国立西洋美術館

June 26, 2017

* 気になる展覧会情報(20170626)

展覧会チェック、もうちょっと続くのです。
  • 東京都美術館
    • ゴッホ展 巡りゆく日本の夢(2017年10月24日〜2018年1月8日)
      ゴッホの絵だけでなく、日本の美術に影響を受けたゴッホの作品に影響を受けた日本人の作品(長いですね……)も展示するそうです。クラーナハ展もそうでしたが、作品の紹介だけにとどまらない趣向の展示が増えているのでしょうね。(展覧会のサイトを見ていて、インディペンデント・キュレーターという職業が成立するとは知りませんでした)
    • ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜(2018年1月23日〜4月1日)
      まだ特設サイトはなく、チラシにも詳しい内容がないため、ここに書いていること(タイトルと開催日程)くらいしか分からない、という状態です。このところ、ブリューゲルやボスなどのフランドル絵画が紹介されることが多く、とても嬉しいです。ブリューゲルの一族はいろいろなタイプの絵を描いていたようなので、さまざまな切り口からフランドル絵画が楽しめるかな? と思っています。

  • 三菱一号館美術館
    パリ♥グラフィック ― ロートレックとアートになった版画・ポスター展 (2017年10月18日〜2018年1月8日)
    19世紀末パリのリトグラフやポスターが中心の展示だそうです。印刷は、それ以前も情報の拡散に大いに貢献していましたが、この時代に技術が進歩して、カラフルで大きな作品の制作が可能になったのでしょう。

  • 国立西洋美術館
    • 北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃(2017年10月26日〜2018年1月28日)
      こういう、浮世絵が西洋絵画に与えた影響が見られる展示って珍しくない? と思ったのですが、世田谷美術館で以前開催されていましたね(こういう記事を書いてました)。「みどころ」であれやこれやの絵を見ていて、「そういえばこんな感じの展示を見たなあ」と思い出しました。日本人だと表現技法になじみがありすぎてあまり気にならない部分を、きちんと体系だてて説明してもらえるのが楽しみです。
    • プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光(2018年2月24日〜5月27日)
      特設サイトはありますが、今見られるのはトップページだけですね。プラド美術館は、定期的に展覧会があるような気がします……。もうちょっと詳しい情報が出るようになったら、あれこれ勝手に語ろうかな。

  • Bunkamura ザ・ミュージアム
    神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展(2018年1月6日〜3月11日)
    まだ特設サイトはありません。こちらでもアルチンボルドの絵が紹介されますね。美術品だけでなく、さまざまなものが紹介される展覧会になりそうです。
てきぱき仕事をして、いろいろな展示会を見に行く時間の余裕を作りたいと思います。

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June 19, 2017

* 気になる展覧会場法(20170619)

展覧会チェック、まだ終わりません。だいたい、会期の終わりが近い順に並べています。
  • 国立西洋美術館
    アルチンボルト展 (2017年6月4日〜9月24日)
    アルチンボルトの絵は、ワイン(たしかボジョレー・ヌーボー)のラベルに使われていたのが印象に残っています。しかも結構あちこちの美術館に、作品が収蔵されているのですね(今回は来ていないですが、ルーヴルにもあるそうです)。絵は知っているものの、画家その人や時代背景についての知識はさっぱりないので、ぜひ見に行きたいと思います。

  • Bunkamura ザ・ミュージアム
    ベルギー 奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで(2017年7月15日〜9月24日)
    以前も書いたのですが、もう一度(自分のために)書きます。なんだか最近、ヒエロニムス・ボスやブリューゲルが(日本国内で)注目されているなあ、と思っています。この展覧会では15〜17世紀のフランドル絵画にはじまり、ベルギー象徴派、表現主義、シュルレアリスム、現代芸術を紹介するそうです。確かに、何もないところから不思議な作品は生まれないので、つながりが見えるのか、楽しみです。

  • 国立科学博物館
    特別展「深海2017〜最深研究でせまる”生命”と”地球”〜」(2017年7月11日〜10月1日)
    前回の「深海」展以降、単に私に知識がなかっただけですが、日本は実は深海がすぐ近くにある環境、ということが分かりました。そうなると、ますます興味がわいてきますね。当然ながら前回の展覧会とは違う視点から深海を見るということで、楽しみです。夏休み中は混雑しそうですね。

  • 東京都美術館
    ボストン美術館の至宝展−東西の名品、珠玉のコレクション(2017年7月20日〜10月19日)
    確かに開催概要にもあるとおり、特定の時代や人物に焦点を当てるのではなく、「ボストン美術館の所蔵品」をまんべんなく紹介する、という感じの展示内容です。ゴッホによるルーラン夫妻を描いた肖像画がそろって来日する、というのが目玉みたいですね。

  • 東京国立博物館
    • フランス人間国宝展(2017年9月12日〜11月26日)
      日本の人間国宝を参考にした制度がフランスにあるそうです。で、そういう人たちの作品を紹介する(日本の工芸作家とのコラボ作品もあり)、という展示会だとか。開催期間的に、「運慶」展と同じタイミングで見るかな〜、と思っています。
    • 興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」(2017年9月26日〜11月26日)
      日本の各地にある運慶の作品が一同に会する! という感じですね。作られた作品を見るだけでなく、作品の調査や研究の成果も紹介されるとのことなので、そういうところも楽しみにしています。
こうやって書くのはいいけれど、どれだけ行けるかな? と思いながら続きます。

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December 22, 2016

* クラーナハ展―500年後の誘惑

日曜日には行っていたのですが、体調が悪く、ブログに書く余裕が作れませんでした。ようやく書く余裕が(いろいろな意味で)できました。

クラーナハの作品は、衣装の緻密な描写など、いかにもな北方美術らしさが魅力的なのですが(衣装の描写部分だけアップにした絵葉書があれば買っていたな〜、と思いますが、そういう人は図録を買えっていうことなんですよね)、薄いヴェールと女性の裸体は、恐らく男性の心を捉えたのだろうなあ、と思います。

展覧会のポスターのキービジュアルとなっているユディトの絵も、宗教的な側面よりも、美しい女性の絵が描きたかったのだろうなあ(または依頼主がそう望んだ)、と思います。

クラーナハの作品だけでなく、彼の作品に影響を受けた後世(現代の作家も含む)の作品も取り上げていて、日本ではあまり名前が挙がることはありませんが、美術史上重要な存在であることが分かりました。

そうそう、忘れてはいけないのが、彼の描いたルターの肖像が後世の手本となったことですね。「ああ、この顔、見たことある」と思います。クラーナハの描いた絵も宗教改革を担っていたと思うと、奥が深いですね。

一緒に行った息子は「不釣合いな結婚」などで美女と描かれる、美しくも若くもない男性の姿が印象に残ったようです。

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June 21, 2015

* 気になる展覧会情報(20150621)

あちこちの美術館に行き、チケットホルダーに入っているチケットも残り少なくなりました。そんなわけで新しい情報を仕入れました。
  • 国立科学博物館
    生命大躍進−脊椎動物のたどった道− (2015年7月7日〜10月4日)
    最近NHKを見ているとよく見かける「生命大躍進」が、特別展になるのですね〜。カンブリア紀の「バージェス頁岩動物群」の実物化石などが展示されるそうです。あの、「古代生物ぬいぐるみ」がショップで販売されるのかが気になります(笑) カンブリア紀の大爆発だけでなく、生命が大きく変化(進化)するきっかけとなったできごとが紹介されるそうです。
    監修は国立科学博物館の動物・地学・人類各研究部の研究者が担当するほか、国内外の研究者も参加する、これまでにないスケールの生命進化の歴史に関する展覧会となっています。
    とのことなので、楽しみですね。

  • 東京国立博物館
    「アート オブ ブルガリ  130年にわたるイタリアの美の至宝」(2015年9月8日〜11月29日)
    昨年、西洋美術館で開催された「橋本コレクション」でも、ブルガリの宝飾品があったように思います。創業から今までのさまざまな作品が紹介されるとのことなので、美しい宝石やデザインが楽しめればいいなあ、と思います。どういうものが展示されるかよりも、私がどのように受け取れるかのほうが問題であります(笑)

  • 三菱一号館美術館
    プラド美術館展 ―スペイン宮廷 美への情熱(2015年10月10日〜2016年1月31日)
    いつも、三菱一号館美術館の展覧会は、チェックだけはしたものの行かずに終わる、ばかりです(汗)
    本展では、その偉大なコレクションの中から、スペイン3大画家ともいわれるエル・グレコ、ベラスケス、ゴヤを始め、フランドルの巨匠ボスやルーベンス、「スペインのラファエロ」とも称されるムリーリョなど、ヨーロッパ史を彩った名だたる巨匠たちの作品群が一堂に会します。板絵など極めて貴重な作品の繊細で緻密な表現を当館で存分にお楽しみください。
    ということで、ヒエロニムス・ボスの絵が来るのです(ハプスブルク家の版図を考えると、スペインにあってもおかしくないわけで)。私が好きな時代・好きな画家の作品が来るのですから、今度こそ行かねば! と思います。

  • 国立西洋美術館
    黄金伝説展(2015年10月16日〜2016年1月11日)
    「えっ、『黄金伝説』ってあの『黄金伝説』?」と思ったのですが、それではありませんでした(笑) ちなみにリンク先は第1巻で、全4巻となっております(私は持ってません)。本題に戻ると、「古代地中海世界の秘宝」とあるので、エトルリアとか、そういうところのものかな? と思っています。特設サイトはありますが、まだ概要しか出ていない状態です(チラシなどはあるのかもしれませんが……)。詳しい情報を楽しみにしています。

久しぶりにあれこれ調べました。前回、「気になる展覧会」を書いたときに、Evernoteにメモ(会場、会期、特設サイトのURL)をまとめたノートを作ったので、「あれ、これは書いたっけ?」というのの確認に便利でした。

会期が終わったものや見に行ったものは情報自体を消して、ブログには書いたけれどまだ行っていない(会期前)というものは展覧会の名称に抹消線を入れ、チェックしたけれどブログに書いていないものはそのまま、というふうにしてみたら、そのときは作業に手間に感じますが、後が楽だと分かりました。

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May 30, 2015

* グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家

せっかく上野に来たし……ということで、鳥獣戯画展からのはしごです。こちらは、グエルチーノがほとんど日本では無名の画家ということもあって、行列や混雑とは無縁で見学できました。

バロック時代には大変人気のある画家だったそうですが、一度忘れられ、20世紀半ばになってから再評価された人物です。名前の知られた人物で言うと、グイド・レーニが同時代のライバルという感じだったようです。

どれくらい人気があったかというと、
グエルチーノは歿後もイタリア美術を代表する画家として名声を保ち続けました。ゲーテは彼の作品を見るためにわざわざチェントを訪れ、その折の感動を 『イタリア紀行』 に詳細に記していますし、スタンダールもグエルチーノを高く評価する記述を多く残しています。
というくらいです。作品の脇に、『イタリア紀行』の該当する箇所の抜粋が紹介されているものもありました。そしてこういうときに、ドイツ文学をきちんと勉強していないという弱点を露呈してしまう私。

いかにもバロックという「光と影」の作品です。さりげないようで分かりやすく(難しいですね……)、宗教画の制作を依頼した人物が描かれているのも、「画家が依頼を受けて工房で作品を制作時代」というのを感じさせます。

地震の被害を避けるために取り外され、今回展示されているという天井画もあります。本来は日本に来ることのない作品なので、これが東京で見られるというのは貴重な機会だと思いました。こうやってブログに書くために改めてサイトを調べていたら、4月にはミュージアムコンサート(もちろんバロック音楽)もあったのですね……。アンテナは常に伸ばしていないとダメですね。

ところで、この展覧会も、ぶらぶら美術・博物館で紹介しています。それを見て、「これは行かねば」と思ったのでした。こちらで放送内容を紹介しています。

最後に見た展覧会のグッズショップで、スケッチブックに描かれた絵が気になって撮影したのがこちらです。

image

分かる人には分かります(笑) しかしなぜ、この犬が??

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April 14, 2015

* 気になる展覧会情報(20150414)

あまりにお久しぶりなので、扉をそーっと開けて、「どんな感じかしら……」と覗き込んでいるような感じです。なんだかバタバタと落ち着かず、「落ち着いたら書こう」と思っているうちに、4月も半ばになってしまいました。

――で、何から書き始めようとなったときに、一番「書いておきたい!」と思ったのが展覧会情報でした。久々に調べたらいくつもあったので、まずは開催中または開催間近なものから書いていきます。
  • 東京国立博物館
    • 特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」 (2015年3月17日〜5月17日)
      開催直前にBSジャパンで概要を紹介する番組(のようなもの)を放送していて、とても興味深かったです。もともと偶像崇拝を禁じていた仏教では、何を祈りの対象としていたか、仏像がどのように誕生し、どのように変化していったか。日本では、インドの仏像をたくさん見る機会はなかなかないので、ぜひ行きたいと思います。……とか偉そうに書いていますが、会期も半分を過ぎようとしています。
    • 特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」 (2015年4月28日〜6月7日)
      これは2014年に、京都国立博物館で開催されていたものですよね(調べたらこれでした)。歴史の教科書に必ず出てくる「鳥獣戯画」を、かつてない規模で一挙に公開ということなので、楽しみです。「鳥獣戯画」そのものだけでなく、所蔵する高山寺の歴史やその他の所蔵品も見られるようです。これを東京で見られるというのは、素晴らしいチャンスだなあ、と思います。

  • 東京都美術館
    大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史 (2015年4月18日〜6月28日)
    「こういうすごいものが来る!」というのが売りではありませんが、大英博物館が所蔵する、文字通り古今東西の文物があれこれ見られるとのことなので、興味深いです。「現地に行ったほうがいろいろ見られるのに」という言い方をする人もいますが(私の母です、はい)、たとえ有名どころの作品が来なくても、きちんとしたテーマに沿った展覧会であれば、学ぶ者はあると思っています。現地に行けない負け惜しみではありませんよ……。

  • 国立西洋美術館
    ボルドー展 美と陶酔の都へ(2015年6月23日〜9月23日)
    ボルドーの歴史って古いんですね〜。展示品のなかで一番降るものは、25000年ほど前の旧石器時代のヴィーナス像(豊穣の象徴)のレリーフだそうです。この展覧会も、「すっごい有名な、あの作品が来る!」というものではありませんが、ボルドー地方の歴史や文化を一望できるものになるようです。

……ということで、まだまだ展覧会チェックは続きます。

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November 10, 2014

* 気になる展覧会チェック(20141110)

こちらは来年開催のものばかりです。鬼が笑う……というほど遠い先の話ではなくなりました。
  • 東京都美術館
    新印象派―光と色のドラマ Neo-Impressionism, from Light to Color (2015年1月24日〜3月29日)
    現在はあべのハルカスで開催中の展示会が、1月に東京で開催されるそうです。本展では、印象派のモネの作品から始まり、スーラ、シニャックによる新印象派初期の作品、その後フランスやベルギーで次々と生み出された多様な新印象派の作品、さらにマティス、ドランの色彩溢れる作品をご紹介します。スーラの描いた静かで小さな点が、マティスのダイナミックで強い色彩の表現へ至るまでの変化の軌跡を、世界各国から集結する約100点でたどります。とのことなので、楽しみです。

  • 東京国立博物館
    • みちのくの仏像 (2015年1月14日〜4月5日)
      平成館で開催するような大規模な展覧会、というものではないのですが、東北6県のそれぞれを代表する仏像が展示されるそうです。また、本展の収益の一部は、被災した文化財の修復に役立てられます。というのも、「行ってみようかな」という気分になります。
    • 3.11大津波と文化財の再生 (2015年1月14日〜3月15日)
      2012年に行った奈良の平城宮跡資料館でも、文化財レスキューについて紹介していました。そんなに内容はないのですが、こんな感じでした。2011年3月11日、東日本大震災による大津波は、地域の文化を支えてきた文化財にも甚大な被害をもたらしました。震災後、東京国立博物館は、陸前高田市立博物館、岩手県立博物館やその他の機関と協力し、被災文化財の再生に取り組んできました。本展覧会では、これまでの約4年にわたる成果と現状を紹介し、被災文化財再生への取り組みをお伝えします。上記の「みちのくの仏像」関連の展示でしょうから、こちらも興味深いものになるだろうと思います。。

  • 国立西洋美術館
    グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家(2015年3月3日〜5月31日)
    まだあまり情報はないのですが……。興味のある時代ではありますが、よく知らない画家です。こちらが気になったのは、この文章です。出品作品の多くはチェント市立絵画館からお借りします。実はチェントは2012年5月に地震に襲われ、大きな被害を受けました。絵画館はいまもって閉館したままで、復旧のめども立っていません。本展は震災復興事業でもあり、収益の一部は絵画館の復興に充てられます。トーハク(東京国立博物館)の「みちのくの仏像」を見てこちらを見たら、これも行かなくちゃ! と思います。詳しい情報が出てくるのが楽しみです。

今回は、文化財や絵画館の復興が気になるテーマでした。

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September 24, 2014

* 気になる展覧会チェック(20140924)

まだ情報があまり出ていない展覧会も、忘れないうちに書いておくことにします。
  • 東京都美術館
    ウフィツィ美術館展 黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで (2014年10月11日日〜12月14日)
    特設サイトによると、「ウフィツィ美術館展」というのは日本初なのだとか。サイトではボッティチェリにフォーカスして見どころを紹介していますが、ウフィツィ美術館に所蔵されている作品をメインに、アカデミア美術館、パラティーナ美術館、捨て子養育院美術館などフィレンツェを代表する美術館から作品が集結します。とのことです。ルネサンス時代に栄華を極めたフィレンツェの美術が、とても楽しみです。フィレンツェは学生時代に一度行ったきりですが、「また行くぞ!」というのを目標に頑張ります。

  • 国立新美術館
    • チューリヒ美術館展 (2014年9月25日〜12月15日)
      学生時代に、ドイツの(スイスと接する)国境の町コンスタンツの語学学校に行きました。一番近い大都会がチューリヒだったので(電車で1時間半)、この美術館に行ったのではないかな? という気もするのですが、はっきり覚えていません。もう大昔の話ですからね……。セガンティーニの名前は聞いた覚えがあるので、やっぱり行ったのかな? 印象派以降というか近代の作品が多く、新しい知識が増えるのが楽しみです。
    • ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄 (2015年2月21日〜6月1日)
      だいぶ先のことなので、鬼が笑いそうな話ですね。展覧会の情報だけですが、特設サイトもできています。7月末にTwitterでこのニュースが話題になりました。初来日となるフェルメールの傑作≪天文学者≫のほか、ティツィアーノ、マセイス、レンブラント、ルーベンス、ムリーリョ、ヴァトー、ブーシェ、シャルダン、ミレーなど、各国・各時代を代表する巨匠たちの名画が一堂に会します。とのことなので、とても楽しみです。

  • 国立西洋美術館
    ネーデルラントの寓意版画(2014年10月7日〜2015年1月12日)
    これは版画素描展示室での展示で、常設展の観覧券や企画展の観覧券で見られます。このときの企画展は「日本・スイス国交樹立150周年記念 フェルディナント・ホドラー展」なのですが、実はこちらの寓意版画のほうが気になる状態でして……。もしかしたら企画展も見に行くかもしれません(特設サイトを見ていたら、面白そうな感じがしてきました)。寓意は現代の私たちにはピンとこないものもありますが、これまた勉強です。

  • Bunkamuraザ・ミュージアム
    ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美(2015年3月21日〜6月28日/予定)
    これまた、だいぶ先の話です。まだ特設サイトはありませんが、美術館のサイトに情報があったので、忘れないうちにここにもメモです。本展では、ヨーロッパ全土の貿易とビジネスを支配し、ルネサンスの原動力となった銀行・金融業と、近代のメセナ活動の誕生を、ボッティチェリの名品の数々を中心に、ルネサンス期を代表する芸術家たちによる絵画・彫刻・版画や、時代背景を物語る書籍・史料など約80点によって、浮き彫りにします。ということなので、作品だけでなく、フィレンツェの発展に携わった人々(会社?)についても触れられるのかな? と思っています。

ウフィツィ、ルーヴル、ボッティチェリと、私がとっても好きな時代を取り上げた展覧会が続きます。見逃せないものばかりですね。

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September 02, 2014

* 橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き

昨日購入したオンラインチケットを持って、行ってきましたよ。有名な画家のあの作品が来る! 的な展覧会ではないので、たくさんの来場者でにぎわっていて、見るのも大変、という状態ではありませんでした。

そのおかげで、じっくり見学できました。何しろ指輪は小さいので、拡大鏡がついている作品でも、それをのぞきこんで「ほほーう」と分かる、という感じです。

4000年ほど前の古代エジプトのスカラベの指輪、エトルリアの見事な粒金細工が施された指輪、印章の指輪(確かに指輪にしておけば、ずっと身につけていられるので安全ですね)、永遠の愛を誓う指輪、大切な人の死を悼む指輪、夜会で女性の指を彩った指輪etc.、実にさまざまな時代・地域の指輪が展示されていました。ブルガリやカルティエ、ヴァン クリーフ&アーペルなど、現在でも人気のブランドのものもあります。

「わー、ダイヤがキラキラ!」という、豪華絢爛というか、贅を尽くした指輪を展示するのではなく、美術品・工芸品としての指輪が楽しめました。カメオなど、「こんな小さいところに、精巧な細工が!」という感じで興味深かったです。

現代人から見れば非常に質素なデザインの指輪でも、当時は高級品で、ごく一部の人々しか身につけられなかったものです。ダイヤモンドは、やはりカットで光の反射が映えるようになる近代のほうが、見ていて面白いです。

18世紀につくられた死を悼む指輪には、6歳と生後2週間の息子を相次いで亡くしたことが銘に入っていました。そういう指輪を作れる身分の人でも、あっけなく命を落としてしまう時代だったのだなあ、と思いました。

それと、指輪は装飾品としてより、身を守るものとして使われてきた期間が長いというのは、納得できる話ではありますが、「そう言えば」という感じでした。今も結婚指輪などに銘が入れられますが、本来は単なる記念品ではなく、護符というか、思いが込められたものなのでしょう。

指輪の裏の隠れた部分に、密かに装飾で信仰や忠誠、愛などを表現する、という方法もあっただろうと思います。そういうことを考えると、妄想がふくらみます……。

最後のほうに、当時流行した衣装(神戸ファッション美術館の所蔵だそうです)と一緒に指輪が紹介されていたのも、とても興味深かったです。ロココからシャネルのイブニングドレスまで(もうちょっと後の時代までありましたけれど)、モードの変遷、という感じでした。個人的にはエンパイアスタイルが素敵だなあ、と思います。

どのドレスもみんな小柄で、かわいらしかったです。シャネルのシンプルなドレスが恥ずかしくなく着られるようになりたい! という気分です。ダイエットに気合が入ります。

今回の展示の流れからは外れるかもしれませんが、コレクションを寄贈した橋本貫志氏が、「星が浦」と名付けた指輪と亡くなられた奥様について書かれた文章が、非常に印象的でした。この指輪には、橋本氏によって新たな思い出が加えられたのだなあ、と思います。ジュエリーというか、というのは、

この後、常設展の版画素描展示室で「私は見た:フランシスコ・デ・ゴヤの版画における夢と現実」を見ました。これは、常設展の入場料だけで見られます。企画展の半券があれば常設展も見られます。

2011〜12年のプラド美術館のゴヤ展は見に行けなかったのですが(息子が中学受験真っ最中でした)、とても興味深い内容でした。当然ですが、技術だけでなく、作品に込められた思いがあるからこそ、その面白さ(興味深さ)が増すのですよね。悲惨な現実を描いたものから幻想的な雰囲気のものまで、さまざまな作品がありました。

それから、ミュージアムショップで美術書をあれこれ立ち読みして(気になる本や出版社は頭にメモして)、帰宅しました。今回は購入しませんでしたが、企画展のショップには、指輪をデザインした絵はがきやクリアファイル、ルーペ、バッグハンガー等がありましたよ。

間もなく展示期間終了ですが、「宝石のキラキラが見たい!」ではなく、「工芸品として、または護符としての指輪をじっくり鑑賞したい」という方にはおすすめです。

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August 16, 2014

* 「ぶらぶら美術・博物館」を見て上野に行きたくなる

上野は美術館や博物館がいっぱいあって、その気になれば1日過ごせる場所だと思うのです。あ、動物園もありますね。この番組は、なるべくチェックするようにしています。うんちくキューピー氏の解説は、彼の知識ではなく台本に書かれている内容かもしれませんが、やはり説得力があります。

一時期、「空から日本を見てみよう」と放送時間が重なっていたことがあり、このときは大変でした。家族が「くもじいが見たい!」というので、録画したものを後で見なければならなかったのです。

今回のテーマは、《国立科学博物館「太古の哺乳類展」・国立西洋美術館「橋本コレクション 指輪」展〜上野で夏休みを楽しむ 大人気の2本立て!〜》です。どちらも「どの展示会に行こうかな〜」と調べたときに見つけていたものなので、気になっていました。

まずは、国立科学博物館「太古の哺乳類展」から。番組では、恐竜の絶滅後に様々な姿に進化する哺乳類が、現代の日本にあたる場所に到達してからを集中して取り上げています。

日本で数多く見つかっているのは、デスモスチルス類だそうで、その化石を大公開! というコーナーもあります。なかでも有名なのはパレオパラドキシアというもので、現代の海獣(ジュゴンやマナティ)やゾウの仲間だそうです。骨格の見た目の感じから、ジュゴンやマナティに近いというのは納得です。そして、どこかで見た覚えはありますが、海獣がゾウに近いというのは、分かるような意外なような、という感じですね。

さまざまな種類のゾウの化石も展示され、ナウマンゾウの親子の化石もあります。これは、別々のところから発見されたオス・メス・子供の化石を「親子」として展示しています。これも、例えばオスは全身骨格が揃わないので、複数の場所で見つかった似たような大きさの化石を組み合わせて、1頭のゾウとして復元していました。メスもそういう方法だったかな、と思います。子ゾウは全身骨格だったかな?

――確か放送ではこのくらいで、ここで今回のメインである、国立西洋美術館「橋本コレクション 指輪」に移ります。
本展は、指輪を中心とする宝飾品約870点からなる「橋本コレクション」が国立西洋美術館に寄贈されたことを記念する企画で、2012年に本コレクションを収蔵して以来、初のお披露目の場となります。橋本貫志氏(1924-)が収集した760点あまりの指輪は、年代や素材に偏りがなく、極めて広範な内容を持っています。本展では約300点の指輪を一挙に公開し、橋本コレクションの個性豊かな顔ぶれをお楽しみいただきます。
とのことで、4000年前から現代にいたる、さまざまな指輪が紹介されています。

4000年前の古代エジプトのスカラベの指輪から、現代の精巧なカットが施されたダイヤモンドの指輪まで、いろいろな指環が見られるようです。スカラベの指輪は、今で言うところのラベンダーアメシストで作られています。透明でとてもきれいな石でした。現代の私たちから見れば、宝飾品というよりお守りと呼べるものです。

ヨーロッパで流行したギメルリングなど、実際に「欲しい」と思うかどうかはともかく、装飾品の歴史が見られるというのも興味深いと思いました。また、儀式で使われた指環もあり、参考となる絵画(の写真、かな?)が一緒に紹介されているものもあります。

そして、ダイヤモンドはかつてのヨーロッパではあまりメジャーな存在ではなく、その硬さがまずは重宝されたもの、というのも、現代の私たちには意外でした。ダイヤモンドの魅力が発揮できるようになるのは、カットの技法が進歩してからなのだそうです。

きらびやかな宝石に「素敵〜」となったり、歴史に思いをはせたりと、いろいろと楽しめそうな展覧会でした。

番組の概要はこちらで見られます。

他の美術館や博物館は、何を展示しているのかな? ということで、調べてみました。
子供も連れて行こうと思うと、行ける日に制限が出てしまいます。でも、子供が興味を持たなさそうなものは、一人で平日にササッと行ってしまうに限りますね。ぐずぐずしていたら会期が終わってしまうので、仕事も勉強もテキパキこなして行かなければ、です。

uriel_archangel at 13:36 | 講演会・展覧会 
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