モテット

November 06, 2011

* Cristobal de Moralesの"Circumdederunt me gemitus mortis"

今日は久々に古楽(中世〜バロックの音楽)の話にします。しかも宗教音楽です。



お気に入りのCDのなかでも、「お気に入りランキング」でかなり上位に来る曲です。歌詞の日本語訳を見ると「ええっ?」と思うような内容ですが(冒頭部分の訳が『死のうめき声(悲しみ?)が私を取り巻く』ですから)、不思議な静かさや落ち着きが感じられて、とても好きです。

というか、そのCD(というか『このCD』というか……むにゃむにゃ)に入っている、同じ作曲家(クリストバル・デ・モラーレス)の曲が、どれもいい感じなのです。

貧乏性なので今回は紹介しませんが、黄金世紀のスペイン音楽は、とってもかっこいい曲が多いのです。昔の音楽だから単純、なんてことはまったくなくて、当時から「スペインらしさ」を感じさせる雰囲気です。やはり、イスラムの影響下にあったり、北アフリカが遠くなかったりで、様々な文化の影響を受けているのでしょうね。

――ということで、こういうネタがありますよ、とちらりと書こうと思ったのですが、全然「ちらり」にはならなさそうなので(調べるのに時間がかかりそうで……)、これまた後日にご紹介します(汗)

この時代のドイツは、残念ながら田舎なのですよね〜。音楽を聴いていても、あまり「垢抜けた」という印象がありません。フランドル地方のほうが、文化が美しく花開いています。

uriel_archangel at 23:58 | 日々の記録 
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