学び
November 29, 2014
教習所日記その04
技能と学科を1時間ずつ。家を出るのが少し遅れ、遅刻しそうになりました(汗)
主に左折のタイミングの練習です。曲がるの自体は、これまでにも少しやっていましたが……なんだか人によって、微妙に方法が違うような。それと、車両感覚がまだしっかりつかめていないので、タイミングが早過ぎたり遅過ぎたり。カーブをまわったり曲がれたりしても、その後の体勢の立て直しに手間がかかります。
仮免では時速30kmを出さなければいけないそうですが、立て直しにもたつくこともあって、現状ではそこまで到達できません。20kmがせいぜいです。それでもドキドキします。やっぱり、自転車ばかり乗ってきた自分にとって、これは、自分でコントロールするものとしては未知のスピードなのだというのを実感しました。
いちおう、前回よりはできるようになっていることもあるので、そんなに悲観的にならなくてもいいかなあ、とは思うのですが。とは言っても、これまでは平らなところを走るだけですが、次回は坂道発進です。こんな調子で大丈夫なのかと心配になります。
学科は、前回と同じ人が担当だったので、「うーん、試験勉強をした」という気分になれました。そして、自動車を運転する人は、もっともっと歩行者に優しくするべき! と思いました。
【仮免まで残り:学科6時間・技能8時間】
主に左折のタイミングの練習です。曲がるの自体は、これまでにも少しやっていましたが……なんだか人によって、微妙に方法が違うような。それと、車両感覚がまだしっかりつかめていないので、タイミングが早過ぎたり遅過ぎたり。カーブをまわったり曲がれたりしても、その後の体勢の立て直しに手間がかかります。
仮免では時速30kmを出さなければいけないそうですが、立て直しにもたつくこともあって、現状ではそこまで到達できません。20kmがせいぜいです。それでもドキドキします。やっぱり、自転車ばかり乗ってきた自分にとって、これは、自分でコントロールするものとしては未知のスピードなのだというのを実感しました。
いちおう、前回よりはできるようになっていることもあるので、そんなに悲観的にならなくてもいいかなあ、とは思うのですが。とは言っても、これまでは平らなところを走るだけですが、次回は坂道発進です。こんな調子で大丈夫なのかと心配になります。
学科は、前回と同じ人が担当だったので、「うーん、試験勉強をした」という気分になれました。そして、自動車を運転する人は、もっともっと歩行者に優しくするべき! と思いました。
【仮免まで残り:学科6時間・技能8時間】
November 27, 2014
教習所日記その03
なるべく進めるところまで進んでおこうということで、出勤日でない平日は、できるだけ学科や技能を入れるに限ります。
そんなわけで、技能2時間・学科1時間をこなしてきました〜。
最初はどうなるかと思った運転ですが、まあ何とかなるものですね。最初はハンドルを握る手にも力が入りましたが、今ではもっと軽く持てるようになりました。ハンドルの回し方も、チマチマではなくなりました。相変わらず、クリープ現象を使ってのノロノロ運転というか、徐行状態ですけれど。
ポールを立ててその間を通る、というのもやりました。「ひえー」と思いましたが、意外と左右に余裕があるものです。「これじゃぶつかるから」と止められたのは1度だけでした。
コースをぐるぐる回るだけでなく、右に曲がったり左に曲がったりもしました。これはまあ、次回への導入、という感じです。
左を警戒しすぎて右に寄り気味になるため、左に寄せるというのがなかなか難しいです。補助ブレーキがついているのだから、思い切って寄せてしまえばいいのですけれどね。「あそこに寄せなきゃ」と思って意識を集中しすぎると、ものすごーくギリギリまで近づいてしまいます。この感覚が、まだつかめないです。
まったく問題なくすべてが順調、というわけではありませんが、初回の「この先どうなるんだろう」という絶望感のようなものはなくなりました。やっぱり、慣れるって大事です。
学科は、「この部分テストに出ますよ〜」的に教えてくれる人だったので、テスト対策という意味で分かりやすかったです。ふと周囲を見まわすと、本当に学生ばかりです。冷静に考えると、みんな私よりも息子に年齢が近いのですよね。
本当に、自分の子供くらいの年齢の人たちと一緒にやっているのだなあ、と思いました。でも、技能はともかく学科では負けてられません! と、ここで生来の負けず嫌いが出てまいりましたよ。
【仮免まで残り:学科7時間・技能9時間】
そんなわけで、技能2時間・学科1時間をこなしてきました〜。
最初はどうなるかと思った運転ですが、まあ何とかなるものですね。最初はハンドルを握る手にも力が入りましたが、今ではもっと軽く持てるようになりました。ハンドルの回し方も、チマチマではなくなりました。相変わらず、クリープ現象を使ってのノロノロ運転というか、徐行状態ですけれど。
ポールを立ててその間を通る、というのもやりました。「ひえー」と思いましたが、意外と左右に余裕があるものです。「これじゃぶつかるから」と止められたのは1度だけでした。
コースをぐるぐる回るだけでなく、右に曲がったり左に曲がったりもしました。これはまあ、次回への導入、という感じです。
左を警戒しすぎて右に寄り気味になるため、左に寄せるというのがなかなか難しいです。補助ブレーキがついているのだから、思い切って寄せてしまえばいいのですけれどね。「あそこに寄せなきゃ」と思って意識を集中しすぎると、ものすごーくギリギリまで近づいてしまいます。この感覚が、まだつかめないです。
まったく問題なくすべてが順調、というわけではありませんが、初回の「この先どうなるんだろう」という絶望感のようなものはなくなりました。やっぱり、慣れるって大事です。
学科は、「この部分テストに出ますよ〜」的に教えてくれる人だったので、テスト対策という意味で分かりやすかったです。ふと周囲を見まわすと、本当に学生ばかりです。冷静に考えると、みんな私よりも息子に年齢が近いのですよね。
本当に、自分の子供くらいの年齢の人たちと一緒にやっているのだなあ、と思いました。でも、技能はともかく学科では負けてられません! と、ここで生来の負けず嫌いが出てまいりましたよ。
【仮免まで残り:学科7時間・技能9時間】
November 25, 2014
教習所日記その02
職場に行かねばならないため、朝イチの技能を予約していました。どれくらい早いかというと、息子よりも早く家を出るくらいです。それくらい早いからか、それとも世の中の流れとは反対方向だからか、電車は思ったほどの混雑ではなく、無事時間通りに教習所に到着しました。
最初はブレーキやアクセルの位置、ハンドブレーキ、シフトレバーの動かし方、エンジンの入れ方・切り方、ワイパーやウィンカーなどの位置を教わり、いざ走行!
……と言いたいところですが、アクセルを踏む余裕はほとんどなく、クリープ現象で車を進める感じでした。カーブを曲がるだけでもドキドキものです。どのタイミングでハンドルを切ればいいのか、見当がつきません。
どれくらいドキドキだったかというと、間違えてアクセルを踏んでしまったくらいです(汗) ――が、もともとたいしたスピードが出ていなかったのでブレーキもぐっと踏む必要がなく、結果として間違えて踏んだアクセルも、ちょっと踏んだ程度で済みました。
コースでは、対向車が気になって内回りだと内側に寄り、外回りだと大きく回ってしまいます。自分が車の中心に座っているわけではないので、自分が感じる位置と車両の位置の違いが、まだ頭に入りません……。
これで本当に運転できるようになるのだろうか、と不安に思いながら1時間が終わりました。教官がきちんと論理的に説明できる人で、いろいろ教えてもらえたのはよかったです。
帰り際に、次の時間の路上教習に向かう車が出発する姿が見えました。ヨレヨレに走っていた身からは想像もつかない状態です。「本当に、こうやって出られるようになるのかな?」と心配になりながら、事務所に向かいました。
まあ、終わったあと冷静に考えて、「今のうちにいろいろ失敗して恥かいて、先に進んだときにちゃんとできればいいんだな」という気分になりました。
【仮免まで残り:学科8時間・技能11時間】
最初はブレーキやアクセルの位置、ハンドブレーキ、シフトレバーの動かし方、エンジンの入れ方・切り方、ワイパーやウィンカーなどの位置を教わり、いざ走行!
……と言いたいところですが、アクセルを踏む余裕はほとんどなく、クリープ現象で車を進める感じでした。カーブを曲がるだけでもドキドキものです。どのタイミングでハンドルを切ればいいのか、見当がつきません。
どれくらいドキドキだったかというと、間違えてアクセルを踏んでしまったくらいです(汗) ――が、もともとたいしたスピードが出ていなかったのでブレーキもぐっと踏む必要がなく、結果として間違えて踏んだアクセルも、ちょっと踏んだ程度で済みました。
コースでは、対向車が気になって内回りだと内側に寄り、外回りだと大きく回ってしまいます。自分が車の中心に座っているわけではないので、自分が感じる位置と車両の位置の違いが、まだ頭に入りません……。
これで本当に運転できるようになるのだろうか、と不安に思いながら1時間が終わりました。教官がきちんと論理的に説明できる人で、いろいろ教えてもらえたのはよかったです。
帰り際に、次の時間の路上教習に向かう車が出発する姿が見えました。ヨレヨレに走っていた身からは想像もつかない状態です。「本当に、こうやって出られるようになるのかな?」と心配になりながら、事務所に向かいました。
まあ、終わったあと冷静に考えて、「今のうちにいろいろ失敗して恥かいて、先に進んだときにちゃんとできればいいんだな」という気分になりました。
【仮免まで残り:学科8時間・技能11時間】
November 22, 2014
教習所日記その01
2ケタで終わるよな〜、と思いながら番号を振ってみました。話すと長くなるのでバッサリ削ると、一念発起して「普通自動車免許を取ろう!」と思いたったのです。AT限定ですけど。思いたった経緯については、改めて書こうと思います。
ともあれ、時差はありますが、教習所でのことを書いていきます。
初日は、適性検査と学科2時間でした。「乗りますか?」と聞かれたのですが、「いきなりはちょっと……」ということで、学科にしました。
適性検査は、知能テスト的な問題やあまり難しくない計算問題などでした。周囲の大学生らしい若者たちに負けないスピードで、テキパキ処理しましたよ〜。基本的に問題なしでした。ただし、神経質でないのはいいのですが、おおらかすぎるのが問題のようで、「細やかな気配りをしましょう」状態です(笑)
検査の後の授業は、「運転者としての心構え」的な内容のようです。――が、教官の雑談が、授業の3/4を占めていたでしょうか。学生時代ならともかく、この年齢になると「ちょっと! お金払ってるんだから、ちゃんと授業やってよ!」と思ってしまいます。
まあ、ちょうどいいので、時間割表とスケジュール帳とにらめっこしつつ、今後の受講予定を組んでいました。最初は年内に仮免が取れればいいか、と思っていたのですが、プロジェクト・アット・ア・グランスにあれこれ書き込んでいるうちに、もうちょっと短くできるかな? という感じになりました。
2〜3月は学生が増えるらしく、予約が取りにくいそうです。なので、混雑してしまう前にあれこれこなしてみようと思ったのです。
そんなこんなで1時間目の授業は終了しました。授業ではなでるように扱った程度ですが重要なところらしいので、自分で勉強しなければいけません。
次の時間は、きちんとした授業でした。いちおうテキストの余白にあれこれ書き込みましたが、何しろ初回なのとまだ自動車に乗っていなくて話が分からないのとで、分かりにくいところがありました。教習所のコースをぐるぐる走るだけでも、学科の前に技能をやったほうがいいのかもしれませんね。
帰りがけにドキドキの技能を初予約して、この日は用事があったので、次の目的地へと向かいました。
スケジュールを組み立てた甲斐があって、来年の予定も早い段階で検討しなければならない、ということが分かりました。「来年のスケジュール帳、早く買わなくちゃ」という結論にも達しました。
【仮免まで残り:学科8時間・技能12時間】
ともあれ、時差はありますが、教習所でのことを書いていきます。
初日は、適性検査と学科2時間でした。「乗りますか?」と聞かれたのですが、「いきなりはちょっと……」ということで、学科にしました。
適性検査は、知能テスト的な問題やあまり難しくない計算問題などでした。周囲の大学生らしい若者たちに負けないスピードで、テキパキ処理しましたよ〜。基本的に問題なしでした。ただし、神経質でないのはいいのですが、おおらかすぎるのが問題のようで、「細やかな気配りをしましょう」状態です(笑)
検査の後の授業は、「運転者としての心構え」的な内容のようです。――が、教官の雑談が、授業の3/4を占めていたでしょうか。学生時代ならともかく、この年齢になると「ちょっと! お金払ってるんだから、ちゃんと授業やってよ!」と思ってしまいます。
まあ、ちょうどいいので、時間割表とスケジュール帳とにらめっこしつつ、今後の受講予定を組んでいました。最初は年内に仮免が取れればいいか、と思っていたのですが、プロジェクト・アット・ア・グランスにあれこれ書き込んでいるうちに、もうちょっと短くできるかな? という感じになりました。
2〜3月は学生が増えるらしく、予約が取りにくいそうです。なので、混雑してしまう前にあれこれこなしてみようと思ったのです。
そんなこんなで1時間目の授業は終了しました。授業ではなでるように扱った程度ですが重要なところらしいので、自分で勉強しなければいけません。
次の時間は、きちんとした授業でした。いちおうテキストの余白にあれこれ書き込みましたが、何しろ初回なのとまだ自動車に乗っていなくて話が分からないのとで、分かりにくいところがありました。教習所のコースをぐるぐる走るだけでも、学科の前に技能をやったほうがいいのかもしれませんね。
帰りがけにドキドキの技能を初予約して、この日は用事があったので、次の目的地へと向かいました。
スケジュールを組み立てた甲斐があって、来年の予定も早い段階で検討しなければならない、ということが分かりました。「来年のスケジュール帳、早く買わなくちゃ」という結論にも達しました。
【仮免まで残り:学科8時間・技能12時間】
August 25, 2014
フランス語の発音って難しい……
まとめノート作りはすっかり止まってしまいましたが、そこで聞くことそのものまでやめてしまう必要はない、と踏ん張って、NHKの語学講座を聞くのは続けています。
今までと進度が変わっていて、入門編はあまりたくさんのことを学びません。なので、必死でノートを作らなくても頭になんとか残るのです。
――と言うと奇妙かもしれませんが、これまでのように「今日は動詞○○の活用を覚えましょう」「今日は過去形の作り方を覚えましょう」というスタイルではなく、「レストランで注文できるようになりましょう」とか、「『これは日本語でどういう意味ですか?』と尋ねられるようになりましょう」というテーマで構成されています。
なので、1人称・2人称(敬称・親称)・3人称の単数・複数で、それぞれこういうふうに活用して……という話にならず、自分が話せる・聞いて分かるための活用だけを、スキットに出てくるフレーズで学ぶ、という感じです。
「これは○月の△課でも出てきた表現ですね」ということがあり、以前も書きましたが、忘れかけた(というか短期間でもすっかり忘れた)ころにそうやって思い出させてくれて、記憶力にすっかり自信がなくなった身としては、たいへん助かります。
そうやってのんびり進んでいるぶん、さらに会話というか発音練習を重視しているぶん、今まで以上に発音が気になります。子音よりも母音が難しいです。最近、英語やドイツ語でも会話(発音)していないこともあって、「甘い! 私の発音は甘い!」と思うのです。
例えば今月号に出てくるフレーズで、こういうものがあります。
A: Vous venez d'où?
B: Je viens du Japon. Et vous, vous venez de quel pays?
ここで、vousとd'oùの母音が[u]で、duの母音は[y]になります。これは、カタカナを振るとどちらも「ウ」なのですが、どちらも日本語の「ウ」よりも深い音(唇を突き出す音)です。[u]も[y]も、日本語を話すときよりもかなり唇や頬に力が入る感じです。
これが、ちゃんとできません……。母音をしっかり出すぞ、と思うと、お手本をリピートするときに口の動きが大混乱です。お手本は気にせず、自分にちょうどいいスピードで発音練習すればいいのかもしれませんけれど。英語やドイツ語でこういうことにならないのは、それだけ勉強した時間が長いからでしょうね。
知らなかった言葉を学ぶのは楽しいのですが、難しいこともいろいろです。
ちなみに先ほどのフランス語は、こういう意味になります。
A: あなたはどこから来ましたか?
B: 私は日本から来ました。それで、あなたはどこの国から来ましたか?
今までと進度が変わっていて、入門編はあまりたくさんのことを学びません。なので、必死でノートを作らなくても頭になんとか残るのです。
――と言うと奇妙かもしれませんが、これまでのように「今日は動詞○○の活用を覚えましょう」「今日は過去形の作り方を覚えましょう」というスタイルではなく、「レストランで注文できるようになりましょう」とか、「『これは日本語でどういう意味ですか?』と尋ねられるようになりましょう」というテーマで構成されています。
なので、1人称・2人称(敬称・親称)・3人称の単数・複数で、それぞれこういうふうに活用して……という話にならず、自分が話せる・聞いて分かるための活用だけを、スキットに出てくるフレーズで学ぶ、という感じです。
「これは○月の△課でも出てきた表現ですね」ということがあり、以前も書きましたが、忘れかけた(というか短期間でもすっかり忘れた)ころにそうやって思い出させてくれて、記憶力にすっかり自信がなくなった身としては、たいへん助かります。
そうやってのんびり進んでいるぶん、さらに会話というか発音練習を重視しているぶん、今まで以上に発音が気になります。子音よりも母音が難しいです。最近、英語やドイツ語でも会話(発音)していないこともあって、「甘い! 私の発音は甘い!」と思うのです。
例えば今月号に出てくるフレーズで、こういうものがあります。
A: Vous venez d'où?
B: Je viens du Japon. Et vous, vous venez de quel pays?
ここで、vousとd'oùの母音が[u]で、duの母音は[y]になります。これは、カタカナを振るとどちらも「ウ」なのですが、どちらも日本語の「ウ」よりも深い音(唇を突き出す音)です。[u]も[y]も、日本語を話すときよりもかなり唇や頬に力が入る感じです。
これが、ちゃんとできません……。母音をしっかり出すぞ、と思うと、お手本をリピートするときに口の動きが大混乱です。お手本は気にせず、自分にちょうどいいスピードで発音練習すればいいのかもしれませんけれど。英語やドイツ語でこういうことにならないのは、それだけ勉強した時間が長いからでしょうね。
知らなかった言葉を学ぶのは楽しいのですが、難しいこともいろいろです。
ちなみに先ほどのフランス語は、こういう意味になります。
A: あなたはどこから来ましたか?
B: 私は日本から来ました。それで、あなたはどこの国から来ましたか?
August 13, 2014
仕事が忙しいのを言い訳にNHK語学番組を聞くのをサボらない
――というのをモットーに、今週は過ごしています。ちょうど時間に余裕があったので、「1日で1週間分を聞く」というような無茶をして、なんとか遅れを取り戻せました。このときに大変だった記憶が鮮明なので、今なら「あれをしなくてはいけなくなるようなことは、もうやめよう」という気持ちが強いので、やっていけます。
ちょうど今は、大きなものではありませんが翻訳の仕事があるので、「仕事やブログの更新の前に、外国語学習!」ということで頑張っています。ついつい、ダラダラとTwitterやFacebookの書き込みを追いかけて過ごしてしまう時間を、こういうことに回せばいいわけです。はい。
それなりに真面目に(当社比、ですね)聞いていると、「あれ、この表現、ちょっと前にも出てきたなあ」と気付くことがあります。
もっと若くて記憶力に自信がある時期だったら、「これ、ちょっと前にも出たよね。もっと新しいフレーズとか単語を出してよ!」と思ったでしょう。でも、物覚えに自信がなくなりつつある現在では、「こうやって何度も繰り返し出してくれると、それだけ覚える機会が増えてありがたい」という気分になります。
最近は「記憶力勝負!」みたいな試験を受けていません。でも例えば、この年齢でそれなりに物事を覚えるという対策が必要な試験を受けるとなったら、これだけ記憶力に自信がなくなった自分はどうすればいいのだろう、と思います。
若いときはやみくもに頭に詰め込んでいましたが、これがきちんと整理整頓してファイリングする、みたいな感じになるのかな? まあ、やってみなければ分からないかな〜。
――と、意味深に書いただけで終わるかも(汗)
ちょうど今は、大きなものではありませんが翻訳の仕事があるので、「仕事やブログの更新の前に、外国語学習!」ということで頑張っています。ついつい、ダラダラとTwitterやFacebookの書き込みを追いかけて過ごしてしまう時間を、こういうことに回せばいいわけです。はい。
それなりに真面目に(当社比、ですね)聞いていると、「あれ、この表現、ちょっと前にも出てきたなあ」と気付くことがあります。
もっと若くて記憶力に自信がある時期だったら、「これ、ちょっと前にも出たよね。もっと新しいフレーズとか単語を出してよ!」と思ったでしょう。でも、物覚えに自信がなくなりつつある現在では、「こうやって何度も繰り返し出してくれると、それだけ覚える機会が増えてありがたい」という気分になります。
最近は「記憶力勝負!」みたいな試験を受けていません。でも例えば、この年齢でそれなりに物事を覚えるという対策が必要な試験を受けるとなったら、これだけ記憶力に自信がなくなった自分はどうすればいいのだろう、と思います。
若いときはやみくもに頭に詰め込んでいましたが、これがきちんと整理整頓してファイリングする、みたいな感じになるのかな? まあ、やってみなければ分からないかな〜。
――と、意味深に書いただけで終わるかも(汗)
August 05, 2014
語学学習は積み重ねが大切
ようやく、ためこんでいたNHK語学番組を解消しました。何日分もまとめて聞いていると、「あーあ、こんなふうにまとまった時間を作って、苦労して聞かなければならないなら、毎日毎日、きちんと聞く時間を作ってコツコツ聞いていくほうが楽だ」という気分になります。
それに、ためこまないにしても、例えば1週間分の放送を1日でまとめて聞く、という方法では、せっかく覚えた単語や文法が、次の週の放送を聞く段階ではかなり抜け落ちてしまいます。
なので、週5日の放送だったら5日間かけて、週3日の放送だったら1日おき(なるべく1週間に均等に分散させる)と、勉強する時間を固めないようにしたほうがいいと思います。
それにしても、ちょっと間が空いてしまったからか、せっかくできるようになっていたオーバーラッピングなどが、口の動きがモタついてしまい、「アワワ……」となってしまいます。これを克服するのが、当面の目標です。
それに、ためこまないにしても、例えば1週間分の放送を1日でまとめて聞く、という方法では、せっかく覚えた単語や文法が、次の週の放送を聞く段階ではかなり抜け落ちてしまいます。
なので、週5日の放送だったら5日間かけて、週3日の放送だったら1日おき(なるべく1週間に均等に分散させる)と、勉強する時間を固めないようにしたほうがいいと思います。
それにしても、ちょっと間が空いてしまったからか、せっかくできるようになっていたオーバーラッピングなどが、口の動きがモタついてしまい、「アワワ……」となってしまいます。これを克服するのが、当面の目標です。
June 27, 2014
IJET-25に参加しました 後編
――というわけで、2日目です。この日は、予定より家を出るのが遅れたのですが(またか……ですね)、無事朝8時ころに国際展示場に到着しました。NAVITIMEで出てくるデータよりも、私がテキパキ乗り換えたのが勝因(?)のようです。
そこで、開店直後のタリーズでドリンクやフードを買い、屋外でもぐもぐ。先日も書きましたが、「こんなかわいい鳥さんに、パンくずちょうだいな」とでも言いたげにやってくるスズメやハトを無視してもぐもぐ。日曜日はなにかのオンリーイベントがあって、スタッフさんが誘導していました。私は当時(っていつだ?)大阪に住んでいたので、もっと手ごろな立地やサイズの会場でした。
ともあれ、2日目はこのワークショップからです。遠田和子さんの、「さらば『日本語が透けて見える英語』!」です。全部ではありませんが、事前課題に着手していたのに、1日目のランチでいろいろ話しているうちに提出しそびれるという(汗) きちんと添削して返却してくださったので、提出していたらとても有益だったと思います。
ワークショップでは、「いかにも日本人が書きました」という英語にしないためのコツの説明がありました。私の場合は、スッキリと「これならOK!」という文章が書けるときもあれば、「リライトが必要な訳例」ほぼそのままの文章になっているときもあり、やはりまだまだ修行が足りません。
ここでも1日目の日向清人さんの英文ライティングに通じるところがあるのですが、「日本語/日本人のリクツで書かれた日本語の文章を、いかに外国人に通じるリクツの文章にするか」から始まるのだと思いました。
そういうところが意識できれば、日本人でも、海外での留学や就労の経験がなくても、それなりの英語が書けるようになるのかな? と希望が持てます。きちんとした外国語の文章をインプットするのも大切ですね。
ネットワーキングランチは、またまたJATENTの部屋に行ってみました。本当は、もっとあちこち顔を出してもいいのかもしれませんが……。日本語から外国語にゲームの翻訳をしている人は多いのだなあ、と思いました。
午後のセッションでは、ずっとJATENT企画の(?)ものに参加しました。
"Writing and Translating for Museums and Artists"に興味があったのですが、なんと立ち見が出る盛況。2日連続立ち見はしんどいので、いそいそと移動して、石田泰子さんの「字幕の現場はレ・ミゼラブル!? 〜石田泰子氏が語る映画翻訳の世界」に参加しました。
字幕翻訳の仕事の流れは知っていたのですが、「ロードショーで宣伝もいっぱいするような作品って、こういうことになっているのか〜」と思いました。海賊版防止のためもあり、映像にかなり加工が施されているそうです。CSなどの放送で使う作品の字幕より、やりにくいのではないかと思います。
石田さんは映画がとても好きで、たくさん見ていらっしゃるのだなあ、ということが、お話から伝わりました。それにひきかえ私は(以下略)、というところです。
そして次は、岩見純一さんの「“吹替える”って何を?」です。岩見さんは吹替版の演出を担当されているのですが、演出と言っても映画全体ではなく吹替版という映画の一部の演出ということからか、ご自身が演出した映画に対しても、距離を置いてお話しているのが印象的でした。
吹替については、業界誌やこのようなイベントである程度話は聞いていますが、知らないことが多く、とても興味深かったです。
最後は、新楽直樹さんの「映像翻訳2.0 〜広がる市場と求められるスキル〜」です。私はこのセッションを、「映像翻訳での価格の世界標準化(単価が下がること)は避けられないが、その流れの中でどのように動けばいいか?」の可能性を示すものだと理解しました。
映像翻訳に必要なスキルは、他の分野でも活用できます。それにはどういうものがあって、どのような広がりがあるか、その様々な可能性を説明していました。まったく新しい話ばかり、ということではなかったのですが、「自分がぼんやりと考えていることは間違えていないのだな」と、励みになりました。
知らなかったのは、教育の現場で映像翻訳が注目されている、ということです。確かに、プロジェクトとして取り組んで完成品を発表できるというのは、参加者のやりがいにつながります。そういう方向に自分が関わる(関われる)かどうかは別として、本当に可能性はたくさんあるなあ、と思いました。
IJET-25の終了後は、エンタメ関係の翻訳者の親睦会(というきれいな表現にしておきます)がありました。いろいろな方とお話でき、とても充実した時間になりました。同じ会場で別の実務翻訳者の集まりもあり(これは両方の集まりの幹事が事前に打ち合わせて同じ会場にしたからです)、たくさんの人がいました。――と言っても、もう一方の集まりには、ほとんど顔を出せなかったのですが。
こういう集まりでは、直接仕事に関係することだけでなく、いろいろなことがお話できて、とても楽しいものです。食事も美味しかったのですが、終日座って講義を聞いていたからか、昼食のパンが効いていたのか、今までのようにもりもり食べられませんでした。まあ、もりもり食べなくてもいい年齢だから気にしなくてもいいのですが、もったいないお化けにとっては、食べきれなかったお料理に申し訳ない、と思ってしまうのです……。
今回のIJETは、560人の参加があり、非常に大きな集まりとなったようです。企画・運営された委員のみなさん、運営をサポートされたボランティアのみなさんには、心より御礼申し上げます。不満はただ一つ、「もっとたくさんのセッションに参加したかった!」です。魅力的なセッションが同じ時間に開催されていて、どれか1つしか選べないというのは厳しかったです。録画したセッションは、参加者やJAT会員は見られるそうなので、それも楽しみにしています。
ちなみに、来年はイギリスのヨークで開催されるそうです。
そこで、開店直後のタリーズでドリンクやフードを買い、屋外でもぐもぐ。先日も書きましたが、「こんなかわいい鳥さんに、パンくずちょうだいな」とでも言いたげにやってくるスズメやハトを無視してもぐもぐ。日曜日はなにかのオンリーイベントがあって、スタッフさんが誘導していました。私は当時(っていつだ?)大阪に住んでいたので、もっと手ごろな立地やサイズの会場でした。
ともあれ、2日目はこのワークショップからです。遠田和子さんの、「さらば『日本語が透けて見える英語』!」です。全部ではありませんが、事前課題に着手していたのに、1日目のランチでいろいろ話しているうちに提出しそびれるという(汗) きちんと添削して返却してくださったので、提出していたらとても有益だったと思います。
ワークショップでは、「いかにも日本人が書きました」という英語にしないためのコツの説明がありました。私の場合は、スッキリと「これならOK!」という文章が書けるときもあれば、「リライトが必要な訳例」ほぼそのままの文章になっているときもあり、やはりまだまだ修行が足りません。
ここでも1日目の日向清人さんの英文ライティングに通じるところがあるのですが、「日本語/日本人のリクツで書かれた日本語の文章を、いかに外国人に通じるリクツの文章にするか」から始まるのだと思いました。
そういうところが意識できれば、日本人でも、海外での留学や就労の経験がなくても、それなりの英語が書けるようになるのかな? と希望が持てます。きちんとした外国語の文章をインプットするのも大切ですね。
ネットワーキングランチは、またまたJATENTの部屋に行ってみました。本当は、もっとあちこち顔を出してもいいのかもしれませんが……。日本語から外国語にゲームの翻訳をしている人は多いのだなあ、と思いました。
午後のセッションでは、ずっとJATENT企画の(?)ものに参加しました。
"Writing and Translating for Museums and Artists"に興味があったのですが、なんと立ち見が出る盛況。2日連続立ち見はしんどいので、いそいそと移動して、石田泰子さんの「字幕の現場はレ・ミゼラブル!? 〜石田泰子氏が語る映画翻訳の世界」に参加しました。
字幕翻訳の仕事の流れは知っていたのですが、「ロードショーで宣伝もいっぱいするような作品って、こういうことになっているのか〜」と思いました。海賊版防止のためもあり、映像にかなり加工が施されているそうです。CSなどの放送で使う作品の字幕より、やりにくいのではないかと思います。
石田さんは映画がとても好きで、たくさん見ていらっしゃるのだなあ、ということが、お話から伝わりました。それにひきかえ私は(以下略)、というところです。
そして次は、岩見純一さんの「“吹替える”って何を?」です。岩見さんは吹替版の演出を担当されているのですが、演出と言っても映画全体ではなく吹替版という映画の一部の演出ということからか、ご自身が演出した映画に対しても、距離を置いてお話しているのが印象的でした。
吹替については、業界誌やこのようなイベントである程度話は聞いていますが、知らないことが多く、とても興味深かったです。
最後は、新楽直樹さんの「映像翻訳2.0 〜広がる市場と求められるスキル〜」です。私はこのセッションを、「映像翻訳での価格の世界標準化(単価が下がること)は避けられないが、その流れの中でどのように動けばいいか?」の可能性を示すものだと理解しました。
映像翻訳に必要なスキルは、他の分野でも活用できます。それにはどういうものがあって、どのような広がりがあるか、その様々な可能性を説明していました。まったく新しい話ばかり、ということではなかったのですが、「自分がぼんやりと考えていることは間違えていないのだな」と、励みになりました。
知らなかったのは、教育の現場で映像翻訳が注目されている、ということです。確かに、プロジェクトとして取り組んで完成品を発表できるというのは、参加者のやりがいにつながります。そういう方向に自分が関わる(関われる)かどうかは別として、本当に可能性はたくさんあるなあ、と思いました。
IJET-25の終了後は、エンタメ関係の翻訳者の親睦会(というきれいな表現にしておきます)がありました。いろいろな方とお話でき、とても充実した時間になりました。同じ会場で別の実務翻訳者の集まりもあり(これは両方の集まりの幹事が事前に打ち合わせて同じ会場にしたからです)、たくさんの人がいました。――と言っても、もう一方の集まりには、ほとんど顔を出せなかったのですが。
こういう集まりでは、直接仕事に関係することだけでなく、いろいろなことがお話できて、とても楽しいものです。食事も美味しかったのですが、終日座って講義を聞いていたからか、昼食のパンが効いていたのか、今までのようにもりもり食べられませんでした。まあ、もりもり食べなくてもいい年齢だから気にしなくてもいいのですが、もったいないお化けにとっては、食べきれなかったお料理に申し訳ない、と思ってしまうのです……。
今回のIJETは、560人の参加があり、非常に大きな集まりとなったようです。企画・運営された委員のみなさん、運営をサポートされたボランティアのみなさんには、心より御礼申し上げます。不満はただ一つ、「もっとたくさんのセッションに参加したかった!」です。魅力的なセッションが同じ時間に開催されていて、どれか1つしか選べないというのは厳しかったです。録画したセッションは、参加者やJAT会員は見られるそうなので、それも楽しみにしています。
ちなみに、来年はイギリスのヨークで開催されるそうです。
June 26, 2014
IJET-25に参加しました 前編
何度も思わせぶりにタイトルには登場していたものの、内容には触れていなかったIJET-25の個人的まとめです。1回にまとめて書くか、2回に分けるか考え中です。タイトルに「前編」と入っていたら、「ああ、話が長くなったんだなあ」とお考えください(笑)
日程は、6月21日(土)・22日(日)でした。息子の学校は土曜日も授業があるため、朝は基本的に平日どおりです。そこで、息子の登校後にバタバタ準備をして出発! しました。無事、遅刻せずに会場に到着しました。基調講演の会場のホールに入るとき、先着200名へのプレゼント(最後の1個!)をいただきました。IJETと入っている金太郎飴です。写真がなくてすみません……。
基調講演は、村岡恵理さんによる「村岡花子−『赤毛のアン』翻訳に託した未来への希望」でした。私は連続テレビ小説の原案となっている『アンのゆりかご』を読んでいないので、たいへん興味深いお話でした。
確かに、東洋英和でカナダ式の教育を受け、キリスト教をきちんと学んだことは、『赤毛のアン』の翻訳に大いに役立つというか、物語の世界を身近に感じられたのではないかと思います。また、彼女が在学した当時のカナダ人婦人宣教師たちが、ちょうどL・M・モンゴメリと同年代の女性たちだったそうです。
さらに、村岡花子は歌人の道を考えるくらい短歌を本格的に学び、英文学(テニスンの詩を愛読していたそうです)だけでなく国文学の基礎もしっかりと身に付けていました。自分のノートを振り返ってみると、「短歌の『日本語を選ぶ』感覚→翻訳の基礎」と書いています。
「良質な家庭文学を」という、当時は軽んじられていた家庭文学に対する彼女の思い、女性が働くことに対する社会の偏見etc.、村岡花子や彼女が親しく交わった人々は、まさに最前線で正面から格闘していました。適性語の作品の翻訳を、戦争中の明日の命も知れない、陽の目を見るかどうかも分からない状態で続けるというのは、なみたいていの覚悟ではできないと思います。
彼女が翻訳作品を生み出すまでに身に付けた知識を思うと、自分は本当に「まだまだまだ……」と実感します。確かに、インターネットなどでいろいろなことが調べられる世の中ですが、やはり文学の素養は自分の血肉としなければならないものです。
ところで、私自身は、村岡恵理さんは『花子とアン』に違和感を感じるところはあると発言されていましたが、それ以上踏み込んだ不満や批判は、はっきりとはおっしゃっていなかったと思いました。「原案」なので見守っているというか、なんというか、「大人の対応」をされているなあ、と思いました。あのお話を「不満」と解釈するのは、自分の思いに引き寄せすぎていて「深読みしすぎ」ではないかと思います。
――とりあえず、そういうふうに解釈した人間もいる、ということを書いておきます。
お昼はネットワーキングランチで、JATENT(エンタメ系翻訳グループ)の部屋にお邪魔しました。2度目(3度目?)の人もはじめましての人もいます。そして、英→日だけでなく、日→英の翻訳をしている外国人の方も何人かいました。こういうときに、SNS用名刺が活躍します。
そして、お昼休みに人と話し込んでしまい、きっちり午後イチのセッションに遅刻してしまいました。井口耕二さんの、「翻訳業界の未来とそのなかで翻訳者が取りうる道」です。注目の高いセッションだったので大盛況で、立ち見となってしまいました。重くて苦労しましたが、Moleskinだったので、なんとか最低限のことをメモできました。
「単価の高い人のほうが低い人より収入が多い」「作業スピードが速い人のほうが遅い人より収入が多い」というのはそれぞれ当たり前の話です。そして「収入に与える影響は単価>スピード」ということで、スピードアップは「誰でもこのレベルに達する」というものでもないから、単価を上げようという結論になります。
この後、自分の仕事について、以前からの知り合いの方にちょっとお話したところ、要は私のワークスタイルが業界の現在の状況に合っていないところがあるというアドバイスをいただきました。まあ、そういう中でも自分の強みを活かすために、どう動くのがいいか、という話ですよね。
この次が、日向清人さんの「コミュニケーションとしての英文ライティングを再考する」です。これも参加者の多いセッションでした。
この類のお話を聞くと、日本人の外国語によるコミュニケーションでの一番の問題は、英語の運用能力ではなく、「外国人が納得できる話の展開ができるか」に尽きるなあ、と思います。私は個人的には、英語を小学生から勉強するよりも、日本語でいいから「外国人に理解される話の組み立て方」を学んだほうがいいと思っています。
これは私自身も、語学学校への短期留学程度の経験しかないので、きちんと身に付いているかどうかと言われると、「構成がいいか悪いかの判断はできるが、実際にきちんとした構成で組み立てられるかは別の問題」という状態です。
1日目最後のセッションは、Mr. Alexander O. Smithの"Dancing in a Straitjacket: Making restrictions work for you in entertainment translation"です。こちらはこれまでの2セッションとは異なり、あまり大きくない会議室が会場でした。
英語のセッションは、だいたいのところは分かるのですが、オチをポロポロッと早口で言われると、「なんか面白いことを言ったんだろうなあ」とは思うのですが、具体的なところが聞き取れません……。外国人の参加者が多いこともあり、質疑応答も活発で、たいへん興味深い内容でした。
なんというか、外国語→日本語もいろいろな制限の中で取り組まなければならないのですが、日本語→外国語もそういう状況は同じだなあ、と思いました。日本人が「そのジョークが面白いのか!」と頭をひねるようなことは、外国人にもやはりあります。笑いのセンスだけでなく、この前のセッションにも重なるところがありますが、「話の流れが納得できるものか」というところもあるのではないかと思いました。
この後はネットワーキングディナーでした。実は、最後のセッション終了後にリフレッシュメントルームで食べたお菓子(美味しかったです!)が効いていて、ディナーの前半1時間くらいは空腹にならず、いろいろな人とお話したり名刺を交換したりしていました。8年ぶりにお会いした方も、15年くらい前からお名前を知っていて今回初めてお会いした、という方もいらっしゃいました。
ここでもSNS名刺は大活躍でした。アイコンの絵が好評なので、親ばかとしても嬉しい限りです。息子本人は、「まだあの絵使ってるの」という感じみたいですけれど。
ディナー後半になった「お腹が減ったかな〜」と思ったので、適当に料理を食べたら結構あっさり満腹になりました。ディナーの時間は、ほとんど立ちっぱなしだったので、とっても疲れました。そして、記念品の金太郎飴で幸運を使ってしまったのか、セイコーインスツルの電子辞書(デイファイラー)は当選しませんでした。自分で買わねば……。
――ということで、きっちり1日目だけでダラダラ語ってしまいました。2日目は改めて書きます。
日程は、6月21日(土)・22日(日)でした。息子の学校は土曜日も授業があるため、朝は基本的に平日どおりです。そこで、息子の登校後にバタバタ準備をして出発! しました。無事、遅刻せずに会場に到着しました。基調講演の会場のホールに入るとき、先着200名へのプレゼント(最後の1個!)をいただきました。IJETと入っている金太郎飴です。写真がなくてすみません……。
基調講演は、村岡恵理さんによる「村岡花子−『赤毛のアン』翻訳に託した未来への希望」でした。私は連続テレビ小説の原案となっている『アンのゆりかご』を読んでいないので、たいへん興味深いお話でした。
確かに、東洋英和でカナダ式の教育を受け、キリスト教をきちんと学んだことは、『赤毛のアン』の翻訳に大いに役立つというか、物語の世界を身近に感じられたのではないかと思います。また、彼女が在学した当時のカナダ人婦人宣教師たちが、ちょうどL・M・モンゴメリと同年代の女性たちだったそうです。
さらに、村岡花子は歌人の道を考えるくらい短歌を本格的に学び、英文学(テニスンの詩を愛読していたそうです)だけでなく国文学の基礎もしっかりと身に付けていました。自分のノートを振り返ってみると、「短歌の『日本語を選ぶ』感覚→翻訳の基礎」と書いています。
「良質な家庭文学を」という、当時は軽んじられていた家庭文学に対する彼女の思い、女性が働くことに対する社会の偏見etc.、村岡花子や彼女が親しく交わった人々は、まさに最前線で正面から格闘していました。適性語の作品の翻訳を、戦争中の明日の命も知れない、陽の目を見るかどうかも分からない状態で続けるというのは、なみたいていの覚悟ではできないと思います。
彼女が翻訳作品を生み出すまでに身に付けた知識を思うと、自分は本当に「まだまだまだ……」と実感します。確かに、インターネットなどでいろいろなことが調べられる世の中ですが、やはり文学の素養は自分の血肉としなければならないものです。
ところで、私自身は、村岡恵理さんは『花子とアン』に違和感を感じるところはあると発言されていましたが、それ以上踏み込んだ不満や批判は、はっきりとはおっしゃっていなかったと思いました。「原案」なので見守っているというか、なんというか、「大人の対応」をされているなあ、と思いました。あのお話を「不満」と解釈するのは、自分の思いに引き寄せすぎていて「深読みしすぎ」ではないかと思います。
――とりあえず、そういうふうに解釈した人間もいる、ということを書いておきます。
お昼はネットワーキングランチで、JATENT(エンタメ系翻訳グループ)の部屋にお邪魔しました。2度目(3度目?)の人もはじめましての人もいます。そして、英→日だけでなく、日→英の翻訳をしている外国人の方も何人かいました。こういうときに、SNS用名刺が活躍します。
そして、お昼休みに人と話し込んでしまい、きっちり午後イチのセッションに遅刻してしまいました。井口耕二さんの、「翻訳業界の未来とそのなかで翻訳者が取りうる道」です。注目の高いセッションだったので大盛況で、立ち見となってしまいました。重くて苦労しましたが、Moleskinだったので、なんとか最低限のことをメモできました。
「単価の高い人のほうが低い人より収入が多い」「作業スピードが速い人のほうが遅い人より収入が多い」というのはそれぞれ当たり前の話です。そして「収入に与える影響は単価>スピード」ということで、スピードアップは「誰でもこのレベルに達する」というものでもないから、単価を上げようという結論になります。
この後、自分の仕事について、以前からの知り合いの方にちょっとお話したところ、要は私のワークスタイルが業界の現在の状況に合っていないところがあるというアドバイスをいただきました。まあ、そういう中でも自分の強みを活かすために、どう動くのがいいか、という話ですよね。
この次が、日向清人さんの「コミュニケーションとしての英文ライティングを再考する」です。これも参加者の多いセッションでした。
この類のお話を聞くと、日本人の外国語によるコミュニケーションでの一番の問題は、英語の運用能力ではなく、「外国人が納得できる話の展開ができるか」に尽きるなあ、と思います。私は個人的には、英語を小学生から勉強するよりも、日本語でいいから「外国人に理解される話の組み立て方」を学んだほうがいいと思っています。
これは私自身も、語学学校への短期留学程度の経験しかないので、きちんと身に付いているかどうかと言われると、「構成がいいか悪いかの判断はできるが、実際にきちんとした構成で組み立てられるかは別の問題」という状態です。
1日目最後のセッションは、Mr. Alexander O. Smithの"Dancing in a Straitjacket: Making restrictions work for you in entertainment translation"です。こちらはこれまでの2セッションとは異なり、あまり大きくない会議室が会場でした。
英語のセッションは、だいたいのところは分かるのですが、オチをポロポロッと早口で言われると、「なんか面白いことを言ったんだろうなあ」とは思うのですが、具体的なところが聞き取れません……。外国人の参加者が多いこともあり、質疑応答も活発で、たいへん興味深い内容でした。
なんというか、外国語→日本語もいろいろな制限の中で取り組まなければならないのですが、日本語→外国語もそういう状況は同じだなあ、と思いました。日本人が「そのジョークが面白いのか!」と頭をひねるようなことは、外国人にもやはりあります。笑いのセンスだけでなく、この前のセッションにも重なるところがありますが、「話の流れが納得できるものか」というところもあるのではないかと思いました。
この後はネットワーキングディナーでした。実は、最後のセッション終了後にリフレッシュメントルームで食べたお菓子(美味しかったです!)が効いていて、ディナーの前半1時間くらいは空腹にならず、いろいろな人とお話したり名刺を交換したりしていました。8年ぶりにお会いした方も、15年くらい前からお名前を知っていて今回初めてお会いした、という方もいらっしゃいました。
ここでもSNS名刺は大活躍でした。アイコンの絵が好評なので、親ばかとしても嬉しい限りです。息子本人は、「まだあの絵使ってるの」という感じみたいですけれど。
ディナー後半になった「お腹が減ったかな〜」と思ったので、適当に料理を食べたら結構あっさり満腹になりました。ディナーの時間は、ほとんど立ちっぱなしだったので、とっても疲れました。そして、記念品の金太郎飴で幸運を使ってしまったのか、セイコーインスツルの電子辞書(デイファイラー)は当選しませんでした。自分で買わねば……。
――ということで、きっちり1日目だけでダラダラ語ってしまいました。2日目は改めて書きます。
May 18, 2014
NHK語学番組での独習は今が正念場!
――と、肝に銘じております。
先月下旬からあれこれ忙しくなって、コツコツ続けていたNHK語学番組を使っての学習が、非常におろそかになっています。コツコツ続けていたと言っても、せいぜい3週分くらいなんですけれど(汗)
ともあれ、遅れを取り戻さなければなりません。仕事がちょっと一段落したのをいいことに、一生懸命聞いて、なんとか追いつきました(嬉) 連休で再放送週があったのが幸いでした。
……でも、頑張って聞きはしましたが、ノートが進んでいません(大汗) ここで挫折してしまうとノート作りが中断してしまいそうなので、なんとしても続けなければ、と思っています。中断してしまうまでの勉強方法を100%とすると、全部を続けるのは難しいので、追いつくまではある程度の妥協というか、取捨選択は必要かなあ、と思います。
以前も書きましたが、私は昔から、単語やフレーズを調べたりしても、それを使って復習する、ということをほとんどしないタイプなのです。なんというか、以前に調べたことを忘れて、懲りずに何度も何度も同じ単語を調べて、ようやく身に付ける、という感じなので。
この年齢になると、学生の時のように、単語帳を使って覚える、という気力がなくなっているように思います。
Podcastを登録しているDeutsche Welleは、とりあえず聞いてはいました。でも、仕事がようやく一段落して、寝る前にちょっと聞こう、と思って聞いていると、面白いくらい「寝落ち」しています。
3分くらいの短いプログラムも最後まで聞いた覚えがないくらいですから、まさに絵にかいたような「バタンキュー」なのです。一応、未聴マーク(と呼ぶかどうかは知りませんが)は外れてはいますが、この状態なので、聞いたうちに入っておりません……。
最後まで聞いたものもあります。当然ながら「聞いただけ」状態ですが、「何もしないよりはまし」と自分に言い聞かせています。
ここで投げ出すのは簡単ですが、NHKやDeutsche Welleを使っての勉強というのは、一番時間の制限のない方法です。課題の提出期限もないし、空いた時間に自分のペースで進められます。
こういう勉強が続けられないなら、スクールなどに通学して勉強するなんて到底無理です。自分の目標を考えると、「今の勉強が続けられなくてどうする!」なのです。
そんなわけで、あきらめずにコツコツ努力しようと思います。
先月下旬からあれこれ忙しくなって、コツコツ続けていたNHK語学番組を使っての学習が、非常におろそかになっています。コツコツ続けていたと言っても、せいぜい3週分くらいなんですけれど(汗)
ともあれ、遅れを取り戻さなければなりません。仕事がちょっと一段落したのをいいことに、一生懸命聞いて、なんとか追いつきました(嬉) 連休で再放送週があったのが幸いでした。
……でも、頑張って聞きはしましたが、ノートが進んでいません(大汗) ここで挫折してしまうとノート作りが中断してしまいそうなので、なんとしても続けなければ、と思っています。中断してしまうまでの勉強方法を100%とすると、全部を続けるのは難しいので、追いつくまではある程度の妥協というか、取捨選択は必要かなあ、と思います。
以前も書きましたが、私は昔から、単語やフレーズを調べたりしても、それを使って復習する、ということをほとんどしないタイプなのです。なんというか、以前に調べたことを忘れて、懲りずに何度も何度も同じ単語を調べて、ようやく身に付ける、という感じなので。
この年齢になると、学生の時のように、単語帳を使って覚える、という気力がなくなっているように思います。
Podcastを登録しているDeutsche Welleは、とりあえず聞いてはいました。でも、仕事がようやく一段落して、寝る前にちょっと聞こう、と思って聞いていると、面白いくらい「寝落ち」しています。
3分くらいの短いプログラムも最後まで聞いた覚えがないくらいですから、まさに絵にかいたような「バタンキュー」なのです。一応、未聴マーク(と呼ぶかどうかは知りませんが)は外れてはいますが、この状態なので、聞いたうちに入っておりません……。
最後まで聞いたものもあります。当然ながら「聞いただけ」状態ですが、「何もしないよりはまし」と自分に言い聞かせています。
ここで投げ出すのは簡単ですが、NHKやDeutsche Welleを使っての勉強というのは、一番時間の制限のない方法です。課題の提出期限もないし、空いた時間に自分のペースで進められます。
こういう勉強が続けられないなら、スクールなどに通学して勉強するなんて到底無理です。自分の目標を考えると、「今の勉強が続けられなくてどうする!」なのです。
そんなわけで、あきらめずにコツコツ努力しようと思います。