、実際に路上に出た際に役立つ知識を入れる、という感じです。だからって、簡単ということはないのでしょうけれど。ともかく今は、ひたすら授業を取っていくだけです。はい。

1月後半から混雑が始まるという話なので、それまでには大部分を終わらせたい……ということで、「頑張るぞ」という思いを新たに教習所を出ました。

【卒業検定まで残り:学科16時間・技能19時間】

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December 17, 2014

* 教習所日記その14

というわけで、前日に効果測定を突破した勢いで仮免の検定です。技能が終わってから時間が経ってしまうとあれこれ忘れてしまいそうなので、職場のシフトなど気にしません(当然ですがこういう生活は、上司の許可を得て行いましょう〜)。

最初に受験者が集められ、コースの説明を受けました。複数あるコースの中でも難しくないものだそうです。まあ、あの踏切がある時点で、どこを走っても難関なのは変わらないと思うのですが……。「縁石に乗り上げたらただちに止まってそのまま後退して、乗り上げる前の場所まで戻ってやり直すこと」という指示を聞きました。乗り上げたら即終了、ではなかったのですね(乗り上げたのに戻らなかったら即終了、という感じでした)。

受験者は4人いたので、2人ずつに分かれます。私と同乗するのは真面目そうな大学生らしき男の子です。年齢を考慮してか、最初に男の子、次に私という順番になりました。

他人の運転に同乗するというのは、とても勉強になります。私が助手席の後ろに座ったこともありますが、「真ん中を走っているつもりでも、意外と右に寄ってる」とか、そういうことが見えてきます。でも大きな失敗はないので、「たぶん合格だろうなあ」と思いながら見ていました。

いよいよ自分の番です。だーいたい上手くできたのですが(坂道発進の後の右折で対向車線にはみ出すこともなかったし!)、最後のほうでやってしまいました……。

なんと、踏切を出て左折するところでいつもよりハンドルを切るタイミングが早く、左の後輪が縁石(の端っこ)に乗り上げてしまったのです(汗) ガタン、と車体が上下した時点ですぐに止まり、「戻ります」と慌てて後退しました。指示ではそのまま後退、だったのですが、ひっかける程度で乗り上げたので、ハンドルを切って(と指導員がジェスチャーで指示してくれました)乗り上げたあたりまで戻って、やり直しました。

普段やったことのない失敗をやらかしてしまい、終盤だったこともありますが「あちゃー」と思いながら終了しました。

――で、採点結果は75点で合格でした。70点以上で合格なので、まあギリギリと言えばギリギリです。周囲の確認を怠りすぎていました。コースでは検定を受けている車しか走っておらず、気が緩んでいたかもです(汗) 第二段階は路上なのでこういうのが大事になるわけですから、以後気を付けます。

そして、次は筆記ですよ。対策プリントやテキストをチェックして、本番の試験に挑みます。効果測定よりもマーク欄が小さいくらいで、内容は基本的にこれまで見てきたものと大差ありませんでした。

……が、ものすごーく悩んだ設問が1つ。緊急車両が後ろから来たときの対応方法です。普段は確実に間違えている項目が1つあるので(その場でただちに停止、とか)、躊躇せず×がつけられるのですが、今回は全部合ってる! でも、例外があるから(道路状況によって臨機応変に対応する部分)これを○にしていいものかどうか、と、「うーん」と悩みました。いちおう「原則はこれだから」と○にしておきました。

公安委員会(だったかな?)で採点のため、合否は午後にメール連絡があるとのことで、ドキドキしつつ職場に向かいました。帰りがけに、「そういえば、『どのような場合でも』みたいな断り書きがない場合は、『原則として(例外もある)』ということかな」と気づきました。これに気づいたのは、卒業検定のときに役立つだろう、ということで。

連絡が来るはずの時間になってもメールが来ず、そわそわしながら働いていたのですが、30分ほど遅れてメールが到着! 無事合格していました(嬉)

いよいよ技能で路上に出ますよ〜。そして、2015年用のアクションプランナーも取り出して(ようやく出番が!)、学科のスケジュールを入れていきました。年内に終わらせることもできる勢いで設定しましたが、これだと家での仕事がほとんどできなさそうだし、効果測定や卒業検定まで間が空きすぎるので、もうちょっと時間をかけるプランに変更しました。

【卒業検定まで残り:学科17時間・技能19時間】

uriel_archangel at 10:26 | 日々の記録 | 学び
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