奈良
June 22, 2012
2012年関西旅行記その8・奈良国立博物館と食べ物編
もう、いい加減、記憶が薄れていますよ……(汗) 今回でおしまい! にします。
東大寺から移動する途中、興福寺の近くで甘酒をいただきました。しょうがが入っていて、雨でちょっとひんやりしていたので、温まりました。――が、猫舌なので飲むまでに時間がかかってしまいます(苦笑)
お昼は、いったん近鉄奈良駅近くに戻って、「びっくりうどん三好野」です。奈良に思い入れのある家族が、どうしても行きたいと言って譲らないお店です(笑) ボリュームがあるので(びっくりうどんは2玉使っているし、おいなりさんも大きいです)、お腹いっぱいになります。私が注文したのは、あんかけうどんだったかな〜。
以前はうどんを全部食べられなかったかな? という息子も、今ではうどんとごはんを一緒にぺろりと食べられるくらいになりました。これから、もっともっと食べるようになるのでしょうね……。家族によると、成長期でお腹がペコペコでお金のない中高生には、とてもありがたいお店だったそうです。
この後またてくてく歩いて、今度は奈良国立博物館に向かいます。残念ながら、特別展の谷間で(翌日から開始、だったのです……)通常展しか見られませんでした。
――とは言っても、さすが奈良、素晴らしい仏像の数々を見ることができました。もともと昨年、『ぶらぶら美術・博物館』で、「奈良の平城遷都1300年 魅惑の奈良 〜お寺めぐりと奈良国立博物館〜」の回を見て、「これは見に行かねば!」と思っていたのです。特別展がなくても気になりません。
というわけで、歩き回ってかなり疲れていましたが、じっくりと鑑賞しました。中国や朝鮮半島の仏さまから、飛鳥時代の仏さまも見られます。舞楽面もありました。
これで、あれこれ見て回った奈良観光も終了! またまた昼食を食べに行くときと同じようなルートをたどり、ホテルに置いてあった荷物を引き取ります。あまり遅くならないうちに東京に戻るため、奈良を離れて京都に向かいました。
前回の奈良旅行では、JRで京都に行くのは不便だったということで、近鉄を利用しましたが、今回は乗り換えのしやすさから、JRで京都に向かいます。みんなで歩き回って疲れていたので、うとうとしながらの移動でした。奈良ではいつ降り出してもおかしくない天気でしたが(実際降られましたし)、山を越えて京都府に入ると(ここらへん地理の知識があやふやなので間違っているかもしれません)とてもいい天気だったのが、印象的でした。
京都駅では駅弁を購入。せっかくなので、近江八幡のこんにゃくを使ったものにしてみました。確か、滋賀の食材を使ったお弁当、だったかなあ……。
見慣れない人間にはびっくりする色ですが、味は普通のこんにゃくでした。近江八幡観光物産協会の解説はこちらです。
新幹線でUQ-WiFiを使った話はこちらに書きました。
――というわけで、ようやく、長々と書いていた春休みの大阪・奈良の旅行はおしまいです。もう梅雨時ですよ(汗)
今回の旅行の感想は、「せっかくだから、奈良に宿泊して観光するほうが、じっくり楽しめる!」でした。本当は息子が行きたがっていた斑鳩や、私が好きな明日香村など、まだ行けていない場所はたくさんあります。息子が大きくなって体力がついたので、大人と一緒にあちこち動けるようになったのも、旅行が楽になった理由だとは思います。
大阪や京都に比べると、「新しいおしゃれな宿」というのはまだまだ少ないかもしれませんが、それでも宿泊する利点は多いです。行きたい場所はあちこちありますが、また泊まりがけで奈良に来たいなあ、と思っています。
東大寺から移動する途中、興福寺の近くで甘酒をいただきました。しょうがが入っていて、雨でちょっとひんやりしていたので、温まりました。――が、猫舌なので飲むまでに時間がかかってしまいます(苦笑)
お昼は、いったん近鉄奈良駅近くに戻って、「びっくりうどん三好野」です。奈良に思い入れのある家族が、どうしても行きたいと言って譲らないお店です(笑) ボリュームがあるので(びっくりうどんは2玉使っているし、おいなりさんも大きいです)、お腹いっぱいになります。私が注文したのは、あんかけうどんだったかな〜。
以前はうどんを全部食べられなかったかな? という息子も、今ではうどんとごはんを一緒にぺろりと食べられるくらいになりました。これから、もっともっと食べるようになるのでしょうね……。家族によると、成長期でお腹がペコペコでお金のない中高生には、とてもありがたいお店だったそうです。
この後またてくてく歩いて、今度は奈良国立博物館に向かいます。残念ながら、特別展の谷間で(翌日から開始、だったのです……)通常展しか見られませんでした。
――とは言っても、さすが奈良、素晴らしい仏像の数々を見ることができました。もともと昨年、『ぶらぶら美術・博物館』で、「奈良の平城遷都1300年 魅惑の奈良 〜お寺めぐりと奈良国立博物館〜」の回を見て、「これは見に行かねば!」と思っていたのです。特別展がなくても気になりません。
というわけで、歩き回ってかなり疲れていましたが、じっくりと鑑賞しました。中国や朝鮮半島の仏さまから、飛鳥時代の仏さまも見られます。舞楽面もありました。
これで、あれこれ見て回った奈良観光も終了! またまた昼食を食べに行くときと同じようなルートをたどり、ホテルに置いてあった荷物を引き取ります。あまり遅くならないうちに東京に戻るため、奈良を離れて京都に向かいました。
前回の奈良旅行では、JRで京都に行くのは不便だったということで、近鉄を利用しましたが、今回は乗り換えのしやすさから、JRで京都に向かいます。みんなで歩き回って疲れていたので、うとうとしながらの移動でした。奈良ではいつ降り出してもおかしくない天気でしたが(実際降られましたし)、山を越えて京都府に入ると(ここらへん地理の知識があやふやなので間違っているかもしれません)とてもいい天気だったのが、印象的でした。
京都駅では駅弁を購入。せっかくなので、近江八幡のこんにゃくを使ったものにしてみました。確か、滋賀の食材を使ったお弁当、だったかなあ……。
見慣れない人間にはびっくりする色ですが、味は普通のこんにゃくでした。近江八幡観光物産協会の解説はこちらです。
新幹線でUQ-WiFiを使った話はこちらに書きました。
――というわけで、ようやく、長々と書いていた春休みの大阪・奈良の旅行はおしまいです。もう梅雨時ですよ(汗)
今回の旅行の感想は、「せっかくだから、奈良に宿泊して観光するほうが、じっくり楽しめる!」でした。本当は息子が行きたがっていた斑鳩や、私が好きな明日香村など、まだ行けていない場所はたくさんあります。息子が大きくなって体力がついたので、大人と一緒にあちこち動けるようになったのも、旅行が楽になった理由だとは思います。
大阪や京都に比べると、「新しいおしゃれな宿」というのはまだまだ少ないかもしれませんが、それでも宿泊する利点は多いです。行きたい場所はあちこちありますが、また泊まりがけで奈良に来たいなあ、と思っています。
May 30, 2012
2012年関西旅行記その7・東大寺編
もうすぐ6月なのに、まだ4月の旅行のことを書いています(汗)
ともあれ、興福寺に行った後、さらにてくてく歩いて東大寺に向かいます。鹿がいっぱいいるのはお約束ですね。
鹿せんべいをあげたりしながら、参道をてくてく歩きます。「もっと鹿せんべいもってない?」という感じで、鹿がしばらくついてきました。
東大寺は定番&人気の観光スポットなので、一気に観光客が増えます。興福寺もそれなりに人がいましたが、東大寺は観光客が多いですし、観光客もインターナショナルです。
南大門と仁王像はとても大きく、威厳がありました。
さて、この南大門の近くに、今回家族が非常に行きたがっていた場所があります。
実はこの敷地は、もともと家族が中学高校の6年間を過ごした場所なのです(と書くと、分かる人は分かります……)。
「奈良時代の東大寺」展が開催されていて、不空羂索観音が、日光菩薩・月光菩薩とともに展示されていました。(確か)平城京ミュージアムにいらっしゃったボランティア解説員のおじさんが、「今行くと、不空羂索観音と、日光菩薩・月光菩薩が一緒に見られます。これは貴重な機会ですよ」とお話してくださったのです。
観音像の合掌した手の中に入れられた水晶玉や、頭の部分の天然石や真珠がはめこまれた飾りが見られるようになっていました。確か興福寺でもあったかな? と思うのですが、敷地内から発掘された水晶も展示されていました。当時の人々が、こういう石にどのような思いを込めていたのかな? と考えるのも興味深いです。
このあたりで、雨がパラパラと降ってきました。傘を使ったりウィンドブレーカーのフードをかぶったりしながら、大仏殿に向かいます。
大仏殿も大仏様も、とても大きかったです。小学2年生当時の息子は、柱の穴を通り抜けるのに挑戦しましたが、今回はもう体が……なので、パス。順番待ちの、たくさんの人がいました。
息子は歴史を勉強したこともあって、前日・この日と、平城宮遺跡や寺院を訪れましたが、いろいろと興味を持って見学していました。こうやって世界が広がるということだけでも、受験勉強の甲斐があるというものです。
息子が正倉院が見たい、というので、正倉院のある場所まで行きました。中尊寺金色堂のように建物の中に入っているので、正倉院そのものが見られるわけではないのですが……。
転害門の方向に行くと遠回りになってしまうし、もうお昼ご飯の時間で息子は「お腹が減った〜」と言っているしで、私の好きな戒壇院はあきらめ(でも、写真ミュージアムで大好きな広目天の写真を手に入れたので、我慢我慢!)、脇を通り抜けて水門町の街並みを通り抜け、駅の方向に向かいました。
この次で最終回、の予定です……。
ともあれ、興福寺に行った後、さらにてくてく歩いて東大寺に向かいます。鹿がいっぱいいるのはお約束ですね。
鹿せんべいをあげたりしながら、参道をてくてく歩きます。「もっと鹿せんべいもってない?」という感じで、鹿がしばらくついてきました。
東大寺は定番&人気の観光スポットなので、一気に観光客が増えます。興福寺もそれなりに人がいましたが、東大寺は観光客が多いですし、観光客もインターナショナルです。
南大門と仁王像はとても大きく、威厳がありました。
さて、この南大門の近くに、今回家族が非常に行きたがっていた場所があります。
実はこの敷地は、もともと家族が中学高校の6年間を過ごした場所なのです(と書くと、分かる人は分かります……)。
「奈良時代の東大寺」展が開催されていて、不空羂索観音が、日光菩薩・月光菩薩とともに展示されていました。(確か)平城京ミュージアムにいらっしゃったボランティア解説員のおじさんが、「今行くと、不空羂索観音と、日光菩薩・月光菩薩が一緒に見られます。これは貴重な機会ですよ」とお話してくださったのです。
観音像の合掌した手の中に入れられた水晶玉や、頭の部分の天然石や真珠がはめこまれた飾りが見られるようになっていました。確か興福寺でもあったかな? と思うのですが、敷地内から発掘された水晶も展示されていました。当時の人々が、こういう石にどのような思いを込めていたのかな? と考えるのも興味深いです。
このあたりで、雨がパラパラと降ってきました。傘を使ったりウィンドブレーカーのフードをかぶったりしながら、大仏殿に向かいます。
大仏殿も大仏様も、とても大きかったです。小学2年生当時の息子は、柱の穴を通り抜けるのに挑戦しましたが、今回はもう体が……なので、パス。順番待ちの、たくさんの人がいました。
息子は歴史を勉強したこともあって、前日・この日と、平城宮遺跡や寺院を訪れましたが、いろいろと興味を持って見学していました。こうやって世界が広がるということだけでも、受験勉強の甲斐があるというものです。
息子が正倉院が見たい、というので、正倉院のある場所まで行きました。中尊寺金色堂のように建物の中に入っているので、正倉院そのものが見られるわけではないのですが……。
転害門の方向に行くと遠回りになってしまうし、もうお昼ご飯の時間で息子は「お腹が減った〜」と言っているしで、私の好きな戒壇院はあきらめ(でも、写真ミュージアムで大好きな広目天の写真を手に入れたので、我慢我慢!)、脇を通り抜けて水門町の街並みを通り抜け、駅の方向に向かいました。
この次で最終回、の予定です……。
May 17, 2012
2012年関西旅行記その6・興福寺編
この旅行記、20日以上のご無沙汰でした(汗) 結構書くのに時間がかかるので、仕事のスケジュールが詰まってくると、できなくなるのです。
ともあれ、最終日です。朝起きて朝食のレストランに行くと……年配の方がたくさんいらっしゃいました。あとは、外国人観光客がちらほら。年配の方は、朝食を提供する時間が始まったらすぐにいらしたようで、最初は混雑していたレストランも、すぐにがらーんとしてしまいました。
前日の大阪のホテルのように豪華、というわけではありませんが、和洋食いろいろあって、しっかりいただきました。
朝食後、チェックアウトして荷物を預かっていただいて、観光に出発です。
まず最初に行ったのは、興福寺です。八部衆が見たい〜、と私が言ったので(阿修羅像だけではないのです)。東金堂と国宝館を拝観しました。
いろいろ記憶があいまいになってきているのですが、国宝や重要文化財がいっぱいで、「すごいなあ」でした。阿修羅像ももちろん素晴らしいのですが、実は迦楼羅(かるら)像も好きです。顔が鳥で体が人間というファンタジーな造形が好きなのです。
天平期の仏像の、写実的な描写がとてもお気に入りな私には、当時の仏像がたくさん見られて「最高!」でした。
売店で知ったのですが「阿修羅ファンクラブ」というものがあるそうです……。公式ソングとかグッズとかあって、なかなか興味深いものになっています。
――ということで、やはり書く時間が無くなったので、今回はここまでです(汗)
この日はほとんど写真を撮影していないので、前日に猿沢の池から撮影したものをご紹介します。
南円堂です。
五重塔です。
夕方なので、かなり暗い感じになっていますが。
ともあれ、最終日です。朝起きて朝食のレストランに行くと……年配の方がたくさんいらっしゃいました。あとは、外国人観光客がちらほら。年配の方は、朝食を提供する時間が始まったらすぐにいらしたようで、最初は混雑していたレストランも、すぐにがらーんとしてしまいました。
前日の大阪のホテルのように豪華、というわけではありませんが、和洋食いろいろあって、しっかりいただきました。
朝食後、チェックアウトして荷物を預かっていただいて、観光に出発です。
まず最初に行ったのは、興福寺です。八部衆が見たい〜、と私が言ったので(阿修羅像だけではないのです)。東金堂と国宝館を拝観しました。
いろいろ記憶があいまいになってきているのですが、国宝や重要文化財がいっぱいで、「すごいなあ」でした。阿修羅像ももちろん素晴らしいのですが、実は迦楼羅(かるら)像も好きです。顔が鳥で体が人間というファンタジーな造形が好きなのです。
天平期の仏像の、写実的な描写がとてもお気に入りな私には、当時の仏像がたくさん見られて「最高!」でした。
売店で知ったのですが「阿修羅ファンクラブ」というものがあるそうです……。公式ソングとかグッズとかあって、なかなか興味深いものになっています。
――ということで、やはり書く時間が無くなったので、今回はここまでです(汗)
この日はほとんど写真を撮影していないので、前日に猿沢の池から撮影したものをご紹介します。
南円堂です。
五重塔です。
夕方なので、かなり暗い感じになっていますが。
April 26, 2012
2012年関西旅行記その5・高畑とならまち編
余談ですが、息子には「長屋王の祟りでここがイトーヨーカドーになった」とはしょった説明をしました。――と、いきなり前回の続きです。
もうチェックインできる時間になっていたので、近鉄奈良駅から近くのホテルに向かいます。部屋に荷物を置いてから、観光に出発です。昔だったら、息子にこれだけあちこち動き回る体力はなかったのですが、今は一緒に歩けます。
前回奈良に来たときはまだ小学2年生くらいだったので、全然体力が違うのは当たり前なのですが(汗)
ホテルに荷物を置いて、ちょっと休憩してから出発です。
バスに乗って、高畑に行きました。ここにあるのが、家族がとても行きたがっていた「入江泰吉記念奈良市写真美術館」です。行ったことのない場所だし、実は普通の住宅街の中を歩くので、バス停から美術館まで、なんだかとても長い時間歩いたような感じがしました。
ちょっとだけ迷いましたが、無事、美術館に到着。
行ったときは、東大寺の写真を紹介する企画展が開催されていました。入江泰吉の写真が好きな家族は、その被写体がやはり好きな東大寺ということで、大喜びです。はしゃぎはしませんけれどね。
こういう写真を見ていると、建物や仏像など、どうして同じものを撮影しても、全然雰囲気が違うのだろう……と思います。絵のように、撮影する人の精神性が出るというものなのでしょうか。
それと、今のように気軽に写真を撮影できる時代ではなく、フィルムですから、モニターを見て撮り直しなどできません。どういうふうに撮影できているかは、現像してみなければ分かりません。なのに、ああいう素晴らしい写真なのです。
プロだから当然ではありますが、どうすれば、その「ワンチャンス」をものにできるのでしょう。――と書くとスポーツみたいですけれど、チャンスを外しっぱなしの私は、本当にそう思います。
展示を見た後は、大好きな東大寺戒壇院の広目天の写真などを、ショップで購入しました。
帰り道はルートが分かっているので、行きよりもずっと短く感じます。それから、今度はならまちをてくてく歩きました。だいぶ疲れてきたので、街並みを楽しむというより、ひたすら歩く、でしたが……。
ちょうど元興寺に出たので、拝観しました。
瓦の色がちょっと違うところは、創建当時の飛鳥時代のものが使われているそうです……。今も残るというのは、すごいですね。
桜もきれいに咲き始める時期でした。
この後はさらにてくてく歩いて、猿沢の池の脇を通り過ぎ、ホテルに戻りました。この日はいったい、何km歩いたのやら、です。
夕食は、ホテルの比較的近くにあった気になるお店です。
とりづくしでした。どの料理も、とても美味しかったです。息子は鶏飯を気に入っていました。
奥に見えるのは、利き酒セットです(内容は日替わりだそうです)。家族みんなで大満足でした。また行きたいね〜、と話しています。
そして、ようやく2日目のことを書き終わりました。我ながら長かったです。
もうチェックインできる時間になっていたので、近鉄奈良駅から近くのホテルに向かいます。部屋に荷物を置いてから、観光に出発です。昔だったら、息子にこれだけあちこち動き回る体力はなかったのですが、今は一緒に歩けます。
前回奈良に来たときはまだ小学2年生くらいだったので、全然体力が違うのは当たり前なのですが(汗)
ホテルに荷物を置いて、ちょっと休憩してから出発です。
バスに乗って、高畑に行きました。ここにあるのが、家族がとても行きたがっていた「入江泰吉記念奈良市写真美術館」です。行ったことのない場所だし、実は普通の住宅街の中を歩くので、バス停から美術館まで、なんだかとても長い時間歩いたような感じがしました。
ちょっとだけ迷いましたが、無事、美術館に到着。
行ったときは、東大寺の写真を紹介する企画展が開催されていました。入江泰吉の写真が好きな家族は、その被写体がやはり好きな東大寺ということで、大喜びです。はしゃぎはしませんけれどね。
こういう写真を見ていると、建物や仏像など、どうして同じものを撮影しても、全然雰囲気が違うのだろう……と思います。絵のように、撮影する人の精神性が出るというものなのでしょうか。
それと、今のように気軽に写真を撮影できる時代ではなく、フィルムですから、モニターを見て撮り直しなどできません。どういうふうに撮影できているかは、現像してみなければ分かりません。なのに、ああいう素晴らしい写真なのです。
プロだから当然ではありますが、どうすれば、その「ワンチャンス」をものにできるのでしょう。――と書くとスポーツみたいですけれど、チャンスを外しっぱなしの私は、本当にそう思います。
展示を見た後は、大好きな東大寺戒壇院の広目天の写真などを、ショップで購入しました。
帰り道はルートが分かっているので、行きよりもずっと短く感じます。それから、今度はならまちをてくてく歩きました。だいぶ疲れてきたので、街並みを楽しむというより、ひたすら歩く、でしたが……。
ちょうど元興寺に出たので、拝観しました。
瓦の色がちょっと違うところは、創建当時の飛鳥時代のものが使われているそうです……。今も残るというのは、すごいですね。
桜もきれいに咲き始める時期でした。
この後はさらにてくてく歩いて、猿沢の池の脇を通り過ぎ、ホテルに戻りました。この日はいったい、何km歩いたのやら、です。
夕食は、ホテルの比較的近くにあった気になるお店です。
とりづくしでした。どの料理も、とても美味しかったです。息子は鶏飯を気に入っていました。
奥に見えるのは、利き酒セットです(内容は日替わりだそうです)。家族みんなで大満足でした。また行きたいね〜、と話しています。
そして、ようやく2日目のことを書き終わりました。我ながら長かったです。
April 19, 2012
2012年関西旅行記その4・平城宮跡と大極殿編
あれこれ見学してから、資料館の入っている建物を出ました。資料館(資料館というより奈良文化財研究所、だったかな)のミュージアムグッズは、古都の風情を感じるものがありました。が、衝動買いはしないように頑張ったので(このときは……)、購入しませんでした。興味のある方は、ガイドブックなどで紹介されているものもあるので、ぜひ見てみてください。
平城京は、平安京遷都後は、あっという間に田畑になってしまったようです。現在の平城宮跡は、広大な草原という風情です。松尾芭蕉ではありませんが、それこそ「みやこびとが夢のあと」という感じです。写真には撮影しませんでしたが、少し離れた場所を(平城宮跡を横切って)近鉄が走っています。
しばらく歩くと、大極殿がこんなふうに見えます。せっかくだからこっちのほうに行ってみよう、ということで歩いたのですが、実に広大でした。
ズームで撮影したので意外と大きく写っている朱雀門は、「あそこまでとても歩いて行く気にはならない」という感じで見えました。
こういう比較対象がない写真だと分かりにくいですが、この大極殿、大きいですよ。軒に、風鈴ではないですが金属の飾りがあって、それが風になびいて鳴っていたのが印象的でした。気分だけは天平人です。
もうお昼になっているし、そろそろ移動しようか……ということで、大極殿の方向に向かって歩いていたところ、大極殿の内部に入れることが分かりました。せっかくなので(入場無料だし)入ってみました。
きちんと説明を読んだわけではないのですが、天皇陛下(この当時はなんと呼ばれていたのでしょう……大王は古いのかな?)がお座りになった場所だと思います。玉座、でしょうか。
天井の装飾が興味深かったので撮影しました。格子のひとつひとつに、花が描かれていました。これは想像でしょうか? 現代の画家によって四方の守り神も描かれていて(玄武や朱雀など)、雰囲気がありました。
これは、復元した大極殿に使われた鴟尾と同じサイズのものだと思います。奈良文化財研究所で、他の鴟尾を参考に、当時の姿を考えたもののようです。相変わらず比較対象を入れていませんが……。ちょっと検索したところ、高さは約2メートルだそうです。
ここで体力的にも限界になり、大和西大寺駅に向かっててくてくと歩き、UNIQLOの入ったショッピングセンター(ならファミリー)を目指します。お昼を食べるのにちょうどいいレストランもあるでしょう、ということで。
どういうレストランがあるのか見ていたら、お台場のアクアシティに行くと必ずと言っていいほど食べる「鶴橋風月」がありました。息子に「鶴橋風月があるよ」と言ったら、「僕、ここがいい!」と即決です。
家族がUNIQLOに行っている間に、さっさとお店に入ります。
だいぶ前から1人1枚です。ですが、以前はみんなでシェアしていたサイドメニューも、最近は息子が1人で食べるようになりました。
「UNIQLOで買い物をして、鶴橋風月でお好み焼きを食べる」というのは、東京でもできるし、大阪でも、奈良でもできるのだなあ、と思いました(他の都市でもできるかと思いますが)。どこも均質化しているというのを実感します。
満足したところで大和西大寺駅に戻り、コインロッカーから荷物を回収して、近鉄奈良駅に向かいます。
平城宮跡で何度も見ていた電車に乗りました。途中で見えたイトーヨーカドーは、私がン十年前に高校の修学旅行で見たときは、ガイドさんが「長屋王の屋敷跡が発見されたのですが、ここは奈良そごうになります」と言っていた場所でした。あれからバブルもはじけ、いろいろありました。
我が家では「そごうがダメになったのは長屋王の祟りだ」ということになっています(笑)
まだ2日目が終わりません……。
平城京は、平安京遷都後は、あっという間に田畑になってしまったようです。現在の平城宮跡は、広大な草原という風情です。松尾芭蕉ではありませんが、それこそ「みやこびとが夢のあと」という感じです。写真には撮影しませんでしたが、少し離れた場所を(平城宮跡を横切って)近鉄が走っています。
しばらく歩くと、大極殿がこんなふうに見えます。せっかくだからこっちのほうに行ってみよう、ということで歩いたのですが、実に広大でした。
ズームで撮影したので意外と大きく写っている朱雀門は、「あそこまでとても歩いて行く気にはならない」という感じで見えました。
こういう比較対象がない写真だと分かりにくいですが、この大極殿、大きいですよ。軒に、風鈴ではないですが金属の飾りがあって、それが風になびいて鳴っていたのが印象的でした。気分だけは天平人です。
もうお昼になっているし、そろそろ移動しようか……ということで、大極殿の方向に向かって歩いていたところ、大極殿の内部に入れることが分かりました。せっかくなので(入場無料だし)入ってみました。
きちんと説明を読んだわけではないのですが、天皇陛下(この当時はなんと呼ばれていたのでしょう……大王は古いのかな?)がお座りになった場所だと思います。玉座、でしょうか。
天井の装飾が興味深かったので撮影しました。格子のひとつひとつに、花が描かれていました。これは想像でしょうか? 現代の画家によって四方の守り神も描かれていて(玄武や朱雀など)、雰囲気がありました。
これは、復元した大極殿に使われた鴟尾と同じサイズのものだと思います。奈良文化財研究所で、他の鴟尾を参考に、当時の姿を考えたもののようです。相変わらず比較対象を入れていませんが……。ちょっと検索したところ、高さは約2メートルだそうです。
ここで体力的にも限界になり、大和西大寺駅に向かっててくてくと歩き、UNIQLOの入ったショッピングセンター(ならファミリー)を目指します。お昼を食べるのにちょうどいいレストランもあるでしょう、ということで。
どういうレストランがあるのか見ていたら、お台場のアクアシティに行くと必ずと言っていいほど食べる「鶴橋風月」がありました。息子に「鶴橋風月があるよ」と言ったら、「僕、ここがいい!」と即決です。
家族がUNIQLOに行っている間に、さっさとお店に入ります。
だいぶ前から1人1枚です。ですが、以前はみんなでシェアしていたサイドメニューも、最近は息子が1人で食べるようになりました。
「UNIQLOで買い物をして、鶴橋風月でお好み焼きを食べる」というのは、東京でもできるし、大阪でも、奈良でもできるのだなあ、と思いました(他の都市でもできるかと思いますが)。どこも均質化しているというのを実感します。
満足したところで大和西大寺駅に戻り、コインロッカーから荷物を回収して、近鉄奈良駅に向かいます。
平城宮跡で何度も見ていた電車に乗りました。途中で見えたイトーヨーカドーは、私がン十年前に高校の修学旅行で見たときは、ガイドさんが「長屋王の屋敷跡が発見されたのですが、ここは奈良そごうになります」と言っていた場所でした。あれからバブルもはじけ、いろいろありました。
我が家では「そごうがダメになったのは長屋王の祟りだ」ということになっています(笑)
まだ2日目が終わりません……。
April 16, 2012
2012年関西旅行記その3・平城宮跡資料館編
奈良西大寺駅で、大きな荷物をコインロッカーに預けました。てくてく歩いて平城宮跡に向かいます。
まず最初に、お手洗いが使えるし……ということで入った平城宮跡資料館で、予想以上に長居をすることになりました。無料で入れるのですが、予想以上に内容が充実していました。
思わず写真を撮影してしまいました。
これは、仕事をする部屋ですね。手前(真ん中右端)に見えるのは、碁盤です。
手前は琴(筝?)かな〜、と思うのですが、撮影した本人としては、メインはその奥の双六です。今のバックギャモンですね。
食事の再現をしています。当時は今のように保存方法が発達しているわけではないですから、私たちから見るとかなりびっくりするようなもの(鮮度や味付けの面で)を食べていたのではないかと思います。
私が一番気に入ったのは、木簡(発掘された木簡のレプリカ)の展示です。お役所は書類が大切! というのは今も昔も変わらないようで、たくさん出てくるのですね。その中にある似顔絵や落書きが、とてもいい感じなのです。「昔も今も、絵心って変わらないのねえ」という感じです。
なんだか、1300年ちかく前の人と言っても、私たちとあまり変わらない感じで、親しみが持てますよね。
右奥の絵は、兄が修学旅行で焼き物に描いた顔を思い出します……(笑)
こういう展示以外の「考古科学コーナー」も、さすが最先端! という感じで興味深かったです。「発掘速報展」では「発掘を体験してみよう!」みたいなコーナーもあり、夢中になった息子はものさしを持って座り込み、熱心に測っていました。「どの遺構がどの順番に作られたかを考える」というのもあり、考古学って科学なんだなあ、と実感しました。
特別展では、東日本大震災での文化財レスキューについても紹介していました。資料をなるべく傷めずに元の状態に戻すためにフリーズドライが使われているなど、興味深かったです。各地から専門家が文化財レスキューに向かうものの、優先順位の問題もあり、なかなか難しいようです。
文化財レスキューを特集したテレビ番組が流れていたのですが、そこで印象的だったのは、「貝塚遺跡はほとんどが津波の被害を受けていなかった」ということです。昔の人たちは、「大津波が到達しないところ」を選んで住んでいたのですね。
伊東乾氏の「なぜ津波で洗われる地域に家を作ったのか? あれから1年、正しく怖がる放射能【3】」にもあったのですが、三陸地域で人が平地に暮らすようになったのは、高度成長期のようです。全部の地域でこれが当てはまるかは分かりませんが……。
――と、あれこれ書きましたが、平城宮跡はまだまだ続きます(汗)
まず最初に、お手洗いが使えるし……ということで入った平城宮跡資料館で、予想以上に長居をすることになりました。無料で入れるのですが、予想以上に内容が充実していました。
思わず写真を撮影してしまいました。
これは、仕事をする部屋ですね。手前(真ん中右端)に見えるのは、碁盤です。
手前は琴(筝?)かな〜、と思うのですが、撮影した本人としては、メインはその奥の双六です。今のバックギャモンですね。
食事の再現をしています。当時は今のように保存方法が発達しているわけではないですから、私たちから見るとかなりびっくりするようなもの(鮮度や味付けの面で)を食べていたのではないかと思います。
私が一番気に入ったのは、木簡(発掘された木簡のレプリカ)の展示です。お役所は書類が大切! というのは今も昔も変わらないようで、たくさん出てくるのですね。その中にある似顔絵や落書きが、とてもいい感じなのです。「昔も今も、絵心って変わらないのねえ」という感じです。
なんだか、1300年ちかく前の人と言っても、私たちとあまり変わらない感じで、親しみが持てますよね。
右奥の絵は、兄が修学旅行で焼き物に描いた顔を思い出します……(笑)
こういう展示以外の「考古科学コーナー」も、さすが最先端! という感じで興味深かったです。「発掘速報展」では「発掘を体験してみよう!」みたいなコーナーもあり、夢中になった息子はものさしを持って座り込み、熱心に測っていました。「どの遺構がどの順番に作られたかを考える」というのもあり、考古学って科学なんだなあ、と実感しました。
特別展では、東日本大震災での文化財レスキューについても紹介していました。資料をなるべく傷めずに元の状態に戻すためにフリーズドライが使われているなど、興味深かったです。各地から専門家が文化財レスキューに向かうものの、優先順位の問題もあり、なかなか難しいようです。
文化財レスキューを特集したテレビ番組が流れていたのですが、そこで印象的だったのは、「貝塚遺跡はほとんどが津波の被害を受けていなかった」ということです。昔の人たちは、「大津波が到達しないところ」を選んで住んでいたのですね。
伊東乾氏の「なぜ津波で洗われる地域に家を作ったのか? あれから1年、正しく怖がる放射能【3】」にもあったのですが、三陸地域で人が平地に暮らすようになったのは、高度成長期のようです。全部の地域でこれが当てはまるかは分かりませんが……。
――と、あれこれ書きましたが、平城宮跡はまだまだ続きます(汗)
April 01, 2012
大阪・奈良の旅への準備
来週というか今週というか、ともかく4月の第1週に、家族で帰省します。本来の目的は義母に会うことです。――が、塾で忙しくて慌ただしかった数年分を取り返すがごとく、「ついでの奈良旅行」がメインになる勢いです(笑)
厳密にいうと、息子が好きな戦国武将の小西行長ゆかりの場所に行きたいというリクエストがあったため、ほとんど通りすがり的に堺市にも行きます。でも、時間がないので行ける場所はちょっとだけです……。
実際、あれこれ調べてみると、ゆかりの場所は出身地(?)の堺よりも、熊本(宇土)や岐阜のほうが多いというか、見栄えのするものがあります。本来の目的地から行ける場所が限られていたので、こういうことになりました。いつかは、ちゃんと熊本に行かなければ、ですね。
そんなわけで、奈良のガイドブックを買いました。こういうのは、実際に手に取ってみて、自分に相性の良さそうなものを探すほうがいいですね。
奈良 仏像めぐり (たびカル)
販売元:ジェイティビィパブリッシング
(2010-04-27)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
手軽に読めて仏像にフォーカスしている点が、「いいかも!」と思いました。奈良・京都を網羅したものもありますが、今回は奈良しか行かないので、これでいいかなあ、と。
まっぷる歩く奈良 大和路 (まっぷる国内版)
販売元:昭文社
(2012-01-27)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
で、どこまで使うかは分かりませんが、食べるところやお土産などのお買い物情報も欲しいので、まっぷるも購入しました。
――と書いたところで不安になって、旅行で使う予定の(荷物用ではない)バッグにまっぷるが入るか、確かめました。無事に入るサイズだったので、ひと安心です。旅先で使うガイドブックは、内容が充実しているかどうかも大切ですが、それ以上に、簡単に持ち運べるサイズかどうかも重要です。
日本だとあまり気にしなくてもいいのかもしれませんが、海外だと、いかにも〜なガイドブックを持って歩くのは、「おのぼりさんがいますよ」と言っているようなものです。ヘンなのに目をつけられないように、なるべく大きくないものを選んでいます。とは言っても、『地球の歩き方』サイズですけれど。
こうやってガイドブックを見ていると、かわいい感じのお守りもあるので「買ってみたいなあ」と思うのですが、既にイグナチオ教会付属の案内所(売店?)で購入したおメダイをつけているので、日本人らしいというか節操がなさすぎるので、考えてしまいます(苦笑)
厳密にいうと、息子が好きな戦国武将の小西行長ゆかりの場所に行きたいというリクエストがあったため、ほとんど通りすがり的に堺市にも行きます。でも、時間がないので行ける場所はちょっとだけです……。
実際、あれこれ調べてみると、ゆかりの場所は出身地(?)の堺よりも、熊本(宇土)や岐阜のほうが多いというか、見栄えのするものがあります。本来の目的地から行ける場所が限られていたので、こういうことになりました。いつかは、ちゃんと熊本に行かなければ、ですね。
そんなわけで、奈良のガイドブックを買いました。こういうのは、実際に手に取ってみて、自分に相性の良さそうなものを探すほうがいいですね。
奈良 仏像めぐり (たびカル)
販売元:ジェイティビィパブリッシング
(2010-04-27)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
手軽に読めて仏像にフォーカスしている点が、「いいかも!」と思いました。奈良・京都を網羅したものもありますが、今回は奈良しか行かないので、これでいいかなあ、と。
まっぷる歩く奈良 大和路 (まっぷる国内版)
販売元:昭文社
(2012-01-27)
販売元:Amazon.co.jp
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で、どこまで使うかは分かりませんが、食べるところやお土産などのお買い物情報も欲しいので、まっぷるも購入しました。
――と書いたところで不安になって、旅行で使う予定の(荷物用ではない)バッグにまっぷるが入るか、確かめました。無事に入るサイズだったので、ひと安心です。旅先で使うガイドブックは、内容が充実しているかどうかも大切ですが、それ以上に、簡単に持ち運べるサイズかどうかも重要です。
日本だとあまり気にしなくてもいいのかもしれませんが、海外だと、いかにも〜なガイドブックを持って歩くのは、「おのぼりさんがいますよ」と言っているようなものです。ヘンなのに目をつけられないように、なるべく大きくないものを選んでいます。とは言っても、『地球の歩き方』サイズですけれど。
こうやってガイドブックを見ていると、かわいい感じのお守りもあるので「買ってみたいなあ」と思うのですが、既にイグナチオ教会付属の案内所(売店?)で購入したおメダイをつけているので、日本人らしいというか節操がなさすぎるので、考えてしまいます(苦笑)
March 16, 2012
4月の旅行が楽しみです
毎年4月は、大阪の親戚の家で行われるお花見に行くのが恒例です。ですが、今年は諸般の事情により、お花見がありません。
かと言って、会いたい人もいるわけで、大阪に行くこと自体をやめるわけにもいきません。そんなわけで、いつもと違う旅行を計画しました。
これまでは、土曜日に(お花見が行われる場所から離れた場所に住んでいる)義母に会い、大阪で1泊し、日曜日にお花見に参加して夕方帰宅、というのが多いパターンでした。小学校の始業式が早いので翌日が始業式というパターンが多く、もうちょっとのんびりする、というのができなかったのです(これができたときもありましたが、少なかったです)。
今回は、週末に行く必要がなくなったので、平日に行くことにしました。息子の入学式が遅めなので、助かりました。
義母に会い、大阪で1泊してから奈良観光(宿泊もあり)、というスケジュールです。分かりやすく言えば2泊3日です。往路は飛行機ですが、復路は奈良からということもあり、新幹線の予定です。
奈良(市内です)でどこに行くかをはっきり決めなければ、と思っていますが、まだガイドブックを入手していません。これも探さないと、ですね。
私はなぜか、京都より奈良が好きというタイプなので、じっくり滞在(と言っても1泊ですが……)できるのが楽しみです。よくよく考えると、奈良で宿泊なんて、高校の修学旅行以来です(笑)
かと言って、会いたい人もいるわけで、大阪に行くこと自体をやめるわけにもいきません。そんなわけで、いつもと違う旅行を計画しました。
これまでは、土曜日に(お花見が行われる場所から離れた場所に住んでいる)義母に会い、大阪で1泊し、日曜日にお花見に参加して夕方帰宅、というのが多いパターンでした。小学校の始業式が早いので翌日が始業式というパターンが多く、もうちょっとのんびりする、というのができなかったのです(これができたときもありましたが、少なかったです)。
今回は、週末に行く必要がなくなったので、平日に行くことにしました。息子の入学式が遅めなので、助かりました。
義母に会い、大阪で1泊してから奈良観光(宿泊もあり)、というスケジュールです。分かりやすく言えば2泊3日です。往路は飛行機ですが、復路は奈良からということもあり、新幹線の予定です。
奈良(市内です)でどこに行くかをはっきり決めなければ、と思っていますが、まだガイドブックを入手していません。これも探さないと、ですね。
私はなぜか、京都より奈良が好きというタイプなので、じっくり滞在(と言っても1泊ですが……)できるのが楽しみです。よくよく考えると、奈良で宿泊なんて、高校の修学旅行以来です(笑)
June 08, 2011
『ぶらぶら美術・博物館』で、奈良に行きたくなりました
テレビっ子なので、「特に見たい番組がない」状態でもテレビをつけている私にとって、現在は空白地帯ともいえる火曜夜8時は、最近は「これで決まりかな」という感じです。1時間番組なのですが、あっという間に過ぎてしまいます。
今回は、奈良特集です。全員で、東大寺・奈良ホテル・奈良国立博物館を訪れていました。薬師寺も少しですが紹介されていました。
東大寺は、すぐに大仏殿に入ってしまうのではないところも、この番組らしいです。南大門では金剛力士像だけでなく、建物にも目を向けます。大仏殿近くの菩提樹の話は、東大寺に詳しいはずの家族も知りませんでした。大仏殿でも、大仏だけでなく大仏殿そのものがどれだけすごい建物かにも注目しています。とてもこの番組らしい視点です。
奈良ホテルは、どっしりと大きく、品格が感じられる素晴らしい建物でした。さりげなく有名な日本画家の作品が飾られているのも、ステータスの高さを感じさせます。アインシュタインやチャップリン、オードリー・ヘップバーンといった、そうそうたる面々が宿泊したそうです。
クラシックな雰囲気で、こういうところで過ごしたら、くつろげるだろうなあと思います。財政だけでなく、気持ちの面でも、ここを定宿にできる人間になりたいものです……。
奈良国立博物館では、常設展の見学をしていました。有名な(日本史の史料集に出てくるような)誕生釈迦仏立像など、価値のある仏像がたくさんあるそうです。特に、先ほどの誕生釈迦仏立像は、日本最古のものと中国最古のものを収蔵しているとのことです。
本物の仏像を見ながらの、如来・菩薩・明王・天などの解説は、とてもためになります。十二面観音や千手観音が、なぜそのような姿をしているのかも分かりました。こういうことを、もっと知らなければいけないなあ、と実感します。この番組恒例のミュージアムショップ見学(?)では、おもしろそうなグッズがいっぱいでした。
奈良国立博物館で、時間を忘れて見学したいなあ……と思いました。もしかしたら、灯台下暗しで、東京の国立博物館にも、興味深い収蔵品やかわいいグッズがあるのかもしれませんけれど。おぎやはぎの小木さんが奈良が好きで、いろいろと詳しいのは意外でした(笑)
奈良が好きな私にとって、1回だけでなく、何回かに分けて特集してもいいのに……という内容でした。それにしても、こうやって思い出してみると、メジャーな東大寺の法華堂や戒壇院・興福寺には行っていないというのが面白いところです。
この分だと、毎週(再放送でもない限り)『ぶらぶら美術・博物館』レポを書いていそうです。
【2011.06.15追記】
この回の放送内容を紹介するページはこちらです。
今回は、奈良特集です。全員で、東大寺・奈良ホテル・奈良国立博物館を訪れていました。薬師寺も少しですが紹介されていました。
東大寺は、すぐに大仏殿に入ってしまうのではないところも、この番組らしいです。南大門では金剛力士像だけでなく、建物にも目を向けます。大仏殿近くの菩提樹の話は、東大寺に詳しいはずの家族も知りませんでした。大仏殿でも、大仏だけでなく大仏殿そのものがどれだけすごい建物かにも注目しています。とてもこの番組らしい視点です。
奈良ホテルは、どっしりと大きく、品格が感じられる素晴らしい建物でした。さりげなく有名な日本画家の作品が飾られているのも、ステータスの高さを感じさせます。アインシュタインやチャップリン、オードリー・ヘップバーンといった、そうそうたる面々が宿泊したそうです。
クラシックな雰囲気で、こういうところで過ごしたら、くつろげるだろうなあと思います。財政だけでなく、気持ちの面でも、ここを定宿にできる人間になりたいものです……。
奈良国立博物館では、常設展の見学をしていました。有名な(日本史の史料集に出てくるような)誕生釈迦仏立像など、価値のある仏像がたくさんあるそうです。特に、先ほどの誕生釈迦仏立像は、日本最古のものと中国最古のものを収蔵しているとのことです。
本物の仏像を見ながらの、如来・菩薩・明王・天などの解説は、とてもためになります。十二面観音や千手観音が、なぜそのような姿をしているのかも分かりました。こういうことを、もっと知らなければいけないなあ、と実感します。この番組恒例のミュージアムショップ見学(?)では、おもしろそうなグッズがいっぱいでした。
奈良国立博物館で、時間を忘れて見学したいなあ……と思いました。もしかしたら、灯台下暗しで、東京の国立博物館にも、興味深い収蔵品やかわいいグッズがあるのかもしれませんけれど。おぎやはぎの小木さんが奈良が好きで、いろいろと詳しいのは意外でした(笑)
奈良が好きな私にとって、1回だけでなく、何回かに分けて特集してもいいのに……という内容でした。それにしても、こうやって思い出してみると、メジャーな東大寺の法華堂や戒壇院・興福寺には行っていないというのが面白いところです。
この分だと、毎週(再放送でもない限り)『ぶらぶら美術・博物館』レポを書いていそうです。
【2011.06.15追記】
この回の放送内容を紹介するページはこちらです。