国立新美術館

June 16, 2017

* 気になる展覧会情報(20170616)

前回は「書ききれない」と数を絞ったのか情報が少なかったのか、ここにきて調べたら、興味深い展覧会がたくさんあることが分かりました。だいたい、会期の終わりが近い順に並べています。
  • 江戸東京博物館
    • 発掘された日本列島2017(2017年6月3日〜7月23日)
      おそらく最近の発掘調査の成果が淡々と展示されている、という感じだろうと思いますが、こういう展示もまた面白いです。奈良の平城京跡に行ったときに、こういう感じの展示があったのを思い出しました。そのときもありましたが、「東日本大震災からの復興と埋蔵文化財の保護」というテーマの展示もあるそうです。
    • 2017年NHK大河ドラマ 「おんな城主 直虎」特別展 戦国!井伊直虎から 直政へ(2017年7月4日〜8月6日)
      会期が短いのですよね。名前の通り、大河ドラマに関連しての展覧会です。ドラマを見ている身としては、青葉の笛を見てみたいなあ、などと思っています。昨年の真田丸とも多少重なるところもある時代ですし。

  • 東京国立博物館
    日タイ修好130周年記念特別展「タイ 〜仏の国の輝き〜」 (2017年7月4日〜8月27日)
    これは、前にあったインドの仏像展のタイバージョンかな〜、という感じです。主催が日本経済新聞だし、みうらじゅんさんといとうせいこうさんがグッズの監修をしているし。会期が近づいたら、BSジャパンで2人が出演する特集番組が放送されるかなー。というのはともかく、東南アジアの仏像を日本で見る機会はあまりないので、見に行きたいなあと思っています。

  • 国立科学博物館
    企画展「まだまだ奥が深いぞ!『相模の海』−最新の生物相調査の成果−」(2017年6月13日〜9月3日)
    特別展ではなく企画展なので、パンフレットのPDFにリンクしています。DASH海岸を見ていると、東京湾や相模湾は、世界でも貴重な深海生物が見つかる場所、というのが分かります。恐らくそれ以外でも多彩な生態系なのでしょうけれど……。そんなわけで、特別展に比べると小さい展示だろうと思いますが、楽しめるだろうと思っています。

  • 国立新美術館
    国立新美術館開館10周年 ジャコメッティ展(2017年6月14日〜9月4日)
    ジャコメッティは、作品は見たことがありますがそんなに詳しくは知らない人物なので、これを機に知ることができたらいいなあ、と思っています。10周年記念として開催するわけですから、「これぞ」という充実した内容でしょうし。

  • 三菱一号館美術館
    レオナルド×ミケランジェロ展(2017年6月17日〜9月24日)
    実はこの美術館、気になる展覧会が多いものの、まだ行ったことがないという状態で……。今回は、概要を見ると、ダ・ヴィンチとミケランジェロの素描をメインに紹介するのかな? という感じですね。有名なあの絵が来る、という展覧会ではありませんが、楽しめると思います。
――と、こんなに書いてもまだまだ終わりません。書いているうちに、「あ、あそこの美術館チェックするの忘れた」というのも出てきましたし。まだまだ続きますよ〜。

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April 12, 2017

* ミュシャ展

これはチャンス、ということで、平日に息子が動ける春休み中に行きました。週末は混雑するかなあ、と思ったので。実際、平日でもチケット売り場は行列ができていました。草間彌生展も開催されていたので、ダブルですごいことになっていたようです。

ミュシャ展は、会場に入るまでに並ぶ、というのはありませんでした。また、展示されている作品自体がとても大きいので、作品の前に人が殺到してしまうこともなく、作品が十分に見られない、ということはありません。

スラヴ叙事詩は、スラヴ民族の苦難、連帯、栄光の歴史、そして賛歌を描く大作(物理的にも)です。展覧会でよく見られるパリ時代のポスターなどとは異なり、重厚な雰囲気と色使いです。この作品が描かれた当時の東ヨーロッパの情勢に思いを馳せました。

それこそ、今までのミュシャの作品が出てくる展示会と異なるのは、アール・ヌーヴォーの旗手としてのミュシャではなく、スラヴ人としての自覚をもった、独立間もないチェコスロヴァキアに協力を惜しまないミュシャを紹介している、ということです。

スラヴ叙事詩だけでなく、そこまで大きくない作品も今回は展示されています。パリ時代の作品もありますが、普段あまり目にする機会のないプラハ市民会館のために作られた作品や、彼がデザインをしたポスター、紙幣、切手などが見られました。

今回は躊躇せず図録を購入したので、グッズは見ないようにしていたのですが、息子が「あ、クルテクだ」と気づきました。息子が小さいときにカートゥーン・ネットワークで放送していてよく見ていたので、知っていたのでした。クルテクはチェコの作品ですから、こういうときにグッズがあるのは当然ですね。

そんなわけで、こちらもお買い上げです。

image

このマグネットは、4種類あったそうです(気にしないで買ってた……)。ポーチはちょうどいいサイズだったので、早速スマホ(Nexus5)を入れています。

スラヴ叙事詩はチェコに行かなければ見られないと思っていたので、これは見ておかねば、ということで行きました。以前の貴婦人と一角獣のタピスリーもそうですが、「これが日本で見られるとは思わなかった」というものも、来ることがあるのですね。今後も機会を逃さず行かねば、と思いました。

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January 27, 2017

* 気になる展覧会情報(20170127)

今年も興味をひかれる展覧会がたくさん、という結論です。
  • 国立新美術館
    ミュシャ展 (2017年3月8日〜6月5日)
    ミュシャの《スラヴ叙事詩》が見られるというだけで、「行くべし」と思います。国外に出るのは初めてのことだそうです。まあ、大きくて移動させるのが大変だし、そこまでやって採算が合うと判断できると思える場所は少ないのかもしれません。なんだかんだ言われていますが、日本(東京)はこういうアートのイベントが頻繁にあって、恵まれているなあと思います。本当はこういう大物にだけ反応するのではなく、身近なアートも大切にしなければいけないのでしょうけれど……。

  • 国立科学博物館
    大英自然史博物館展(2017年3月18日〜6月11日)
    呪われたアメジストが広告に使われていて、Twitterで話題になっていました。もちろんそれだけではなく、世界中で活躍した英国が(というポジティブな表現だけではおさまりませんが)、世界中で集めた貴重な標本なども展示されるようです。

  • 東京都美術館
    ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 BABEL 16世紀ネーデルラントの至宝 ―ボスを超えて―(2017年4月18日〜7月2日)
    ブリューゲルの「バベルの塔」がメインですが、ヒエロニムス・ボスの2作品も目玉だそうです。ボスの作品が16世紀にリバイバルした、というのも扱うみたいですね。以前にも書いたことがありますが、ボスの絵は本当に面白いです。おそらく、実在しない悪魔や魔物の造形というのは画家の想像力をかきたてるもので、画家はそれを駆使して描いているのでしょう。バベルの塔だけでは弱いのかな〜?

  • Bunkamuraザ・ミュージアム
    ベルギー 奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで(2017年7月15日〜9月24日)
    これは、先ほどの東京都美術館でのブリューゲル展とつながるというか、まったく関連がない、ということはないと思います(企画するほうにそういう意図があるかは別として)。こちらでは、ボスの作品とベルギーの19世紀〜現代のアートに共通するものが見られるようです。


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May 18, 2015

* マグリット展

まだ会期末までは時間がありますが、せっかくルーヴル美術館展と同じ会場で開催されているのですから、あわせて行くのが合理的というものです。こちらはルーヴル美術館展に比べて、ゆったりと鑑賞できました。

ルネ・マグリットの作品を、基本的に時代別に展示しています。時代に関係なく、繰り返し繰り返し使われるモチーフがあって、「ああ、これが彼のこだわっているところなのだな」というのが感じられます。

知らなかったのですが、2009年にマグリット美術館がブリュッセルにオープンしたそうです。マグリット美術館の英語のサイトはこちら。この美術館が全面的に協力した展覧会で、展示されている作品も美術館だけでなく個人が所蔵するものもあり、おそらく大規模で網羅的な内容なのだと思います。絵画だけでなく写真の作品もありました。

《光の帝国 II》や《白紙委任状》といった有名どころも見られ、興味深い展覧会でした。息子はこういう作品を面白いと思うに違いない、と思って連れて行ったのですが、やはり気に入ったようでした。ちなみに一番気に入っていたのは《ゴルコンダ》です。山高帽の紳士たちが空に規則正しく並んでいる、あの絵です。

こちらのショップでもいろいろ売られていましたが、「まあ、関連する書籍があまりない、という人物でもないし」ということで、やはり何も購入しませんでした。ランチボックスがあり、細かいデザインなどは覚えていないのですが「どういう人が使うのかな?」と思いました。

国立新美術館に行った後は、豚組 しゃぶ庵のランチがお約束なのですが、さすがにランチタイムにあたってしまい混雑していたので、ミッドタウンのイートインで韓国料理を食べて帰宅しました。チヂミセットにしたらチヂミが思った以上に量がありました。コーン茶も美味しかったです。

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May 17, 2015

* ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄

鳥獣戯画展に行くか悩んだのですが、Twitterでの情報(「鳥獣戯画展」混雑情報お知らせ)によると週末はものすごーい混雑なので、平日に行くことにしました(それでもすごーい混雑のようです)。

――で、手元のチケットを眺めたところ、「会期終了まで時間がない!」ということになり、こちらに行くことにしました。Twitterでは、朝9時半くらいの時点で「鳥獣戯画展」は1100人くらいが並んでいる、とのことで、「やっぱりルーヴル美術館展に変更してよかった」と思ったものの、10時すぎに会場に到着したところ、行列ができていました(汗) ルーヴル美術館展、なめてはいけません。

でもまあ、「鳥獣戯画展の1100人待ちに比べたら〜」ということで、10分くらい並んで待って、入場できました。中は結構な人ですが、作品を見るのに苦労する、というほどではありません。入ってすぐにあるオストラコン(陶片)は、ものが小さいのと最初なので丁寧に見るのとで、遠くからそっと見る、程度になってしまいましたが……。

ルーヴル美術館に何度も行ったことがある人なら、「ふーん」程度になるのでしょうが、あるテーマに基づいて時代を横断して見られるというのは、こういう展覧会の面白いところだと思います。(私の記憶では)ルーヴルでは時代別の展示なので、オストラコン(陶片)とロココ時代の絵画を見ようとなると、かなりの移動が必要です。

今回は風俗画をフォーカスするということで、宗教画とは異なり、当時の人々の生活が分かる作品が多く展示されていました。最近は中世の人々の暮らしぶりが分かる本が増えたとは言っても、視覚的に確認する機会というのはなかなかないので、興味深いです(作品に描かれているのは中世よりも後の時代なので、本当の中世とは違うのですけれど)。

恐らく注目する人は少ないでしょうが、私が個人的に注目したのは、徴税吏を描いた作品です。展覧会の特設サイトでも取り上げられていないので、「ふーん」と通りすぎる人が多いでしょう……。徴税吏が、ものすごーい悪人面で描かれているのです。

なぜかというと、徴税吏は税の取り立てが仕事なのですが、報酬は取り立てたお金の残り、ということで、自分の懐にがっぽり入れる、という人も多く、嫌われていたのです。そういう前提を知ってみると、悪人面の理由も分かります。

余談ですが、「質量不変の法則」で知られるラボアジエは徴税の仕事を請け負っていたという理由で投獄され、処刑されてしまったのだそうです。フランス革命の時代です。Wikipediaのラボアジエの項目にもそのことについて書いてあります。

徴税吏の絵からここまであれこれ考える自分もたいがいですが、想像の翼が広げられるのが、美術鑑賞の楽しいところです。

ぶらぶら美術・博物館でもしっかり予習したのですが(この回の放送のまとめはこちら)、やはりムリーリョの「物乞いの少年(虱を取る少年)」がとても好きです。今回は出品されていない「無原罪のお宿り」もいいのですが、ムリーリョの描く子供たちは、この絵に限らず本当にかわいらしいのです。

彼自身、孤児となって苦労した時代があるらしく、「恵まれない子供たちを助けよう」ということで描かれた子供たちへの、彼自身の思いも大きいのでしょう。ついでながら、「要はこれって、今テレビでよく流れる、ユニセフなどのCMと同じものなんだな〜」と思いました。

フェルメールの「天文学者」は、思ったより小ぶりな作品でした。手前に立ち止まらず歩いて鑑賞する列、後ろに時間制限なしで鑑賞できるスペースがあり、いちおうどちらからも鑑賞しました。オペラグラスのようなものがあると、後ろからじっくり楽しめると思います(そういうものは持っていませんでしたが)。

ショップもなかなかの混雑だったので(レジ列最後尾のプラカードが出ていました)、見るだけにしました。入場券を持っていなくてもショップだけ利用、というのもできるので、朝イチでショップだけ見る、というのもアリかと思います。

まだお腹が空かないので、次の展覧会に向かいました。

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April 15, 2015

* 気になる展覧会情報(20150415)

早速昨日の続きです。
  • 国立新美術館
    ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム (2015年6月24日〜8月31日)
    新聞社やテレビ局が主催、というものではないのからか、「特設サイト」というのは見当たりません。本展覧会は、1989年から現在までの25年間に焦点をあて、複合的メディア表現として深化している日本のマンガ、アニメ、ゲームを総合的に展望し、私達の想像力と創造力を再発見する機会となることを目指します。1989年というのは、手塚治虫さんの没年です。これ以降、テクノロジーだけでなく社会の変化もあり、描かれるものがどう変わったか、ということです。自分自身があれこれ熱心に見ていた年齢以降の変化ということになり、「知っているようで知らない」ものなので興味深いです。個々の作品を知っていれば、もっと楽しめるかもしれませんけれど。

  • Bunkamura ザ・ミュージアム
    • エリック・サティとその時代展 (2015年7月8日〜8月30日)
      音楽にも美術にも興味がありますが、年号などの記憶が曖昧なので、こういう横断的な内容の展示は大変興味深いものです。本展ではマン・レイによって「眼を持った唯一の音楽家」と評されたサティの活動を芸術家との交流のなかで捉え、刺激を与え合った芸術家たちの作品を通して、作曲家サティの新たな側面を浮かび上がらせます。とのことです。
    • ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生 (2015年9月9日〜12月7日)
      まだ特集ページはできていません。オランダやフランドルなどの風景画を紹介するようです。これは間違いなく、ウィーンならきちんとしたものを押さえているだろう、と思われる内容です(すごいメジャーな作品が来るかどうかはともかく)ウィーンの美術史美術館は、本当に素晴らしい美術館です。とか言っていますが、ツアーの合間に駆け足でメジャーなところしか見ていないので、ぜひもう一度行って、じっくり見学したい場所です。

  • 東京国立博物館
    「クレオパトラとエジプトの王妃展」(2015年7月11日〜9月23日)
    「エジプトの女王/王妃」にフォーカスした内容だそうです。有名なクレオパトラだけでなく、ハトシェプストやネフェルティティなど、有名な女性たちを紹介します。パリ・ルーヴル美術館、ロンドン・大英博物館、ベルリン・エジプト博物館、ウィーン美術史美術館など世界の名だたる美術館・博物館の所蔵品を中心に、約12カ国、40を超える所蔵先から貴重な名品の数々が一堂に会す、古代エジプトの粋を集めた展覧会です。とのことなので、楽しみです。

  • 東京都美術館
    • マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展 (2015年9月19日〜12月13日)
      特設サイトはありますが、これから情報を増やしていく、という感じです。とりあえず、「期間限定だけど《印象、日の出》が展示される!」と「マルモッタン美術館の《睡蓮》が来る!」というのがポイントですね。モネは日本人に人気の画家なので、来場者が多そうです……。
    • ボッティチェリ展 (2016年1月16日〜4月3日)
      特設サイトどころか、どういう作品が来るか、というような情報もまだ十分にはない状態です。初期から晩年までの宗教画、神話画、肖像画を通じて、画家の生涯と絵画表現の変遷をたどるとともに、師のフィリッポ・リッピや弟子のフィリッピーノ・リッピの作品をあわせてご紹介します。とのことなので、楽しみです。これは特設サイトなどができたら、新たにブログに書こうと思います。

こうやって調べていると、「前売券買ってないのに会期が始まっちゃった!」というものや、「もうすぐ会期だから、前売券買わなきゃ!」というものばかりです……。

早速、6月中に会期が終わるものや、「まだ前売券の購入に間に合う!」という展覧会は、ふせんにメモしてスケジュール帳にぺたりと貼りました。それと、「この日は行けるかな?」という日には、「美術館」とメモしておきました。

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November 09, 2014

* 気になる展覧会チェック(20141109)

忙しい日々に流されず、こういうチェックもしなければ、なのです。以前も書きましたが、気になる展覧会を自分でまとめておくと、チェックが便利なのです。

今回は、まさに開催中のものと、会期がだいぶ先のものです。
  • サントリー美術館
    高野山開創1200年記念 高野山の名宝 (2014年10月11日〜12月7日)
    息子がネットや電車の吊り広告で情報を手に入れたらしく、「行きたい!」と言っています。国宝の《八大童子像》が見たいのだそうです。我が息子ながら渋い趣味です。確かに、高野山は簡単に行ける場所ではありませんから、これはチャンスですね。大阪に住んでいた時はドライブで行ったこともありますが(どこを見学した、ということもなく……)。

  • Bunkamuraザ・ミュージアム
    ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美(2015年3月21日〜6月28日)
    これは以前も書いていますが、その後特設サイトができてURLが分かったので、改めて書いておきます

  • 国立新美術館
    マグリット展 (2015年3月25日〜6月29日)
    これはチューリヒ美術館展に行ったときにチラシを見つけました。実は公式な情報はまだチラシしかなく、この「マグリット展」のリンク先は、国立新美術館のサイトの「今後の企画展」ページです……。今回のチューリヒ美術館展にも作品がありましたが、ブリュッセルの王立美術館にもたくさんの作品が所蔵されており、じっくり鑑賞しました。チラシを見たところ、《白紙委任状》も出展されるようで楽しみです(もうだいぶ前のことになりますが、『パタリロ!』で使われていたのですよね〜)。

よく考えると「マグリット展」は「ルーヴル美術館展 」と、一部会期が重なっているのですね。この時期の国立新美術館は、すごいことになりそうです。と、勝手に考えています。

そして、気になる展覧会チェックは次回に続きます。

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November 08, 2014

* チューリヒ美術館展

仕事が一段落してチケットホルダーを見て、愕然としました。自分でもブログに書いてましたけど、前売券が3枚もあるではないですか! ――というわけで、慌てて1つめに行きましたよ。「あのものすごーく有名な画家の、あのものすごーく有名な作品が来る!」という展覧会ではありません。そういうこともあってか、平日午前中の展覧会場はひどい混雑ではなく、じっくりと鑑賞できました。

普段あまり積極的には見ない、印象派以降の作品ばかりの展示です。画家やジャンル別の展示になっていて、分かりやすかったです。

セガンティーニは、ドイツのコンスタンツにあるゲーテ・インスティテュート(今もあるのかな? コンスタンツ校はフライブルク校の分校という感じで、夏季限定でした)に行ったときに(スイスとの国境の町なので)「スイスのセガンティーニ美術館に行った」という方がいて、名前はよーく覚えていました。

そして、本やテレビ番組、それまでに行った展覧会などであれこれ知識をつけてから見ると、分かることも増えていきます。学生時代は意識していませんでしたが、セガンティーニは筆触分割で描いています。

モネの描いた積み藁で夏に見たジャポニスムの展覧会を思い出し、浮世絵で描かれた日本の家屋の表現に影響を受けたものだな〜、などと考えました。こういう、他の展覧会で得た知識が「ピピッ」とつながる感じがするのが、とても好きなのですよね。

ここでも、ホドラーの作品がありました。ここでも、と書いたくせに見に行ったわけではないのですが、ちょうど西洋美術館でフェルディナント・ホドラー展を開催しています。独特のポーズを「パラレリズム」と呼ぶそうですが、なんというか不思議な感じです。

ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ルソーは「いかにも〜」という感じの作品でした。名前を「ぶらぶら美術・博物館」で聞いた程度のナビ派の作品も、「こういう作品なのか」と思いながら眺めました。ヴァロットンの絵は、木版画で有名になったという解説を見たからか、濃淡のはっきりした感じが版画的にも見えました。

ムンクによる明るい感じの肖像画は「ムンクといえば《叫び》でしょ」的な初心者には意外な感じでした。そして、ブラックやピカソの絵を見て、「私でも描けそうに見えるけれど、描けないんだろうなあ」というありがちな感想を抱いたり。

パウル・クレーの《狩人の木のもとで》は、シンプルな表現が息子の好きそうな感じだなあ、などと思いました。――のですが、最後の物販コーナーで、絵葉書があるかどうかをチェックするのを失念していました(汗) あったら、買ってあげれば喜んだかも? と思ってしまいます。

カンディンスキーやモンドリアンの作品もじっくり見られました。「抽象絵画」としてひとくくりにされていますが、表現はまったく違いますね。シャガールの絵も、解説とあわせて鑑賞すると、とても参考になります。幸せそうなカップルの姿だけれど、これを描いた時には彼は最愛の奥さんを亡くしていたんだなあ、と思うと、作品を見る目も違ってきます。

そんなわけで、普段積極的に見に行かない画家やジャンルの作品もじっくり見られて、知識が増えてとてもうれしい! という展覧会でした。

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September 24, 2014

* 気になる展覧会チェック(20140924)

まだ情報があまり出ていない展覧会も、忘れないうちに書いておくことにします。
  • 東京都美術館
    ウフィツィ美術館展 黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで (2014年10月11日日〜12月14日)
    特設サイトによると、「ウフィツィ美術館展」というのは日本初なのだとか。サイトではボッティチェリにフォーカスして見どころを紹介していますが、ウフィツィ美術館に所蔵されている作品をメインに、アカデミア美術館、パラティーナ美術館、捨て子養育院美術館などフィレンツェを代表する美術館から作品が集結します。とのことです。ルネサンス時代に栄華を極めたフィレンツェの美術が、とても楽しみです。フィレンツェは学生時代に一度行ったきりですが、「また行くぞ!」というのを目標に頑張ります。

  • 国立新美術館
    • チューリヒ美術館展 (2014年9月25日〜12月15日)
      学生時代に、ドイツの(スイスと接する)国境の町コンスタンツの語学学校に行きました。一番近い大都会がチューリヒだったので(電車で1時間半)、この美術館に行ったのではないかな? という気もするのですが、はっきり覚えていません。もう大昔の話ですからね……。セガンティーニの名前は聞いた覚えがあるので、やっぱり行ったのかな? 印象派以降というか近代の作品が多く、新しい知識が増えるのが楽しみです。
    • ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄 (2015年2月21日〜6月1日)
      だいぶ先のことなので、鬼が笑いそうな話ですね。展覧会の情報だけですが、特設サイトもできています。7月末にTwitterでこのニュースが話題になりました。初来日となるフェルメールの傑作≪天文学者≫のほか、ティツィアーノ、マセイス、レンブラント、ルーベンス、ムリーリョ、ヴァトー、ブーシェ、シャルダン、ミレーなど、各国・各時代を代表する巨匠たちの名画が一堂に会します。とのことなので、とても楽しみです。

  • 国立西洋美術館
    ネーデルラントの寓意版画(2014年10月7日〜2015年1月12日)
    これは版画素描展示室での展示で、常設展の観覧券や企画展の観覧券で見られます。このときの企画展は「日本・スイス国交樹立150周年記念 フェルディナント・ホドラー展」なのですが、実はこちらの寓意版画のほうが気になる状態でして……。もしかしたら企画展も見に行くかもしれません(特設サイトを見ていたら、面白そうな感じがしてきました)。寓意は現代の私たちにはピンとこないものもありますが、これまた勉強です。

  • Bunkamuraザ・ミュージアム
    ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美(2015年3月21日〜6月28日/予定)
    これまた、だいぶ先の話です。まだ特設サイトはありませんが、美術館のサイトに情報があったので、忘れないうちにここにもメモです。本展では、ヨーロッパ全土の貿易とビジネスを支配し、ルネサンスの原動力となった銀行・金融業と、近代のメセナ活動の誕生を、ボッティチェリの名品の数々を中心に、ルネサンス期を代表する芸術家たちによる絵画・彫刻・版画や、時代背景を物語る書籍・史料など約80点によって、浮き彫りにします。ということなので、作品だけでなく、フィレンツェの発展に携わった人々(会社?)についても触れられるのかな? と思っています。

ウフィツィ、ルーヴル、ボッティチェリと、私がとっても好きな時代を取り上げた展覧会が続きます。見逃せないものばかりですね。

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August 08, 2014

* オルセー美術館展 印象派の誕生 −描くことの自由−

今週は、日・月と美術館に行きました。前日のジャポニスム展はボストン美術館所蔵の作品でしたが、この日はパリのオルセー美術館です。印象派の始まりからレアリスムにいたるまで、さらに同時代にサロンで評価された作品も展示され、「ミニ・オルセー美術館」の趣でした。

エドゥアール・マネの《笛を吹く少年》やギュスターヴ・カイユボットの《床に鉋(かんな)をかける人々》、ジャン=フランソワ・ミレーの《晩鐘》などは見覚えがありましたが、これまで知らなかった作家についても知ることができました。それが、フレデリック・バジールです。

画家でもあり、モネやルノワールと親交があり金銭的にも支えた重要人物ですが、普仏戦争に出征し、わずか29歳で戦死したとのことです。マウリッツハイスで見たカレル・ファブリティウスもそうですが、こういう将来を嘱望された人物の不慮の死というものには考えさせられます。

――と思いつついろいろ調べていたら、「どうしてこんなところで命を落とさなければならないんだ」という人は何人もいて、心が重くなってしまいました。自分は人生でそれなりのことをなしたいなあ、と思いました。

それはともかく、今回の展覧会ではマネの作品が多く紹介され、サロンで高く評価された作品もあって、オルセー美術館と聞くとすぐに思い浮かぶ「印象派の展覧会」というより「マネと同時代の作品の紹介」でした。

アカデミーが評価する作品と新たな表現を模索した印象派をはじめとする画家たちの作品の対比が、とても興味深かったです。オルセー美術館でも実際に、そうやって比較しながら見学できるようになっています(ひと昔以上前に私が行ったときと、展示方法が大幅に変わっていなければ、ですが)。

息子は、気になる作品にできるだけ顔を近づけて見たり、ナナメから見たりして、「厚く塗っている」とか「近くで見るとラフに塗っている」とか、そういうタッチを確認していました。

興味深い展覧会でしたが、「この時代や印象派に関する資料(書籍)はたくさんあるからなあ」ということで、ショップでは何も購入しませんでした。

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