教育

February 22, 2017

* 講演「いのちを生きる子供たちのために:高大接続改革の展望」

「いのちを生きる子供たちのために:高大接続改革の展望」は、このシンポジウムの一部(基調講演)として行われたものです。現在話題となっている大学入試改革の根幹とも言える部分を考えた人の話ということで、関心を持って聴きましたよ〜。書かねば書かねばと思っているうちに、1か月が経過してしまいましたが。

聴いていて、以前大河内先生が講演で話していたことと、結構重なるところがあるなあ、と思いました。小学校・中学校で教える内容は変わってきていて、一方的に教師が壇上から教える従来の方法ではなく、主体的に/対話的に/深く学ぶ、というメソッドが広がっています。

でもこれは、何十年も変わらない大学受験では重視されない。これをなんとかするには、大学受験を変えるのが一番手っ取り早い、という話です。

実は時間不足で、手元にある資料の内容が十分に話されていたわけではないのですが、先生の話を聞き、資料を見る限りでは、本当に「もっともだなあ」と思います。

将来どうなるかは、私たちがこれまで過ごしてきた時代以上に不確実です。そうすると、重要なのは自分で将来を切りひらく力であり、それは今、小学校や中学校で教えられている内容(手法)と一致するのです。

「日本の未来を賭けた教育改革」というのは、恐らくそのとおりなのだろうと思います。ただ、「提言はその通りだと思うけれど、いろいろ経由して出てきたものが……」という感じになるそうで(これは講演会で出た話ではありません)、そこがもったいないなあと思います。

世界の流れを見ると、これまでのように詰め込んだ知識を競うのではない大学入試が求められているのでしょう。恐らく2020年を待たずとも、大学入試は変化を続けていると思います(変化のない大学もあるでしょうが……)。大学受験だけを見ず、周囲を取り巻く情勢の変化に敏感になることが大事だなあ、と思いました。

まとまっていませんが、こういう感じです。

uriel_archangel at 11:54 | 講演会・展覧会 
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October 24, 2015

* ハンガリーの国立大学医学部に進学するという選択肢もあるらしい

ある日、仕事で「このハンガリーの地名のカナ表記、正しいのかな」ということがあり、カナ表記でGoogle検索してみたところ、私にとっては不思議なサイトを見つけました。こう言うとアレですが、しっかりしたサイトだし、日本語もきちんとしているしで、「少ないスタッフが頑張って作った」という感じではありません。

そのときは表記の確認が目的だったので、「へえ」と思った程度で終わりました。それからほんの数日後に、mixiでマイミクさんが「日本国内の私立大学の医学部に進学する経済的余裕のない人には、ハンガリーの大学の医学部に進学するという選択肢がある」という話を書いていらして、「おお、あのサイトのことだ」とピンと来ました。

それからさらに時間が経ち、息子の学校で「進学ガイダンス」のような話を聞いたところ、やはり「文系から医学部進学に切り替えた人で、理系の科目を選択していなくても対応可能なハンガリーの大学に留学した生徒がいる」という話がありました。

恐らく英語で医学の教育を受けるのは大変だろうとは思うのですが、サポート体制もあるからこそ、こうやって熱心にPRしているのでしょう(上記のサイトをきちんと見ないで書いていますので、本当かどうかは分かりません)。

学費に不安がある人や選択した科目の関係で日本国内の大学医学部への進学が難しい、でもどうしてもお医者さんになりたい、という人は、検討の価値があるのだろうと思います。

息子は理系志望ですが医学部は視野に入っていないので、私がこうやってあちこちで見聞きして「ほ〜」と思った情報が役立つ可能性は低いです。せっかくなのでブログに書いておきます(笑)

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August 13, 2015

* 『科学キャラクター図鑑 周期表完全版』で目に見えないサイエンスの世界を楽しもう

――タイトルが長くなってしまいました。我が家の息子が理科分野に興味を持つようになったきっかけは、『もやしもん』と、今回紹介する本の旧版である『科学キャラクター図鑑 周期表』です。

ここで自分のブログを読み返してみると、
  1. よく使う駅に上野の国立科学博物館の『菌類のふしぎ』展の広告があり、息子がオリゼーに興味を持つ
  2. 行ってみたら菌類にかもされまくりの展示で、息子が『もやしもん』に興味を持ち、漫画もアニメも見てしっかりハマる
  3. 「見えない世界」をキャラクターで表現することに違和感がなくなる
  4. その後たまたま入った書店で『科学キャラクター図鑑 周期表』を見つけて買う
  5. やはりかわいいキャラクターで表現された元素の世界にハマる
  6. サイエンスの世界に興味を持つ
……という流れだったようです。大学進学が現実的になるお年頃になると、興味を持ったきっかけはこの2つでも、自分の興味のある世界が分かってくると、志望するのは上記の分野ではない、というのが人生の面白いところです(笑)

ともあれ、息子が読んでいた『科学キャラクター図鑑 周期表』は、すべての元素を取り上げているわけではありませんでした。完全版では、これまでに発見されている118の元素すべてが取り上げられているそうです。



細かい説明があるわけではないのですが、(萌え系ではなく)かわいいキャラクターのイラストが好きという子なら、楽しんで読めると思います。科学キャラクター図鑑を読んだ子供に「○○ってなあに?」と質問されるとよく分からないから困る、というオトナには、こちらがおすすめかも。



今はどこにあるか分かりませんが、いろいろ知りたいという息子に買った覚えがあります。ただしこの版では113の元素なので、完全にカバーしているわけではないのかな〜(以前はこれで十分でした)。

子供にパソコンやタブレットを使わせて調べさせる、というのが一番親としては楽だし、本人の勉強にもなるのですけれど。

読書だけでなく、科学博物館・科学技術館などの科学系の展示が行われるミュージアムで、たくさんのお子さんがサイエンスの面白さを知る夏休みになるといいなあ、と、そっち方面の素養がなかったオトナは思います。

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July 10, 2015

* 本当に、大学入試が変わると中学高校の教育も変わるのだなあ

私立中学では、2020年の大学入試改革を見すえて、カリキュラムや試験の形式に変化が起きているそうです。――とか書くと「ソースを出せ」という展開になるわけですが、首都圏模試センターは、結構そういう情報を取り上げていると思います。

なんでそうやって変えてきているかというと、既に今年中学に入学した子たちの学年から、大学入試制度が大きく変わるからです。だからもしかしたら、今年の入試から、既にそういう変化は始まっていたのかもしれません。

5月のASFで聞いた、吉田研作先生&安河内哲也氏の『TEAP and University Entrance Exams』(私の感想等はこちら)にあるように、「大学入試が変わらなければ、中学高校の英語教育は変わらない」なのですね。

大きな変化で、大学側の負担は小さくないはずですが、それでもこのような改革が行われるというのは、もしかしたら「文部科学省が言うことだから仕方ない」という状況があるのかもしれませんが、現状の中学・高校の教育を受けてきた学生が、大学でどれだけのことができるかという部分で、限界を感じているのかな〜、という気もします。

ただ、これまた以前も書いていますが、「世界規模で活躍できる研究者」を養成したいという大学、「世界で認められる研究をしたい」という学生から、「社会人として最低限の常識を身に付けた人間」を卒業させるのが主眼となる(ならざるを得ない)大学、「勉強は好きじゃないけど大卒のほうが就職で有利だからとりあえず進学」という学生まで、大学進学率が上がったぶん、大学の存在意義や大学に入学する理由が非常に多様化しています。

ここで全部の大学に、これまでとまったく異なる入試制度を取り入れることができるのか、というと、無理があるというか、できる人とできない人の差が大きすぎると思います。前回、「日本の高校3年生の英語は英検3級レベル」と書きましたが、スピーキングが0点、という人がとても多くて、「恐らく実態は4級レベル」なのだそうです。

英語でそういう例を聞いたので英語の話を書きましたが、他の教科でも同じような状態でしょう。私自身、英語は「高校で学ぶ英語はマスターした!」と思える状態で大学に入学しましたが(今はどうかというのはまた別の問題で……)、数学や理科に関しては「高校で学んだことは十分に身に付いていません」状態です。

それとやはり、前回も書きましたが、私立の学校は受験生を集めて大学入試で結果を出すためにこういう改革を積極的に行いますが、そういう原理が働かない学校や、情報が十分に集められない学校はどうなるのか……というのも考えてしまいます。

このあたりは前回もつらつらと書いたので省略します。同じようなことしか書けませんし。

ともかく、2020年に向けて変化しようとする学校が多いのは、ある意味分かりやすく、今後中学高校での教育がどのようなものになっていくのか、最先端の学校の手法を見るのは楽しみです。

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June 23, 2015

* 「塾」という言葉が与えるイメージの違い

私は永遠の17歳なのですが、息子が高校生になりまして。

「高校生なんだから大学受験を目指して今すぐガリガリ勉強しろ」とはまーったく思わないのですが、「塾の情報は集めておいたら?」という話をしてきました。でも、息子は非常に乗り気ではありません。それどころか、ものすごーく「塾に行きたくない」オーラを出しまくっています。

実際、友達に部活が忙しいのに塾に通って(通わされて)いて疲れ切っている、という子がいるらしく、「学校の勉強がきちんとできなければ、塾に行くのは無意味」と言っています。そりゃその通り、と思います。

それにしても、塾に対する拒否反応がすごすぎ……ということで、どうしてだろう、と思いました。そこであれこれ考えた結果、こんな結論に達しました。

「塾=受験のための問題演習をガリガリやるところ」と思っているのではないか?

そういう塾もあるけれど、それはちょっと誤解というか、その認識のままだと世界を狭めてしまうということで、こんなふうに話しました。

「確かに問題演習ばっかりという塾はあるし、そういうところは無理して行かなくてもいいと思う。お母さんも塾に通ったけれど、課題や問題から脱線した先生の雑談が面白い、何かの問題を解いているときに『そう言えば、こんな話を聞いたなあ』と役に立つ授業を選んだ。中学受験の塾で、そういう経験したことあるでしょう?(ここで息子はうんうん、とうなずいていました) 伯父さんも、この有名な先生(※ Wikipediaの秋山仁先生の項目を見せながら)の数学の授業を受けに、駿台に通っていたんだよ。

塾も、問題演習ばかりではなくて、そういう、高校では扱わないけれど数学の学問としての面白さとか、そういうのを教えてくれるところもあるから、学校の先生のレベルが低いとは思わないけれど、『もっと極めたい』と思ったときに塾に通うという方法もあるよ。お母さんが言っている塾って、そういう塾のことだよ」


という話をしたら、「ああ、そうなのか」と思い、「極めるために通う塾」には前向きになってくれました。

だからと言って、面白そうな授業をしている塾を探しているかというと、そんなことは全然ないのですが……(笑) 部活が忙しいので、塾に通うとしても引退してからだそうです。まあ、文系の部活なので、引退は比較的早い時期(高2のうちに引退)なのですが。

実際にどうするかはまだ分かりませんが、まあ、「絶対塾は嫌だ」というスタンスではなくなったので(選択肢をなくさないという意味で)良かったです。

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May 27, 2013

* 三森ゆりか氏講演会「言葉の力」―これからの日本に必要な言語教育@ASF

この週末は、2年ぶりにオールソフィアンの集い(All Sophians' Festival, ASF)に参加しました。あちこち参加したいとは思ったのですが、諸般の事情により、しっかりと参加できたのはこの講演会と、学科の同窓会(同期入学のみの集まり)だけでした。興味深い企画は、あれこれあったのですけれど。

ともあれ今回は、この講演会について書きます。

実は私は、今回のテーマに非常に興味を持ったことがありました。それっていつだっけ、と思って調べたら(こういうときに、たまーに、であっても、ブログを書き続けていたことが役立ちます)、なんと2006年のことでした。もう7年前になるのですね。

そのとき書いたのがこちら。結局「行動したい」と思ったにもかかわらず、何もしなかったというか、できなかったようです。たぶん、息子の小学校入学もあり、仕事が忙しくなったこともあり、具体的に動く余裕がなくなったのでしょう。

このとき書いた、「外国語以前に、母語である日本語で、きちんと自分の意見や感じたことを表現したり、相手の意図を読み取ったりする訓練をするべき」というのは、今も思っています。

当時、こういうことを学ぶにはどうすればいいかということを調べてたどりついたのが、「読書へのアニマシオン(こちらのサイトで説明されています)」と、今回の「言語技術」でした。どちらが先か忘れてしまったのですが、「フィンランドメソッド」も関連する書籍を読んで調べました。

いろいろと調べてみた結果、「ああ、私がやらなくても、他にやっている人がいるんだ」と思ったので、「よし、やるぞっ!」という勢いで、ぶわーっとふくらんでいたモチベーションが、「なーんだ」と、きゅーっと縮んだのではないかとも思います(汗)

今回の公演は、時間が限られていることもあり、概要にさっと触れ、後半のワークショップは参加者が考えるというよりも、模擬授業をさっと流す、程度のものでした。でも、十分にエッセンスは感じられます。

これから書くことは、講演会の内容だけでなく、私自身がこれまで考えてきたことも含めたものになりますので、その点ご承知おきください。

「暗黙の了解」「お約束」的に理解されていることを共有できない相手は、外国人だけでなく、同じ日本語を母語とする人にもいます。以前であれば、そういう人は「空気が読めない」「分からない」で切り捨てていけばよかったのでしょうが、現在はそういう状態ではありません。

だとしたら、日本のこれまでの文化の中で使われてきた日本語と比較すると不自然に聞こえるかもしれませんが、「相手にはっきりと分かりやすく伝える技術」というのは必要になるでしょう。そして、この手法を英語(に限らず、他の外国語)でも適用すれば、「コミュニケーションの齟齬」というものは起こりにくくなるのです。その原因は、英語の発音の流暢さでなく、「どのように伝えるか」の差なのです。

三森さんが各国の教科書や学習内容を調べた結果、欧州・ロシア・北米・南米・アフリカ・中近東・オセアニア・アジア各国、ともかくほとんどの国で、同じ内容が小学校から系統だてて教えられていました。それが、レトリック(修辞学)やクリティカル・リーディング(分析的に鑑賞する手法)です。話題になったフィンランドメソッドも、実はフィンランドだけでやっているというものではなく、各国で行われていました。

私も含め、ある程度の年齢になってからの留学で、授業についていけないという経験をした人は多いでしょう。これは、日本では、しっかりした論文の書き方や議論の手法を教えられてこなかった、ということが大きいのです。外国語ができないのが問題ではなく、こういう分析手法の基礎が身についていないのが問題でした。

それをどうやって身に付けるか、ということで、難しい文章を読む読解力のない段階では、絵(写真)を分析することから始まります。そこから絵本、文章、と進むのです。こういう分析の手法はあらゆる学問の基礎になります。理系の学問はもとより、音楽のアナリーゼも、素材が文章から音楽に変わるだけなのだそうです。

本を読んだだけでは分からなかったことも、実際にワークショップで体験してみて、「こういう感じなのか」と思いました。そして、これを経験しているかいないかでは、違いが大きいと思いました。

日本ではよくある「なんとなく」「分からない」は、こういう教育を行う場では通用しません。自分が何を考えているか、何が分かってどこから分からないかは、きちんと言語化できなければいけないのです。

また、文章や絵を多角的な視点から見ることも学びます。三人称で書かれた物語を、ある特定の人物の視点から見た場合はどうなるか。また逆に、一人称で書かれた物語を、他の人物の視点から見た場合はどうなるか。誰が何を知っていてどう行動し、誰はどの人物のどんな行動を知らないか、という分析が求められます。

突拍子もない発展に聞こえるかもしれませんが、こういう分析は、恐らく「自分は何ものか」という認識にもつながると思います。誰の意見にもどんな出来事にも左右されない、「自分」という存在を意識するのです。

やっぱり、こういうことはきちんと考えなければいけないなあ、と思いました。こういうことを教える教室を開きたいという夢があったなあ、と思い出しつつ、では今の自分にそういうことをする余裕はあるのか、と思いつつ、講演会の会場を後にしました。
三森ゆりかさんが所長を務められています。
そして今日、このような記事を目にしました。
実は、グローバル化とはハイコンテクストな社会が、ローコンテクストな社会に転換していく過程の一環なのです。国内でさえ、世代や趣味が違うと「話が通じない」関係が増えていますね。そこに、外国から様々な価値観を持った人々が参入してくるわけです。

イマドキの若者であれ、海外出身者であれ、職場や教室にコンテクストを共有していない人が現れると、“空気読め”では通じない。そのとき必要となるのが「教養」です。この教養とは、単なる知識や語学力ではなく、「ハイコンテクストなものをローコンテクストに翻訳する能力」のことです。
……ということで、結局は問題の根源は一緒、なのです。

立て続けにこういうものを見聞きするというのは、すごい偶然です。何かあるのかも、ですね。

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May 10, 2012

* NHKの英語講座に勝手に提案してみる

自分がどういう講座を聞いていてどんな感じか、というのは別の機会にして……。

NHKの英語講座は、英語グランドデザインに基づいて難易度を設定するようになりました。結構大きなリニューアルです。まさに「NHKの英語講座は、グローバル対応です!」の世界です。

息子の場合は、小学校の時から親しんできたということで、「基礎英語2」「基礎英語3」を聞いています。身になっているかどうかは分かりませんが、楽しんではいるようです。スクールもこの調子なので、親は気にはしていません。

ずっと英語に親しんできていて、そのときに合ったレベルを選べばいい、ということであればいいのですが、ネットで見てみると、「『基礎英語1』が難しくなった!」という声が多いです。

確かに、先ほどのグランドデザインに関するページで、
CEFRのレベル分けでは、いちばんやさしいA1レベルからいちばん難しいC2まで全部で6つのレベル設定があります。
ただ、日本語はヨーロッパ言語に比べて英語との隔たりが大きい言語なので、特に小学生にはA1でもレベルが高すぎます。そこでA1よりもさらに初歩の「A0」というレベルを設定しました。表にあるとおり、“ごく簡単な表現を聞き取って、名前や年齢を伝えられる”というレベル設定で、NHKの英語講座のなかでは「プレキソ英語」がこのA0に相当します。
とあります。

つまり、このレベル分けで言うと、以前は基礎英語1は「A0〜A1」だったのですが、「プレキソ英語」が設置されたことでA0に相当する部分がなくなってしまい、「英語に関する知識ゼロの状態で、『基礎英語1』から始める」というのが難しくなってしまった、ということになるようです。

要は「6年生でプレキソ英語から始めれば、スムーズに基礎英語1に移行できます」ということになるのですが、「基礎英語1」を始めようとした時点でそんなこと言われても……となってしまいます。確かに小学校で英語の授業は始まっていますが、すべての小学校に児童への英語教育のエキスパートがいるというわけではないですから、全員が全員、A1にすんなり入っていける知識を身につけているかは、怪しいですよね。

英語講座にグローバル対応のレベル分けをしたら、(アルファベット表記の言葉ではないので仕方ないのですが)ガラパゴスな日本のシステムに合わなくなってしまった、という状況になってしまったわけです。

「6年生で『プレキソ英語』!」というのが浸透しないと、しばらくこういう「『基礎英語1』から始めようと思っていたら、レベルが高くてついていけない」は続くと思います。

そんなわけで、勝手に提案なのですが、
  • テレビでもラジオでもいいので、春休みの時期に「プレキソ英語」レベルの番組を短期集中で放送して、スムーズに「基礎英語1」に移行できるようにする
  • 「基礎英語1」の活用に必要な「プレキソ英語」の重要性をもっと広める
が必要だと思います。

小学校6年の3月に、「4月から『基礎英語1』と思って書店に行って、テキストを見てびっくり」ならいいのですが、「放送を聞いてびっくり」だと、追いつくのも大変です。なので、「『基礎英語1』の前に、春休みから英語を始めよう!」ということで、書店で「基礎英語1」の隣に「プレキソ英語・春休み集中講座」的なものが置いてあれば、気づいてくれる人もいるでしょうし、「基礎英語1」に挫折してしまう人も減るのではないかと思います。

しばらく考えていたことなので、好き勝手に書いてみました。

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March 29, 2012

* NHK語学番組、どれにする?

私は、英語でもドイツ語でも、NHKの語学番組にとてもお世話になりました。“コツコツと勉強できるのであれば”これほど安上がりで充実した内容の講座はありません。

――というわけで、息子にも大いに活用してもらいたいと思っています。問題は、どの番組がいいのか? ということです。

子供のときは家でNHKテレビを見ていなかったこともありますが、私は語学番組は「テレビよりラジオ」と思っています。分かりやすさや番組としての面白さはテレビのほうが上ですが、ラジオのほうが内容が濃いです。

英語の初心者であれば、問題なく「基礎英語1」からでしょう、と言えますが、息子はそこそこ英語に触れています。でも、文法をしっかり勉強したというわけではないので、「文法は分からないけれど文章の意味はなんとなく分かる」という感じです。「リトル・チャロ」は楽しめますが、細かい文法はよく分かっていない、というところです。

私はこういうときでも、「基礎の基礎からちゃんとやりなさい」というタイプなのですが、「基礎英語1」だと、簡単すぎて聴くのをやめてしまいそうです。まあそもそも、本人にやる気があるかどうかを確認していないのですが(苦笑)

それに、あれこれ考えてはいますが、4月からのテキストを、まだきちんと見ていません。最初の2か月くらいはテキスト代をけちらず、思い切ってあれこれ購入してみるというのも「あり」かもしれません。

uriel_archangel at 19:05 | 子どものこと | 学び
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March 22, 2012

* いよいよ卒業式です

入学式の時はいい天気だったのですが、その後は遠足や移動教室・運動会など、いろいろなイベントが雨に重なってしまう学年でした。卒業式は青空のもとで! と思っているのですが、どうなることやら、ですね。

でも、お天気には関係なく、感動的なものになるに違いありません。

息子の服はもう準備してあるのですが、私が着る服を、今日になってようやく確認しました。数年前にダイエットに成功した直後、「これ、ダブダブだなあ」と思ったものが、ぴったりになっていました。

――ダイエットを頑張ります(汗)

デジカメを久々に取り出したところ、普段から使っていないもので、バッテリーがなくなっていました(苦笑) 慌てて充電したところ、無事起動しました。忘れないように気をつけます。友人から譲ってもらったデジカメなのですが、「きちんと動かない時がある」と言われています。明日は機嫌よく動いてくれるといいなあ……。

夫が持っているデジカメも微妙なコンディションなってきたので、新しいデジカメを購入したほうがいいかなあ、と思っています。

あれこれ書いているうちに、内容が卒業式から離れてしまいました……。

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November 30, 2011

* 地元の公立小学校が少人数だと、良くないの? 心配なら自分の目で見てみよう!

今日は立て続けに、「地元の公立小学校が少人数(1学年1クラス)」というだけで否定的にとらえる文章を見ました。息子がまさにそういう小規模な学校でハッピーに過ごしている身としては、「それだけで決めないで! これこそ風評被害!」と思います。

なので今日は、公立小学校について書いてみようと思います。

まず言いたいのは、「一度、自分の目で確かめたほうがいいですよ」ということです。自分の周囲の、その小学校に通わせていない人たちばかりから情報を聞いていませんか? 当然ですが、それはうわさにすぎません。せめて情報を集めるなら、その小学校に通わせている人から聞きましょう。

これはどの学校でも同じですが、学年によって雰囲気が違います。比較的落ち着いている学年もあれば、残念ながらそうでない学年もあります。ここで大切なのは、何か問題が起きたときに学校側はどう対応しているか、ということです。

一般的な話になりますが、少人数の学校は、何か問題が起きるとすぐに居場所がなくなってしまうので、大きな問題になる前に、丁寧に対応します。

これは私の感想ですが、PTAの役員やクラス委員を経験して、あれこれと聞いた話を総合すると、いじめの問題が発生した場合は、問題が解決できるかどうかは学校の規模には関係ありません。「いじめた側の保護者が、子供のありのままを見つめて、子供と学校にきちんと関わろうとするか」が重要です。これができれば、多少落ち着かない状態があっても、問題は解決に向かうことが多いです。

でもたいてい、深刻な問題になっていた学年では、できていませんでした。こうなると、学校の問題ではなく、その家庭の問題になります。確かに人数が少ないと目立ちますが、規模の大きな学校にはそういう問題がないかというと、そんなことはありません。

ちょっと話がズレましたが、話を聞くだけでなく、実際に自分の目で学校の雰囲気を確かめることをおすすめします。最近の公立学校は、地域に開かれています。授業参観は保護者だけでなく、地域の人も見学できます。仕事で忙しい、という人は、土曜日の授業参観に行くというテもあります。

授業参観が行われていなくても、事情を説明すれば、ごく普通の平日の授業中でも見学できる、というところもあります。少人数の学校は、1人でも入学する人が増えるように努力しているので、こういう申し出は喜んで了解してくれると思います。授業参観の日程もそうですが、電話での問い合わせにも応じてもらえます。

学校の雰囲気を見て、「ここはちょっと……」と思われたら仕方ない、と思います。でも、実際の様子を見たこともないのに、「小規模校だからよくない」と決め付けてほしくない、と思っています。なので一度、先入観を捨てて学校の雰囲気を見てください。

子供にとって小規模校はどうか、というと、今まで大きなところにいたことがないので分からないのですが、確かにクラス替えもなく、同じメンバーで6年間ずっと過ごします。――と書くと、「いろいろな人と接触しないと社会性が云々」という意見も出ます。私は逆に、「では、過疎地の全校児童数10人、みたいな学校に通っている子供たちは、みんな社会性がないの?」と尋ねたいです。人数が少なければ少ないなりに、「人と上手くやっていかなければならない」場面はあります。

それと、子供たちは、学年に関係なく仲良くなります。息子は、低学年の時は他の学年の子のことを覚える余裕がなかったのですが、今では、他の学年の子もかなり把握しています。「△年生の○○ちゃんは、ぼくのクラスの□□ちゃんの妹」という感じで、「誰と誰が兄弟か」も分かっています。

ちなみに息子の学校では、基本的に他学年の子も名前で呼んでいます。人数が少ないからできることですね。なので、「その(別の学年の)○○ちゃんって、なんて名前?」と尋ねると、低学年のときは「分からない」という返事が当たり前でした。さすがに5年生・6年生になると、フルネームが分かるようになりましたが。

あと、おっとりタイプの息子でも、たてわり班などで活動すると、「6年生というだけで、グループのリーダーをしなければならない」状態です。5年生・6年生は、運動会などでは係で大忙しです。「鶏口牛後」ではありませんが、そういうまとめ役の経験が(半ば強制的に)できるというのは、いいことだと思います。

そのような学校の雰囲気をどうやって作っているのかと言えば、実は先生方だけでなく、保護者や地域の協力も大きいです。どのような学校に行っても、本当は、保護者の学校への関わり方が重要だと思います。学校はサービス業ではないので、「学校がうちの子供に何をしてくれるのか」だけでなく、「自分たちが学校に対して何ができるか」を考えることが、子供にとって居心地の良い場所を作るのに重要だと思います。理想論かもしれませんけれど。

勢いでここまで書きました。息子の学校はかなり雰囲気がいいようで、しかも息子は大きなトラブルに遭遇したことがないので、もしかしたら私は実際以上にポジティブな評価をしているのかもしれません。

もう一度書きますが、小規模校というだけで、ネガティブに考えないでください。我が家の息子のようにおっとりマイペースでも、楽しく過ごせる場所のある学校もあります。ぜひ、ご自身の目で確かめてみてください。

uriel_archangel at 23:56 | 子どものこと 
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