フリーランス

February 23, 2017

* 長時間作業すればいいというものではない

複数の翻訳の案件を並行して作業する日々が、長らく続いていました。最近になってそれが収まり、1つの案件だけに取り組んでいます。今後のことが今は読めないのと、確定申告がまだ終わっていないのとあって、仕事を詰め込まないようにしているのもありますが。

つまりは、外での事務の仕事と、家での仕事(案件は1つだけ。以前は2〜3あった)をする、ということになります。そういう生活をするようになって、気づいたことがあります。これは私だけの問題かもしれませんが、「なるほどー」と思ったので書いておくことにしました。

これまでは、「やること多いなあ」と思うと、無意識に出力をセーブしつつ動いていたようです。「長時間運転」を前提で考えて、「最初から飛ばすわけにはいかない」と考えるわけです。

でも今は、「これから控えている別の仕事」を考えなくていいので、最初から飛ばして作業しています。「このほかにあれがあるなあ」と思いながら作業するよりも、短時間で多くの作業ができるのです。

これは、私の仕事の考え方や進め方に問題があるのだろうと思いますが、「あれもある」「これもある」と気にしながらよりも、「今ここ」の作業に集中するべき、ということですね。

1つの案件だけ取り組んでいると言っても、作業中はそれをさらに切り分けて考えているので(作業するファイルは複数ある)、複数の案件を抱えている場合も、私の場合は、一つの大きな仕事と考えて取り組むほうが、効率がいいのかもしれません。

最近はおかげで夜もぐっすり眠れて、たいへん調子がいいです。というか、日中にエネルギーを使い果たしている感じで、夕食後に仕事をする気になりません。

こうやって書いていて思い出すのは、長距離走です。私の場合、「先は長いからセーブしておこう」と思い、ゴールしてから「もっと最初から飛ばしてもよかったんだなー」と思うことが多かったです。というか、ほとんどそんな感じでした。自分の体力や気力をちゃんと計っていないから、こういう事態になるんですよね。

なんというか、こういうところはスケジュール帳に書いても根本的な対策にならないので難しいですが、自分自身をしっかり見つめて(?)頑張ります。

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October 16, 2015

* コーディネーターさんと世間話で情報収集

最初に書いておきますと、それまでの関係の積み重ねとか相性とか、いろいろ条件がありますので、「誰に対してもチャレンジ!」とは言いません。

どういうことかと言いますと、香水探しのときもそうなのですが、ショッピングで「興味がある、買いたい気持ちも十分にある」というときは、これでも店員さんとお話して情報収集するのが億劫でないタイプなのです。なので、仕事のときもそういうふうに、窓口になっている方からお話を聞きましょう、という感じで、連絡があった案件と直接関係ないことも話すことがあります。

これは本当に、先方が「急いで翻訳者の手配をしなければ!」となっているときには邪魔でしかないので、タイミングにもよります。あと、メールだけでやり取りが終わる場合は、こういうのも難しいですよね。

これは私の経験ですが、コーディネーターさんのほうから、「この人の近況が知りたいな」と思って(メールでなく、いろいろ話が聞き出せるから)電話してくる、という場合もあります。これは、相手に時間の余裕があるわけですからチャンスです。

こちらの近況を話すついでに、先方の状況も聞き出してしまえばいいのです。「最近はどういう分野が多いですか」とか、「今の自分はこういう状況なのですが、それでもできる仕事はありますか」とか。これまた相手との相性次第なのですが、そんな感じでいろいろ情報収集できますよ。

「話を聞きたい!」と思う意中の相手から連絡がない場合は、思い切って「近況のお知らせ」的なメールを送ってみましょう。それで反応がなかったとしても、not foundでメールが戻ってくるのでないかぎり、一応相手とはつながっていることになりますから、「音信不通」からランクアップした、と思えばいいのです。

そういうふうに送った「近況のお知らせ」に目を留めてもらって、久々に連絡があったという経験もあります。なので、「いつでも、どこでも、誰とでも」ではないですが、全く効果がないわけでもないので、あてにならない方法ではありますが希望を持ってください、というところでしょう。

「こういうことをするのってどうだろう」という懸念もあるかもしれませんが、「武士は食わねど高楊枝」でやっいける状態にない人間は、悪あがきに見えるようなことでも動きましょう。それができないという人は、フリーランスは向いていないのではないかと思います。

そして、そうやってあがいているうちに、「武士は食わねど高楊枝」をやっていられる身分になります(保証はありませんが)。

uriel_archangel at 11:59 | 仕事 
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October 09, 2015

* 「安さ競争」には勝たなくていいや

――と、今朝のニュースを見ていて思いました。製造業だったかな? カンボジアに進出した企業の人が、「人件費が安いのが魅力」と言っていたのです。カンボジアでなければラオスとか、そういう「東南アジアでも後発組」です。

で、その言葉を聞いて、「――だとすると、賃金が上昇して人件費が安いと感じられなくなったら、そこを出て人件費の安い場所に行くのかあ」と思ったのです。

まあ、本当に人件費だけを判断基準にするとは思えない(思いたくない)ので、「熟練した技術を持つ人材の確保」ということで、賃金が上昇してもそこにとどまるという選択肢もあるだろうなあ、と考えることにしました。でも、技術は不要と思われるような単純労働の場合は、とことん「人件費が安いところ」を目指すのだろうなあと思います。

でも、国が発展していくと賃金は高くなります。今の中国がそういう状態だから、「次」を求めてカンボジアなどに進出しているわけです。そしていずれは、そういう国でも賃金は上昇します。次の国に行っても、同じように上昇すると思います。

これを延々と続けて、「人件費が安い」と感じられる場所がなくなった世界では、人件費の安さを追求する企業や技術の不要な労働はどうなるのだろう、とちょっと思いをはせてみました(答えはないのですけれど)。

一方で、翻訳の仕事はそういう「安さを追求」する類のものではないので、「安さ競争」に勝てなくてもいいや、と思っています。これは翻訳に限らず他の分野でもある話で、10年以上前のことですが、「中国で安価で作業してくれるので依頼したらひどいクオリティのものが出てきて、結局こちらでかなりの修正を加えた」という話を(また聞きで)聞いたことがあります。

技術が必要なものは、それなりのお金を出さないとそれなりの結果にしかなりませんよ、ということなのですが、決定権のある人がそれを分かっていないと、下が苦労する、という感じですね。

Proz.comで求人情報を見ていると、「応募時にbest rateをお知らせください」というものが非常に多いです。仕事の内容が本当に魅力的で「何を引き換えにしてもいいからこういう仕事がしたい」とか、「自分にはお金より経験が必要です」という段階であるならば止めませんが、そうでないなら、必要以上に安売りすることはないと思います。

で、現時点で「自分を安売りしているなあ」と思う仕事をしているなら、「もっと条件のいい仕事を探す(=そういう仕事が選べる実力を身に付ける)」というのが一番いいのですが、それが難しい場合は「作業効率をアップさせて時間あたりの単価を上げる」とか、何か工夫が必要だと思います。作業効率のアップは、一歩間違えると「仕事が雑になる」につながりかねないので、その後に影響がないとは言い切れません。

フリーランスは、自分に与えられた仕事について、まるで「天から降ってきた」かのように取り組む必要はありません。というか、それでは生き残れません。どんな仕事がしたいかを考えて、それを実現させるにはどうすればいいかを考えることが必要です。「いやいや、こういう仕事はできません」というラインを決めないと、搾取されて終わります。そういうことが自分で考えられない人には向きません。

最後は偉そうに説教じみて終わってしまいました……。

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September 09, 2015

* 「相性のいい取引先」は人それぞれ

分かりやすく言うと、兼業翻訳者の私は「高単価&短納期」の取引先は相性が悪いです。というか、スケジュールがぴったり合わないと対応できません(できるときもあります)。でも、専業でバリバリやっているという人にとっては、キャパシティに余裕がある限り、「よっしゃー、ばっちこーい」という気分になるのではないでしょうか。

私は、「単価は高いに越したことはありませんが、そこまで高くなくてもいいので(ただし、ものには限度というものがあります)、代わりに余裕のある納期をください」というタイプです。最近はどの取引先も、納期の余裕がない案件が多いので、全体的にお声がかかりにくくなっていますが。そういう中でも条件に合う仕事は探せばあるもので、なんとかいろいろなものが回るようになりました。

こんな感じで、どういう仕事が「条件がいい」と思えるかはその人の環境次第です。子供がまだ小学生なので、金曜午後に依頼があって月曜納品、みたいな仕事は避けたいという人もいれば、そういう制限がなく「人が休みたいときに働くのが売りです!」という人もいるでしょう。

ちなみに私は、子供はいますが部活三昧だし、旅費が割高になって、人も多い時期にわざわざ旅行をする気にならないタイプです。なので、「お盆や年末年始に出かける予定を入れないので、この時期に働くのは構わない」タイプです。(部活を引退したら受験生モードで、結局出かける予定のない生活になる……のかな?)

先ほどから何度も書いていますが、「高くない」にも限度というものがありますが、「単価はそんなに高くないけれど、たくさん仕事をくれる取引先」を評価する人もいるでしょう。まあ、「どれくらいの収入が必要か」「どれくらい作業できるか」を考えて、いろいろな取引先を組み合わせるのが大事だと思います。

で、またまた当然ですが、能力が高ければ「納期に余裕がありつつ単価も高い」仕事が可能になります。相性のいい取引先を増やすためには、自分の能力を高めるのも大事なのです。

翻訳の仕事でお断りする場面が増えると(翻訳の仕事の依頼があまりないな〜、という時期もそうですが)、「兼業じゃなければな〜」と思うこともなくもないです(回りくどい表現ですね)。でも、もっと大変なときに、今の職場にはとてもお世話になりました。上司が兼業翻訳者という立場に理解があって、とにかく融通が利きます。

さらに「ここ、私がいないと回らないのよね〜」という感じがビシビシと伝わってくるので、「退職する」という選択肢はありません。従業員が増えたら、働く時間や日数を減らす、という可能性は、大いにありますけれど。

uriel_archangel at 11:54 | 仕事 
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August 28, 2015

* 英文読解力強化セミナー 〜誤読をなくし、誤訳を防ぐ〜

6月に開催されたセミナーが早々に定員に達し、好評だったとのことで、8月22日(土)に追加開催されたものです。この回もやはり早々に定員に達したので、9月19日(土)の再追加開催が決定しています。情報はこちらで見られます。まだ参加申し込み可能です。

私はきちんとスクールに通わず、誰かに弟子入りすることもせず、独学どころかいきなり実地で翻訳の仕事を始めたクチです。分かりやすく言うと、基本的にどれもこれも自己流で、ここまでやって来ました。まあ、これだけの年数続けられているのですから大丈夫なのだろうとは思うのですが、「今の自分のやり方でいいのかどうか確かめたい」という気持ちがあり、思い切って参加することにしました。講師のmikoさんが紹介してくださった参加者の感想(ブログのエントリー)も見て、「こういうところは、客観的に知っておいたほうがいいかもしれない……」と感じたのも大きかったです。

結構早い段階で参加申し込みをしていたのですが、課題に着手したのは直前になりました。ありがたいことではありますが仕事が入ったこともあり、「もっとじっくり時間をかけるつもりだったのにな〜」と思いながら(自分に言い訳しながら)の作業です。2つある課題の文章は、決して難しい内容ではないのですが、「こういうのに、引っかかる箇所がたくさん隠れているんだよなあ」とハラハラしながら作業しました。訳文ができたところで、指定の書式に合うように、慎重に項目を確認しながら提出用の文書を作成しました(だから『間違いのない完璧なものになりました』とは断言できませんが)。

そして、いよいよ講座です。最初は課題とは関係なく、ある映像に出てくる短いフレーズに、その場で適切な言葉を考える、というエクササイズのようなものでした。ここでのポイントは、「自分が選んだ言葉について、説得力のある説明ができるか」でした。どの言葉を選ぶかについて、絶対的な正解があるわけではありません。それでも原文の意図を汲んだ適切な言葉というのはあるわけで、複数の学習用英英辞典の語義を比較して、根底に共通するものが何かを調べました。

エクササイズが終わると、事前に取り組んだ課題を取り上げます。課題1は、とにかく「調査、調査、調査!」に終始する内容だったのではないでしょうか。恐らく、名前の挙がった人物や引用箇所を徹底的に調べることができれば、課題の文章を訳すのはそんなに大変なことではないだろうと思いました(それを表現する日本語力はともかく)。インターネットを駆使できる現代は非常に便利で、どこかのサイトに有料の会員登録などしなくても、今回の課題に役立つ情報は十分に入手できます。――とは言っても、誰でも簡単に入手できるものではなく、そこまでたどり着くには検索の際にコツが要りますよ、という話もありました。

課題2は、もう少し分量の多い文章でした。ここでは、筆者についてだけでなく、執筆の背景についても調べる、という話がありました。やはりインターネットでいろいろな情報が手に入れられます。筆者のwebサイトで顔写真はおろか、声や話し方までもPodcastで分かる可能性があります。それ以外にも、検索などで入手可能な情報を駆使して、「どのような訳文にするか」の検討ができます。ここではまた、outlineを知ることの重要性が指摘されました。英語圏の人は文章を書くときにoutline(設計図や骨格)から作るので、文章から骨格(要素)だけにすることもできるのです。

――ということで、恐らくレギュラーの授業で長い時間をかけている内容の「さわり」をサーッと流した感じかな、と思うのですが、充実したセミナーでした。このセミナーに参加して、自分の改善すべき点がいろいろあることが分かりました。あまり詳しく書くと自分で自分の首を絞めることになるので、書けることだけ書くと「自分の処理能力をきちんと把握できていない」があります。今のところこんな状態でもやってこれていますが、改善していきたいなあと思います。でも一方で、自信を持っていい点もあるのだなあ、ということも分かりました。これは恐らく「みんなが10秒かかるところを9.5秒でできた!」レベルの些細なことなので、どういうところで感じたかは秘密にさせてください……。

「正しいかどうか」よりも「説得力のある説明ができるかどうか」が重要なのだ、というのも今回のセミナーでの収穫でした。「間違っていても説得力があればいい」という意味ではなく、「説得力をもって説明するためには、しっかりとした根拠が必要」で、それには原文を正確に理解していることが重要なのです。

私の場合、今回の課題で一番あれこれと調べ、訳文を決めるのに時間がかかったのは、"You're welcome."でした。実はセミナーでその部分に関する話を聞いているうちに、一番最初に自分が考えた訳文で正しかった、しかも文脈にも合っていたのだ、ということが分かりました。ですが準備段階では「でもどうしてこの表現になるんだろう」というのがはっきりせず(自分で納得できず)、提出した訳では違う表現にしていました。面白いもので、説得力のある説明ができれば、過去にひっこめたものと同じ表現なのに、堂々と「これです」と言えるのです。

そんなわけで、いろいろと得るところの多かったセミナーですが、冷静に考えてみると、未知の世界の話ばかりでもありませんでした。中学受験や大学受験のときに、文章の構造を分析していたと思うのです。翻訳という観点からではありませんが、以前に自分がそういうことをブログで語っているのを見つけたので、リンクを貼っておきます。ここで書いていないことを追加すると、学生時代のアルバイトで中学受験塾の国語のテスト作問をしていたのも、役立っているかもしれません。

それと、根拠のある説明ができるためには、翻訳する文章が理解できていることも重要だなあ、と思います。となると、やはり英文法の知識も大切です。私はしょっぱなの5文型に苦手意識があり、高校の英文法の授業に苦労した時期もあったので、文法書に書いていることを丸暗記しなければダメだ、とは思いません。でも、「これは仮定法過去だから現実の話ではない」とか、そういう文法から分かる情報をきちんと拾えないと、日本語に訳したときに正しい文章になりません。「英文法の知識が大切」というのはそういう意味です。

今回のセミナーは、「正解を教えてもらう」のではなく、「最適な結果を導くものの考え方」を知るための内容でした。これまで自己流で深く意識せずにやってきたことが、セミナーでの話を聞くうちに、「改善点は確かにあるけれど、自分がやってきた方法は大きく外しているわけではない」と思えたのは、私にとって大きな収穫でした。仮にセミナー終了後に「ああ、今のままではダメダメだ〜」という感想だけしか浮かばない状態だったとしても、「これからは状況をどんどん改善できる」「今以上に悪くなることはない」というのは収穫だ、と考えればいいのです。逆に、そう考えられる人でないと、翻訳の仕事をやっていくというのは厳しいと思います。

訳文を「これは間違っている」「これは正しい」と名指しで批評するものではないので、翻訳に興味があるというレベルの人から、実際に翻訳に関わる仕事をしていて「今の自分のやり方でいいのだろうか?」と思っている人まで、学ぶところの多いものです。セミナーの概要を読んで気になった人は、思い切って参加したら、道が開けるのではないかと思います。

ちなみにこれは余談ですが、今回の文章は長くなるから書くのが大変だな……ということで、outlineから作りました(笑) 普段は思いつくままに書いているので話があっちこっちに行ってしまうのですが、骨格から作ったので、ゴールに向かって一直線の文章になりました。(このパラグラフはoutlineには書いていません)

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August 27, 2015

* 自分の世界を広げて刺激を受けるって大事だなあ

翻訳に関するセミナーに参加したり、興味深い作品との出会いがあったりと、あちこち出かけたわけではありませんが、充実した夏を過ごしています。

恐らくこのブログで何度も書いているのですが、「今の状態が一番いい」と感じられても、そこから一歩も動かないのは良くないです。世の中がまったく変化しないというのはありません。気づいたら「一番いい状態」が時代遅れになっていて、「これは何とかしなければ」と思っても、すぐに対応できない可能性があります。

そんなわけで、結果として「現状維持」のままだとしても、「ではこの快適な自分の環境の周囲はどうなっているのかな」という視点で、業界や世の中を見渡してみるというのは大切です。そうすると、完全な「現状維持」ではなく、一部環境に適応させるという選択があるかもしれません。

それと、新しい世界に触れるのはいいなあ、としみじみ思います。自分の興味や関心が刺激されて、思考回路に新しい要素が加わって、活発に動くような感じがします。セミナー参加は物理的な移動がありますが、読書は外出しなくてもできます。オンラインの書店を利用すれば、自宅から一歩も出なくても本が手に入る、便利な世の中になりました。そう言えば、オンラインのセミナーというのもありますね。

ぐちゃぐちゃ書いてしまいましたが、自分の世界を広げるのは、「昨日までとは違う自分」になれるきっかけだと思います。偉そうに言うと、変化(成長)の機会、でしょうか。

フリーランスで生きていくには、周囲の変化に自分も合わせる柔軟性が必要です。例えばですが、今の時代、紙の辞書と原稿用紙で翻訳をしているという人は、まずいないのではないでしょうか。新しいテクノロジー(という表現自体、なんだか年寄りじみた感じがしますが)を取り入れるというのも、立派な適応です。

何歳になっても「ぜひREMIさんに」と選ばれる人間になるべく、努力していこうと思います。

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July 20, 2015

* ちょっと無理をしすぎたのでペースダウン

昨年末からいろいろと順調にものごとが動いていたのですが、先週はちょっと無理がたたったかな、という状態になってしまいました。

以前から何度も書いていますが、私は体力にものを言わせてきた人間です。でも、その体力も昔とは違うので、無理をしたときの後への響き方が、大きくなってきました。

寝不足だと、「心臓に負担をかけているなあ」という感じがするのです。2〜3日はあまり使い物になりません。だったら、同じペースで仕事ができる状態をキープするのが一番です。

で、そうすると、一番大事なのは
「無理せず作業が終えられるように、スケジュール管理をする」
というのが大切なのです。これまた何度も書いていますけれど。

この年齢になると、「こんな無理しちゃった」は自慢になりません。「若いときはムチャしたけど……」という昔話にできるように努力しましょう。

でもまあ、やってしまったのはしょうがないので、今月いっぱいは、のんびり過ごそう(=仕事を詰め込まないようにしよう)と思います。

uriel_archangel at 18:24 | 仕事 
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June 22, 2015

* 「勉強しないと生き残れない」って普通のことじゃないの?

食べ物を買うついでに、コンビニで雑誌の棚をついついチェックします。で、見つけたのがこちら。

AERA 2015年 6/29 号 [雑誌]
朝日新聞出版
2015-06-22


表紙の特集の見出しを見て、「おや、とうとうこんな話が」と思い、ぱらぱらとめくってみました(すみません、立ち読みです)。

見出しだけの予想では、「学生は遊ぶ暇もなくたくさん勉強しなくちゃいけないとか、学歴が将来の選択肢もあれこれ決めちゃうとか、そんな感じの話かな?」と思ったのですが、ちょっと違いました。

出版社のサイトの、今号の情報が載っているページはこちらです。

なるほど、社会人になっても勉強が続くよ、という話か……というところで、「いやいや、社会人になっても勉強しなくちゃいけないというのは、フリーランスにとって当たり前なんですけど」と思いました。

よくよく見ると、縮小する労働市場で会社に依存せずキャリア形成するにはなんて書いてあるではないですか。

見出しだけ見ると、「えー、キャリアって会社に依存して形成できるものなの?」と思ってしまいます。きちんと内容を読みながら書いているわけではないので、あーだこーだと論じることはしませんが。

自分の価値を高めるために勉強を続けなければならないというのは、フリーランスの翻訳者として働いている人にしたら当然のことなので、「こういうことも記事になるのね」と思いました。

そういう、ある1つの仕事でのキャリア形成のための勉強でなく、ジョブチェンジ……というか、「労働市場で生き残るため、付加価値を付ける(それまでの経歴とあまり関係ない場合もあり)」ための勉強も紹介されていました。

MBA、プログラミング、英語…3大スキルの効用という見出しだけを見ての感想ですが、私が今まで「自称翻訳者」からスタートしてなんとかやってこれているのも、「英語ができるから」というのが大きいなあ、と思います。

「英語(に限らず外国語)ができる」というのは、ただ単に外国の人とコミュニケーションが取れるというだけでなく、「日本語を使用したコミュニケーションでも、多様性に配慮して柔軟に対応できる」という側面があると思うのです。

私の場合、分かりやすく言うと「母語が同じ人同士でも、話が通じないときがあるのね」と発見し、「多くの人に理解される(誤解・曲解をされにくい)表現」を意識するようになりました。そもそも翻訳の仕事でこういうことをやってきているわけですが、外国語→日本語のときだけでなく、日本語→日本語でもそういう意識が必要なのだと分かった、という感じです。

まとまりなく書いてしまいましたが、普通の会社勤めをした経験のない私には「普通の世界」だったので、「そうか、これがスタンダードになるのか」と思っています。

ついでに言うと、「従来の働き方+勉強」だけが評価されるのでなく、いろいろなバックグラウンドを持った人、やむをえない理由でキャリアを中断せざるを得なかった人が、自ら学んで身に付けた知識や技能で、労働市場で正当に評価されるようになるといいなあ、と思います。って、今回の記事からは飛躍していますけれど。

uriel_archangel at 18:30 | 仕事 
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June 20, 2015

* 仕事のオファーが重なるときは妙に重なるものです

昨日は、面白いくらい仕事の連絡がありました。

最初に来たメールに返信を書いてしばらくしたら、またメールが来たので、「さっきの返事かな」と思ってメールを見たら、違う会社の違う話で、そちらに返事を書いてしばらくしたら、最初に連絡があった会社から返事が来て、さらにまたまた違う会社から仕事のメールが……という状態でした(汗)

1日のほんの数時間でこういうふうに重なると、まるで自分が売れっ子になったかのように誤解してしまいますね。あっという間に予定が埋まったので、忘れないようにスケジュール帳に記入しました。

アクションプランナーのプロジェクト・アット・ア・グランスは、サンドボックス的な使い方(スケジュール立案の試行錯誤に使うための下書き)を意図しているそうですが、私はここに、外出予定や事務仕事の予定、取引先別に「○日に依頼があって、△日に納品」みたいな予定を書いています。普通のカレンダータイプより流れが見やすいので、便利に使っています。

よくよく考えると、ウィークリーのページより、プロジェクト・アット・ア・グランスを活用しているような……。以前も書いたかもしれませんが、大きな流れは悪くないものの、それを週単位、日単位で上手く落とせていないのが私の時間管理の欠点です。改善の余地があります(と思っていても実行しないのが問題です)。

スケジュール帳について語りすぎました。以前は、こういうときは自分の能力が及ばなかったこともあって、「スケジュールに余裕がありません!」と、泣く泣くお断りしていたものです。ですが、ありがたいことに、作業期間が微妙にずれていたり、自分の能力の向上もあったりで(自画自賛ですみません……)、最近は「泣く泣くお断りする」というのは少なくなりました。

――というか、ベースの仕事ができたので、「好き嫌いせず、どんなものでも美味しくいただきます」みたいな雑食どころか悪食的な働き方をしないですむようになり、「自分の条件に合わないものは無理して掴まない」という行動ができるようになったのです。

去年参加したIJET-25や翻訳祭でも、フリーランスの仕事の進め方についていろいろ話が出ましたが(で、翻訳祭のことをまーったくブログに書いていなかったことに気づいたり)、確かに「大先生」にならなくても仕事は選べるなあ、と思いました。

ただ、ベースとなる仕事は「これだ」と思えるものである必要はありますね。天秤にかけたときに、ベースでない仕事を「泣く泣く断る」と感じるものだと、働いていて満足感が得られるとは思えません。

理想は「とても興味のある内容で、環境も充実していて、収入の面でも満足できる仕事」です。でも、そういう仕事がすぐに見つかるとは限りません。なので、「収入の面でやや不満があっても、仕事の内容や環境が充実していて満足度が高い」か、「それなりの収入になるので、仕事の内容や環境の点では妥協もあるが満足度が高い」などという選択肢もあるな、とある程度割り切ることが必要だと思います。

そして、何を優先するか、どういう仕事を具体的に選ぶかは、まさにその人次第です。正解は誰も教えてくれません。と言うか、教えられるものではありません。自分で考えて、自分の責任で選ぶもので、それができる人がフリーランスとして働き続けられるのだと思います。

uriel_archangel at 12:18 | 仕事 | 時間管理
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June 17, 2015

* 海外の翻訳会社のコーディネーターさんはフレンドリーで上手いこと言ってくれます

先日、海外の結構大きな翻訳会社(Proz.comの有料会員だったときに登録したところ)のコーディネーターさんからメールがありました。

「こういう継続的なプロジェクトがあります。先方が優秀な人材を選びたいということで、あなたが条件に合うので連絡しました。このプロジェクトに興味があるということでしたら、トライアルを受けていただくのですが、いかがでしょう?」

――ということで、興味があったのでトライアルを受けました。その後2〜3週間ほど連絡がなかったので、「ダメだったんだなあ」と思いつつ過ごしていました。ダメだった場合に何の連絡もないというのは、よくある話なので。

でも、予想とは少し違っていて、さらに後、トライアルから1か月ちかく経過したところで、コーディネーターさんからメールが届きました。

「残念ながら、あなたは選ばれませんでした。でもいつか、あなたと一緒にプロジェクトができればと思っています」

いやー、フォローしてくれてありがとう! ……ということで、私のほうも、

「わざわざ連絡ありがとうございます。私にできることがありましたら、またご連絡ください」

と書いたところ、

「ぜひぜひ! 同僚にも、あなたのことを推薦しますから」

と、さらにお返事がありました。

「うーん、今回ダメだったのに、『この人いいよ!』ってホントに言うのかな?」という疑問がないわけではありませんが、イヤな気持ちにさせないというのは、良好な関係を築く上で大切ですね。今回の件では先方とは合わなかったけれど、他のところとは「ぜひぜひ!」になる可能性もゼロではありませんし。

恐らく日本語(ビジネスメール)だと、もっと堅い感じになってしまって、カジュアルにこういう感じでのやりとりはしにくいでしょうね。ある程度関係が築ければ、こういう話もできるかもしれませんが、しょっぱなからできるかというと……ですね。

ちなみに、英語だからと言って構える必要はありません。こちらだけでなく相手も英語のネイティブではないことも多いです。しかも、仕事の打診の時は「英文メールの書き方」的な本に出てくるようなカチッとした文章ではなく、"Hi!"で始まったりシンプルに用件だけだったり、"Thank you :)"こんな顔文字が入ってきたりするので、無理せず気楽に書けます。

――とは書いたものの、応募するときのカバーレターは、オーソドックスな文章の書き方にしておくほうが無難かな、と思います。これは、最初に頑張って、一度型を作ってしまえばいいのです。その後はちょこちょこいじって使いまわせます。

いろいろ可能性を考えている人は、思い切ってトライしてみてはどうでしょう。もちろん、相手がきちんとした会社か調べるというのは必要ですよ。

uriel_archangel at 11:46 | 仕事 
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