未来世紀ジパング

September 09, 2014

* 雨水を使って安全な水を手に入れる

昨日、ふと見た番組で、そういう話が紹介されていました。昨日の放送の概要は、こちらで見られます。

iPad miniで調べものをしながらだったので、すべてを集中して見ていたわけではありません。でも、気になるというか、聞き覚えのある話がありました。それが、雨水をタンクにためて利用する、というものです。

サイトでも説明が出ていますが、バングラデシュの農村では、井戸水にヒ素が入っていて飲料に適さない状態になっていることが多いそうです。ナレーションやサイトの文章の感じだと、これは公害がどうこうという話ではなく、もともと土壌にヒ素が含まれるため、井戸を掘るとヒ素が溶けだしてしまうから、という感じでした。

人々はそういう水でも飲まざるをえない状況のため、ヒ素中毒になっている人もいます。ある女性は、手にぶつぶつができて痛い、と言っていました。これはヒ素中毒の症状だそうです。そういうところで、村瀬誠さんは、雨水をタンクにためて生活に使うというのを提案しています。病院のすぐそばにある池の水を汲んで使っていた病院にも、このようなタンクを導入したそうです。

日本の水道水に比べたら、雨水の水質にまったく問題がないかというと、そういうことはないと思います。でも、ヒ素が含まれた水や衛生的には見えない池の水を使うよりは、ずっと体への影響は少ないでしょう。

雨が多く降る地域なら、これはいい方法だなあと思いました。

――で、この「雨水をタンクにためて利用する」という話は聞いたことがあるなあ、日曜の夕方にやってるTBSのあの番組(タイトルが思い出せず……)で以前に、墨田区で雨水をタンクにためて、水やりなどの生活用水に使っている、という話があったなあ、と思い出しました。

確か墨田区では、大雨が降ったときに排水の処理機能が追いつかなくなるので、その対策として雨水をタンクにためて利用しよう、という話だったのではないかと思います。

ともあれ、村瀬誠さんのお名前で検索してみたところ、すぐに分かりました。なーんと、6年ほど前の放送でした。「あれ、こういう話を前にテレビで見たなあ」と思い出したということは、印象に残っていたのでしょう。この番組が放送された時点で、既にバングラデシュで活動を始められていたのですね。今は、このような会社を設立して、日本のみならず世界中で、雨水の有効利用のための活動をされているそうです。

(人間が問題なく飲めるという意味での)飲料水の分配は、今後大きな問題になると言われています。様々な方法が研究されて、よい解決方法に結びつくといいなあと思います。

uriel_archangel at 11:30 | 日々の記録 
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