展覧会

June 26, 2017

* 気になる展覧会情報(20170626)

展覧会チェック、もうちょっと続くのです。
  • 東京都美術館
    • ゴッホ展 巡りゆく日本の夢(2017年10月24日〜2018年1月8日)
      ゴッホの絵だけでなく、日本の美術に影響を受けたゴッホの作品に影響を受けた日本人の作品(長いですね……)も展示するそうです。クラーナハ展もそうでしたが、作品の紹介だけにとどまらない趣向の展示が増えているのでしょうね。(展覧会のサイトを見ていて、インディペンデント・キュレーターという職業が成立するとは知りませんでした)
    • ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜(2018年1月23日〜4月1日)
      まだ特設サイトはなく、チラシにも詳しい内容がないため、ここに書いていること(タイトルと開催日程)くらいしか分からない、という状態です。このところ、ブリューゲルやボスなどのフランドル絵画が紹介されることが多く、とても嬉しいです。ブリューゲルの一族はいろいろなタイプの絵を描いていたようなので、さまざまな切り口からフランドル絵画が楽しめるかな? と思っています。

  • 三菱一号館美術館
    パリ♥グラフィック ― ロートレックとアートになった版画・ポスター展 (2017年10月18日〜2018年1月8日)
    19世紀末パリのリトグラフやポスターが中心の展示だそうです。印刷は、それ以前も情報の拡散に大いに貢献していましたが、この時代に技術が進歩して、カラフルで大きな作品の制作が可能になったのでしょう。

  • 国立西洋美術館
    • 北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃(2017年10月26日〜2018年1月28日)
      こういう、浮世絵が西洋絵画に与えた影響が見られる展示って珍しくない? と思ったのですが、世田谷美術館で以前開催されていましたね(こういう記事を書いてました)。「みどころ」であれやこれやの絵を見ていて、「そういえばこんな感じの展示を見たなあ」と思い出しました。日本人だと表現技法になじみがありすぎてあまり気にならない部分を、きちんと体系だてて説明してもらえるのが楽しみです。
    • プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光(2018年2月24日〜5月27日)
      特設サイトはありますが、今見られるのはトップページだけですね。プラド美術館は、定期的に展覧会があるような気がします……。もうちょっと詳しい情報が出るようになったら、あれこれ勝手に語ろうかな。

  • Bunkamura ザ・ミュージアム
    神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展(2018年1月6日〜3月11日)
    まだ特設サイトはありません。こちらでもアルチンボルドの絵が紹介されますね。美術品だけでなく、さまざまなものが紹介される展覧会になりそうです。
てきぱき仕事をして、いろいろな展示会を見に行く時間の余裕を作りたいと思います。

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June 19, 2017

* 気になる展覧会場法(20170619)

展覧会チェック、まだ終わりません。だいたい、会期の終わりが近い順に並べています。
  • 国立西洋美術館
    アルチンボルト展 (2017年6月4日〜9月24日)
    アルチンボルトの絵は、ワイン(たしかボジョレー・ヌーボー)のラベルに使われていたのが印象に残っています。しかも結構あちこちの美術館に、作品が収蔵されているのですね(今回は来ていないですが、ルーヴルにもあるそうです)。絵は知っているものの、画家その人や時代背景についての知識はさっぱりないので、ぜひ見に行きたいと思います。

  • Bunkamura ザ・ミュージアム
    ベルギー 奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで(2017年7月15日〜9月24日)
    以前も書いたのですが、もう一度(自分のために)書きます。なんだか最近、ヒエロニムス・ボスやブリューゲルが(日本国内で)注目されているなあ、と思っています。この展覧会では15〜17世紀のフランドル絵画にはじまり、ベルギー象徴派、表現主義、シュルレアリスム、現代芸術を紹介するそうです。確かに、何もないところから不思議な作品は生まれないので、つながりが見えるのか、楽しみです。

  • 国立科学博物館
    特別展「深海2017〜最深研究でせまる”生命”と”地球”〜」(2017年7月11日〜10月1日)
    前回の「深海」展以降、単に私に知識がなかっただけですが、日本は実は深海がすぐ近くにある環境、ということが分かりました。そうなると、ますます興味がわいてきますね。当然ながら前回の展覧会とは違う視点から深海を見るということで、楽しみです。夏休み中は混雑しそうですね。

  • 東京都美術館
    ボストン美術館の至宝展−東西の名品、珠玉のコレクション(2017年7月20日〜10月19日)
    確かに開催概要にもあるとおり、特定の時代や人物に焦点を当てるのではなく、「ボストン美術館の所蔵品」をまんべんなく紹介する、という感じの展示内容です。ゴッホによるルーラン夫妻を描いた肖像画がそろって来日する、というのが目玉みたいですね。

  • 東京国立博物館
    • フランス人間国宝展(2017年9月12日〜11月26日)
      日本の人間国宝を参考にした制度がフランスにあるそうです。で、そういう人たちの作品を紹介する(日本の工芸作家とのコラボ作品もあり)、という展示会だとか。開催期間的に、「運慶」展と同じタイミングで見るかな〜、と思っています。
    • 興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」(2017年9月26日〜11月26日)
      日本の各地にある運慶の作品が一同に会する! という感じですね。作られた作品を見るだけでなく、作品の調査や研究の成果も紹介されるとのことなので、そういうところも楽しみにしています。
こうやって書くのはいいけれど、どれだけ行けるかな? と思いながら続きます。

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June 16, 2017

* 気になる展覧会情報(20170616)

前回は「書ききれない」と数を絞ったのか情報が少なかったのか、ここにきて調べたら、興味深い展覧会がたくさんあることが分かりました。だいたい、会期の終わりが近い順に並べています。
  • 江戸東京博物館
    • 発掘された日本列島2017(2017年6月3日〜7月23日)
      おそらく最近の発掘調査の成果が淡々と展示されている、という感じだろうと思いますが、こういう展示もまた面白いです。奈良の平城京跡に行ったときに、こういう感じの展示があったのを思い出しました。そのときもありましたが、「東日本大震災からの復興と埋蔵文化財の保護」というテーマの展示もあるそうです。
    • 2017年NHK大河ドラマ 「おんな城主 直虎」特別展 戦国!井伊直虎から 直政へ(2017年7月4日〜8月6日)
      会期が短いのですよね。名前の通り、大河ドラマに関連しての展覧会です。ドラマを見ている身としては、青葉の笛を見てみたいなあ、などと思っています。昨年の真田丸とも多少重なるところもある時代ですし。

  • 東京国立博物館
    日タイ修好130周年記念特別展「タイ 〜仏の国の輝き〜」 (2017年7月4日〜8月27日)
    これは、前にあったインドの仏像展のタイバージョンかな〜、という感じです。主催が日本経済新聞だし、みうらじゅんさんといとうせいこうさんがグッズの監修をしているし。会期が近づいたら、BSジャパンで2人が出演する特集番組が放送されるかなー。というのはともかく、東南アジアの仏像を日本で見る機会はあまりないので、見に行きたいなあと思っています。

  • 国立科学博物館
    企画展「まだまだ奥が深いぞ!『相模の海』−最新の生物相調査の成果−」(2017年6月13日〜9月3日)
    特別展ではなく企画展なので、パンフレットのPDFにリンクしています。DASH海岸を見ていると、東京湾や相模湾は、世界でも貴重な深海生物が見つかる場所、というのが分かります。恐らくそれ以外でも多彩な生態系なのでしょうけれど……。そんなわけで、特別展に比べると小さい展示だろうと思いますが、楽しめるだろうと思っています。

  • 国立新美術館
    国立新美術館開館10周年 ジャコメッティ展(2017年6月14日〜9月4日)
    ジャコメッティは、作品は見たことがありますがそんなに詳しくは知らない人物なので、これを機に知ることができたらいいなあ、と思っています。10周年記念として開催するわけですから、「これぞ」という充実した内容でしょうし。

  • 三菱一号館美術館
    レオナルド×ミケランジェロ展(2017年6月17日〜9月24日)
    実はこの美術館、気になる展覧会が多いものの、まだ行ったことがないという状態で……。今回は、概要を見ると、ダ・ヴィンチとミケランジェロの素描をメインに紹介するのかな? という感じですね。有名なあの絵が来る、という展覧会ではありませんが、楽しめると思います。
――と、こんなに書いてもまだまだ終わりません。書いているうちに、「あ、あそこの美術館チェックするの忘れた」というのも出てきましたし。まだまだ続きますよ〜。

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June 13, 2017

* ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 BABEL 16世紀ネーデルラントの至宝 ―ボスを超えて―

ようやく行けました。朝イチで行ったので、そんなに並ばずに入場できました。……と言っても、私の基準は「鳥獣戯画」展なのですけれど。

今回の展示は、ブリューゲルだけでなく、影響の大きかったヒエロニムス・ボスの作品やその模写(木版画など)、当時のネーデルラントの彫刻、絵画なども紹介しています。こうやって振り返ってみると、目玉はブリューゲルの『バベルの塔』でしたが、ボイマンス美術館所蔵の作品をじっくり鑑賞するよい機会になったと思います。

「北方の絵画は油彩で、サイズも大きくないし描写も細かいから、単眼鏡を持っていこう〜」ということで、先日購入した単眼鏡を持っていったのですが、思った以上に活躍してくれました。それほど小さな作品ではなくても、人が多くて近寄って見られないときは、少し離れた場所(人垣の後ろ、というくらいの場所です)から細かい部分を単眼鏡で鑑賞できました。

あと、単眼鏡は視野が限られるので、その場所を集中してみる、という効果があるなあと思いました。ヒエロニムス・ボスの《放浪者》の絵で、解説になかったのでおそらく意識していなかった、建物の陰で用を足している人物がいることに、単眼鏡で細部を見ていて気づきました。

ボスの《聖クリストフォロス》は、宗教画の周囲に彼の得意とする不思議なモチーフがちりばめられていて、興味深かったです。以前にも書いた覚えがありますが、ボスやブリューゲル(そのほかボスに影響を受けた作品)で描かれる実在しない生き物には、画家の想像力が存分に発揮されていて、とても楽しめるのです。

実は、マスコットキャラの「タラ夫」がいる《大きな魚は小さな魚を食う》を見るのも楽しみにしていました。むかーしむかし、ドイツ語学校に行ったときに、ブレヒトの『三文オペラ』のメッキーメッサーの歌(Haifischの歌)やそれに関する文章が教材に使われたのですが、そのときにこの絵も授業で見たのです。

そして最後に、《バベルの塔》です。20年以上前に、ウィーンの美術史美術館で、これとは違う《バベルの塔》を見たことがあります。今回来日している作品以前に描かれ、サイズは大きいですが、ボイマンス美術館の《バベルの塔》は、それを踏まえてさらに構想をふくらませたもの、という感じがしました。

前の列は、立ち止まらずに歩きながら鑑賞するので、改めて少しはなれた場所からじっくりと見ました。このときも、単眼鏡を使って、巨大な塔のあちこちで作業する人の細かい様子を見ることができました。どんな展示会でも持っていくと使える場面がありそうです。ミュシャの《スラヴ叙事詩》も、これがあれば細かい部分が見られたかなあ、と思います(持っていかなかったのです……)。

図録も魅力的でしたが、絵葉書だけ購入しました。

最後に、美術館から足をのばして、も見学しました。私はしなかったのですが、タブレットで顔を撮影して登録すると、塔の中で働く人が自分の顔になるそうです。プロジェクションマッピングも、とても興味深いものでした。

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April 17, 2017

* 今、超克のとき。いざ、足利。山姥切国広展(2017年3月)

この機会を逃すと、次に見られるのはいつになるか分からない、ということで、スケジュールをやりくりして行ってきました。

連休のときに行こうかな、と思っていたのですが、その前の週の関西旅行の疲れが出たのか、ゴロゴロと寝て過ごす羽目になったため、あきらめていました。ですがその後、運よく平日にポコッとスケジュールが空いた日ができたため、喜び勇んで行ってきました。

行きは朝早くに家を出て、ローカル線でトコトコと足利市駅へと向かいます。Kindleに未読の本があるので、電車の中でやることがない、ということはありません。試合か何かに向かうらしい部活の高校生もいますが、周囲に「お仲間かな?」という感じの人がいるのは分かります。

無事、10時前に足利市立美術館に到着し、12時からの入場整理券をもらいました。せっかくなので、スタンプラリーをやってみることにしました。距離を歩くのは苦にならないタイプなので、長林寺に行くのはそんなに大変ではなかったのですが、足利織姫神社の石段(200段以上ありました)は、なかなかハードでした……。

スタンプラリーのポイントを回ったところで、展示を見ることにしました。会場に入れる人数に制限がかかっているため、列の進み方はゆっくりで、辛抱強く待ちました。受付通過後は、充実した内容の冊子が渡されたので、これを読みながら待ちました。

いよいよ会場に入ると、最初に見られる刀は、足利市が所有する脇差の布袋国広です。これはさまざまな角度から見られるように展示されていました。ものすごく薄い刃にびっくりしました。それでいて、さらに布袋様の絵や文字が彫られているのですから、とても繊細なものに違いありません。そういう状態でも実戦でも使えるのですから、本当に素晴らしいです。(私は細かく感想が言えるほど知識はないのですが)

そして、北条氏直からの書状などを見て、いよいよ山姥切国広です。鋩が大きく、刀身も太い感じで、「たくましい」印象です。でも、力強くたくましいと同時に美しいのです。これは人にたとえたら美青年です。そんなにじっくりと見てはいられないのですが、列の後ろからも見ました(そうやって見ていられそうなスペースがあったので)。

国広の短刀もあり、これも力強さを感じました。国広の刀がたくさん見られて、とても充実していました。

展示をじっくり満喫して、コラボで展示されているパネルも撮影して、美術館を出ました。その後足利学校に行き、「本丸みたいだな〜」というありがちな感想を抱いてから太平記館に行き、スタンプラリーの景品を手に入れました。コラボグッスは、その日の分は売り切れていて、郵送で発注しました。

本当はきちんとお店に行くべきなのでしょうが、時間がないので太平記館でお土産を買いました。「恐らくこうやって歩いている人の大部分は、(私も含め)山姥切国広めあてで来た人たちだろうなあ」という人出で、町もなんだかにぎわっていました。そしてお昼を食べ、急ぎ足で駅に向かい、無事14時30分くらいの「りょうもう」に乗れました。

慌しい訪問になってしまいましたが、次回は家族で行って、もっとゆっくり滞在したいと思います。

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April 12, 2017

* ミュシャ展

これはチャンス、ということで、平日に息子が動ける春休み中に行きました。週末は混雑するかなあ、と思ったので。実際、平日でもチケット売り場は行列ができていました。草間彌生展も開催されていたので、ダブルですごいことになっていたようです。

ミュシャ展は、会場に入るまでに並ぶ、というのはありませんでした。また、展示されている作品自体がとても大きいので、作品の前に人が殺到してしまうこともなく、作品が十分に見られない、ということはありません。

スラヴ叙事詩は、スラヴ民族の苦難、連帯、栄光の歴史、そして賛歌を描く大作(物理的にも)です。展覧会でよく見られるパリ時代のポスターなどとは異なり、重厚な雰囲気と色使いです。この作品が描かれた当時の東ヨーロッパの情勢に思いを馳せました。

それこそ、今までのミュシャの作品が出てくる展示会と異なるのは、アール・ヌーヴォーの旗手としてのミュシャではなく、スラヴ人としての自覚をもった、独立間もないチェコスロヴァキアに協力を惜しまないミュシャを紹介している、ということです。

スラヴ叙事詩だけでなく、そこまで大きくない作品も今回は展示されています。パリ時代の作品もありますが、普段あまり目にする機会のないプラハ市民会館のために作られた作品や、彼がデザインをしたポスター、紙幣、切手などが見られました。

今回は躊躇せず図録を購入したので、グッズは見ないようにしていたのですが、息子が「あ、クルテクだ」と気づきました。息子が小さいときにカートゥーン・ネットワークで放送していてよく見ていたので、知っていたのでした。クルテクはチェコの作品ですから、こういうときにグッズがあるのは当然ですね。

そんなわけで、こちらもお買い上げです。

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このマグネットは、4種類あったそうです(気にしないで買ってた……)。ポーチはちょうどいいサイズだったので、早速スマホ(Nexus5)を入れています。

スラヴ叙事詩はチェコに行かなければ見られないと思っていたので、これは見ておかねば、ということで行きました。以前の貴婦人と一角獣のタピスリーもそうですが、「これが日本で見られるとは思わなかった」というものも、来ることがあるのですね。今後も機会を逃さず行かねば、と思いました。

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February 20, 2017

* 特別展 春日大社 千年の秘宝


ラスコー展の後で行きました。なぜかというと、ラスコー展は9時開館で、春日大社展は9時30分開館だからです。上野を出る時間は早められましたが、結論としては春日大社展を先に見ておいたほうがよかったかな、という感じでした。

なぜかというと、すごい人出だったのです……。

美術館での西洋絵画の展示であれば、そんなに問題ではありません。なぜかというと、絵画を熱心に見るなら、近くから見たり遠くから見たりというのがあるので、ベターッと前に貼りつく人というのはそんなにいません。

でも、今回の展示での工芸品は遠くから見るのではなく近くで細工を見たいし、絵巻物は平置き(?)だから近寄らないと見えないしで、前の人は当然へばりついたままだしで、「あらー」という感じでした。単眼鏡や双眼鏡を持っている人が何人もいて、「これは持っていたほうがいいなあ」と思いました。

鹿島立ちの図や春日宮曼荼羅など、深い信仰を集めていたのが分かりました。じっくり見られませんでしたけれど。春日大社を再現した箇所での瑠璃燈籠が幻想的で、とてもきれいでした。

国宝の太刀も、少し離れた場所からようやく猫の螺鈿を確認できました。

武具は、大鎧が見られて良かったです。やっぱり戦国の鎧と違って、動きにくそうですよね。こういうのを着て大太刀をふるっていたなんて、当時の人はすごいですよね。

祭礼での舞楽の紹介は、個人的に奈良は「シルクロード終着点」と思っているので、当時の胡の国や中国(という名前ではありませんが)の雰囲気を伝えているんだな〜、と勝手に考えて面白かったです。

瑠璃燈籠の絵葉書が買いたいなあ、と思ったのですが、やっぱりショップの混雑がすごくて断念しました。奈良組ひものストラップが、良さそうだったのですが。

平成館の休憩スペースに鶴屋吉信が入っていて、ちょっとしたものが食べられるようになっているのですが、ここも混雑していて断念しました。

――ということで、人を見に行ったような感じになってしまいました。あとは、遠くからも鑑賞できる方法を確立しなければ、ですね。

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February 17, 2017

* 特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」


四谷大塚のテストで使われていて、そのとき初めて存在を知ったラスコー洞窟の壁画! なんだか妙に気になるので、行ってきました。

思ったほど人出はなく、じっくり展示を見られました。洞窟を再現した1/10ミニチュアでは、「こんな場所に描いていたのか〜」というのが分かります。結構高い場所にもあって、足場を作って描いていたようです。

洞窟を実物大のスケールで再現している展示では(もちろん足場は悪くないです)、実際の着色された絵だけでなく、暗い中に線画が浮き上がる演出もあって、ものすごくわくわくしました。

展示物の一部や体験型の展示にはフランスで作成されたものがあり、「こういう展示が世界で行われているんだなあ」というのも実感できます。内部には入れないラスコー洞窟で、「こういうところにあったのか」や「これくらいの高さにあったのか」というのが分かって面白かったです。

こういうラスコー洞窟の壁画そのものの紹介も面白かったのですが、もっと面白く感じられたのは、彼らが使った道具についての展示です。投槍器やランプなどの装飾に施された装飾も面白かったのですが、彼らがどのように縫い針などの道具を作ったか、という展示がとても興味深かったです。

私たちは、今は機械などで固いものも簡単に加工できますが、当時の人たちは石器だけで必要な長さの骨を切り出し、石にこすり付けて滑らかに加工し、穴を開けていたのです。昔の人々の作業を復元した映像を見て、「人間って、確かに昔から大きくは変わらないんだなあ」と思いました。

それと、クロマニョン人が作った女性像というか地母神(豊穣の象徴)もありました。それこそ、「これがこの先にヴィーナスになるんだよなあ。ヨーロッパだけでなく、地母神は世界各地にあるし」と、タテ(時間)とヨコ(地域)の広がりも感じられました。

最後には、「その頃の日本は……」という展示もありました。日本の土は酸性で、当時作られたものは残りにくいそうですが、それでも「日本にもこういう活動をする人たちがいたんだろうな」というのが感じられて面白かったです。

その時代の日本の研究に関連する3万年前の航海を再現するプロジェクトも紹介されていました。クラウドファンディングを行いましたが、今後も支援を募っていくそうです。

今回のラスコー展は、ぶらぶら美術・博物館でも取り上げていました。詳細はこちら

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January 27, 2017

* 気になる展覧会情報(20170127)

今年も興味をひかれる展覧会がたくさん、という結論です。
  • 国立新美術館
    ミュシャ展 (2017年3月8日〜6月5日)
    ミュシャの《スラヴ叙事詩》が見られるというだけで、「行くべし」と思います。国外に出るのは初めてのことだそうです。まあ、大きくて移動させるのが大変だし、そこまでやって採算が合うと判断できると思える場所は少ないのかもしれません。なんだかんだ言われていますが、日本(東京)はこういうアートのイベントが頻繁にあって、恵まれているなあと思います。本当はこういう大物にだけ反応するのではなく、身近なアートも大切にしなければいけないのでしょうけれど……。

  • 国立科学博物館
    大英自然史博物館展(2017年3月18日〜6月11日)
    呪われたアメジストが広告に使われていて、Twitterで話題になっていました。もちろんそれだけではなく、世界中で活躍した英国が(というポジティブな表現だけではおさまりませんが)、世界中で集めた貴重な標本なども展示されるようです。

  • 東京都美術館
    ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 BABEL 16世紀ネーデルラントの至宝 ―ボスを超えて―(2017年4月18日〜7月2日)
    ブリューゲルの「バベルの塔」がメインですが、ヒエロニムス・ボスの2作品も目玉だそうです。ボスの作品が16世紀にリバイバルした、というのも扱うみたいですね。以前にも書いたことがありますが、ボスの絵は本当に面白いです。おそらく、実在しない悪魔や魔物の造形というのは画家の想像力をかきたてるもので、画家はそれを駆使して描いているのでしょう。バベルの塔だけでは弱いのかな〜?

  • Bunkamuraザ・ミュージアム
    ベルギー 奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで(2017年7月15日〜9月24日)
    これは、先ほどの東京都美術館でのブリューゲル展とつながるというか、まったく関連がない、ということはないと思います(企画するほうにそういう意図があるかは別として)。こちらでは、ボスの作品とベルギーの19世紀〜現代のアートに共通するものが見られるようです。


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January 26, 2017

* 気になる展覧会情報(20170126)

こういう内容を書くのも久しぶりです。会期の終わりが近い順に並んでいます。
  • 国立科学博物館
    特別展「世界遺産 ラスコー展 ―クロマニョン人が残した洞窟壁画―」(2016年11月11日〜2017年2月19日)
    これまたぶらぶら美術・博物館で見て、気になっています。ラスコーを発見した少年の話は、中学受験の勉強で初めて読みました。まあそれはいいとして(?)、ラスコーを復元した空間がある、というのが興味深いです。ネアンデルタール人と違って、クロマニョン人は芸術活動をするというのが特徴的だそうで、人々の衣服や道具は驚くほど装飾的でした。そして、そういう芸術活動をする遺伝子を持ったホモ・サピエンスが、世界中に広まったのだそうです。

  • 森アーツセンターギャラリー
    ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワネット展 (2016年10月25日〜2017年2月26日)
    フランス革命の原因になったということで、後世の人から悪くしか見られなかったマリー・アントワネットを、新たな視点から見る展覧会です。ぶらぶら美術・博物館で見て、気になっています。パリ市内観光で、彼女が最後の日々を過ごした場所(コンシェルジェリーにあります)を訪れたことがあるのですが、建物の重厚な壁もありますが、涙の模様が施された壁紙といい、暗い気分になる場所でした。

  • 東京国立博物館
    特別展「春日大社 千年の至宝」(2017年1月17日〜3月12日)
    昨年式年造営が行われた春日大社の貴重な名品が展示される、とのことです。神様にささげるために、国宝の金地螺鈿毛抜形太刀と同じ刀を新たに作るドキュメンタリーを見ましたが、素晴らしい技術や材料を惜しみなく投じて作られたものなのだ、というのが伝わりました。

  • 東京都美術館
    日伊国交樹立150周年記念「ティツィアーノとヴェネツィア派展」(2017年1月21日〜4月2日)
    美術の本で必ずと言っていいほど掲載されている《フローラ》や《ダナエ》が見られます。去年もこんな感じの展覧会があったなあ、と思ったので調べたところ、去年の展覧会はアカデミア美術館の所蔵品でした。こういうときに、去年ブログをきちんと書いていなかったことが悔やまれますが、書かなかったものはしょうがないので今年頑張ります。
まだまだあります〜。

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