辞書ソフト
March 22, 2014
「検索ハブ」でPCからiOSデバイスの辞書を検索する
結論:2月中に、iOSアプリの独和大辞典を買っておけばよかったです……。2月は発売記念で、独和大辞典がお得に購入できたのです。でも、iOSアプリの活用法を知らなかったし「デイファイラーとEx-Wordとどっちにするか」と考えていたので、仕方ありません。
そもそものきっかけは、先ほど書いたiOSアプリの独和大辞典が発売されたことでした。これは素晴らしいことなのですが、Ex-Wordのときと同様、「でも、いちいちiPod touch(またはEx-Word)に検索したい単語を入力しなくちゃいけないんでしょ?」ということで、二の足を踏んでいました。
そして、先日の翻訳フォーラムのシンポジウム(の懇親会)で、以前別のところでお会いしたドイツ語翻訳者さんと再会しました。今回はあれこれお話する時間があったので、そのときに辞書の話をしたところ……「パソコンから検索する方法がありますよ」とうかがいました。
ここでまたしばらくそのままにしていたのですが(汗)、今週になってようやく、あれこれ設定しました。簡単に手順を書いておきます。
検索ハブの検索窓の隣に、
そして、検索窓に単語を入力して「独和大辞典」のボタンをクリックし、iPod touchを見てみると……ちゃんと、独和大辞典を検索しています。なんと素晴らしい(嬉) ちなみにPCと書いたとおり、私のパソコンはLenovo ThinkPadでOSはWindows7ですし、メインのブラウザはFireFoxです。こういう環境でも、きちんと動きました。
検索ハブ→独和大辞典と動くので、調べた後は「“検索ハブ”に戻る」をタップしなければなりません。独和大辞典を開いたままだと、検索ハブの検索窓に入力しても反応しません。ちょっとした手間ではありますが、iPod touchで検索したい単語をちまちま入力する手間を考えると、とても楽です。
検索ハブはアクセス独和・和独(念のため記載: http://tinyurl.com/9nbp6ed)にも対応しているそうなので、便利に使えそうですね。また、フランス語辞書もプチ・ロワイヤルやロベール(http://tinyurl.com/mnag6md)に対応しているので、これまた便利です。紙で買うよりはずっとお得ですが、かと言ってホイホイ衝動買いできるものでもないので、少しずつ揃えていこうと思います。
――ということで、電子辞書はドイツ語を気にせず、英語が充実したデイファイラーで大丈夫かな? という感じです(笑)
そもそものきっかけは、先ほど書いたiOSアプリの独和大辞典が発売されたことでした。これは素晴らしいことなのですが、Ex-Wordのときと同様、「でも、いちいちiPod touch(またはEx-Word)に検索したい単語を入力しなくちゃいけないんでしょ?」ということで、二の足を踏んでいました。
そして、先日の翻訳フォーラムのシンポジウム(の懇親会)で、以前別のところでお会いしたドイツ語翻訳者さんと再会しました。今回はあれこれお話する時間があったので、そのときに辞書の話をしたところ……「パソコンから検索する方法がありますよ」とうかがいました。
ここでまたしばらくそのままにしていたのですが(汗)、今週になってようやく、あれこれ設定しました。簡単に手順を書いておきます。
- 小学館 独和大辞典をインストールする
- 検索ハブをインストールする(リンク先はサポートページです)
- 検索ハブをインストールしたiOSデバイスのブラウザ(私はsafariを使っています)でhttp://tinyurl.com/mfwwnlrをタップする
検索ハブの検索窓の隣に、
iという表示があります。ヘルプなので、ここをタップすると他のデバイスから検索ハブを動かす方法が出てきます。ヘルプにあるとおりに何か所か設定を変更して(OFF→ONにすればOK)、PCのブラウザに指定のIPアドレスを入力すると、あら不思議。検索ハブの検索窓が出てきました!
そして、検索窓に単語を入力して「独和大辞典」のボタンをクリックし、iPod touchを見てみると……ちゃんと、独和大辞典を検索しています。なんと素晴らしい(嬉) ちなみにPCと書いたとおり、私のパソコンはLenovo ThinkPadでOSはWindows7ですし、メインのブラウザはFireFoxです。こういう環境でも、きちんと動きました。
検索ハブ→独和大辞典と動くので、調べた後は「“検索ハブ”に戻る」をタップしなければなりません。独和大辞典を開いたままだと、検索ハブの検索窓に入力しても反応しません。ちょっとした手間ではありますが、iPod touchで検索したい単語をちまちま入力する手間を考えると、とても楽です。
検索ハブはアクセス独和・和独(念のため記載: http://tinyurl.com/9nbp6ed)にも対応しているそうなので、便利に使えそうですね。また、フランス語辞書もプチ・ロワイヤルやロベール(http://tinyurl.com/mnag6md)に対応しているので、これまた便利です。紙で買うよりはずっとお得ですが、かと言ってホイホイ衝動買いできるものでもないので、少しずつ揃えていこうと思います。
――ということで、電子辞書はドイツ語を気にせず、英語が充実したデイファイラーで大丈夫かな? という感じです(笑)
May 18, 2011
電子辞書の閲覧にLogophile
10年以上前から、翻訳の仕事では、CD-ROM辞書のデータをPCにコピーし、複数の辞書を同時に検索できるソフトを使います。今では、学生もブック型の電子辞書などでそうしていると思いますが、当時は「これは便利だな〜」と感心したものです。
私は、電子辞書の検索・閲覧には、長らくDDwinを愛用していました。Niftyserveの翻訳フォーラムでは、「DDwinかJammingか」と言われていました。Jammingはシェアウェアなだけに性能が高いと評判でしたが、私はフリーウェアを選びました。特に不便も感じませんでした。
こうしてCD-ROM辞書をPCで見るようになって以来、ずっとDDwinを使っていたのですが、新しいPCにしたときに、問題が生じました。
実のところ、詳しくは覚えていないのですが(汗)、ソフトが辞書を認識してくれなくなってしまいました。さすがに、Windows7には対応していないのかな……と思い、"DDwin Windows7"で検索してみました。すると、対策をとれば動くようですが、確実とは言えない感じです。私の知識がなくて、判断できないだけかもしれませんが。
そこで、確実に動くものを……ということで、Logophileにしました。これはJammingの後継ソフトです。いろいろなソフトに対応しているのだなあ、と感心してしまいます。
インストールして使ってみたところ、当然ですが、特定の辞書単独でも、任意で分類したグループ内でも、検索できます。EPWINGということもありますが、独和辞書も検索できました。まだちょっと使い方に慣れていないところがありますが、不便はないです。
今は、ネット上にいろいろな辞書があり、訳語を調べることも簡単にできます。でもやはり、きちんとした辞書があるにこしたことはありません。
やはりNiftyserveの翻訳フォーラムで、「辞書はお金で買える実力」と言われていました。なので、翻訳を仕事にしたい、と思う人は、ある程度の投資が必要だと思います。今は、研究社や三省堂のサイトでオンライン辞書が閲覧できるので(以前このブログに、オンライン辞書の情報を書きました)、以前よりはハードルは下がっていると思います。
私は、電子辞書の検索・閲覧には、長らくDDwinを愛用していました。Niftyserveの翻訳フォーラムでは、「DDwinかJammingか」と言われていました。Jammingはシェアウェアなだけに性能が高いと評判でしたが、私はフリーウェアを選びました。特に不便も感じませんでした。
こうしてCD-ROM辞書をPCで見るようになって以来、ずっとDDwinを使っていたのですが、新しいPCにしたときに、問題が生じました。
実のところ、詳しくは覚えていないのですが(汗)、ソフトが辞書を認識してくれなくなってしまいました。さすがに、Windows7には対応していないのかな……と思い、"DDwin Windows7"で検索してみました。すると、対策をとれば動くようですが、確実とは言えない感じです。私の知識がなくて、判断できないだけかもしれませんが。
そこで、確実に動くものを……ということで、Logophileにしました。これはJammingの後継ソフトです。いろいろなソフトに対応しているのだなあ、と感心してしまいます。
インストールして使ってみたところ、当然ですが、特定の辞書単独でも、任意で分類したグループ内でも、検索できます。EPWINGということもありますが、独和辞書も検索できました。まだちょっと使い方に慣れていないところがありますが、不便はないです。
今は、ネット上にいろいろな辞書があり、訳語を調べることも簡単にできます。でもやはり、きちんとした辞書があるにこしたことはありません。
やはりNiftyserveの翻訳フォーラムで、「辞書はお金で買える実力」と言われていました。なので、翻訳を仕事にしたい、と思う人は、ある程度の投資が必要だと思います。今は、研究社や三省堂のサイトでオンライン辞書が閲覧できるので(以前このブログに、オンライン辞書の情報を書きました)、以前よりはハードルは下がっていると思います。
February 28, 2011
翻訳で役立ちそうなオンライン辞書
Android端末にせよiPhoneやiPadにせよ、それで翻訳の仕事をしようと思ったときに一番気がかりなのは、「辞書はどうすればいい?」ということでした。
実は、いちいち辞書アプリを入手しなければならないのでは、と思っていたのです。でも、それなりにWindows環境で構築(というほどたいしたものではありませんが……)しているものを、使用頻度が少なそうな端末のために、あれこれ出費してまで作るというのは、割に合わない感じがしました。
そこであれこれ調べているうちに、今はネットで参照できる辞書サービスがあることを知りました。私が仕事(独日・英日)で使えそうなものを集めたのが、以下のリストです。
今もOxfordの英独・独英辞典は使っています。実は、15年くらい前に、紙の大きなサイズの英独・独英辞典を買ったらおまけでついていた辞書ソフトです……。恐らくWin3.1くらいの時代に作られたものなのですが、今までWin95→Win98→Win2000→WinXPと使えています。Windows 7はどうだろう? というところなので、新しいPCで使えなかった場合のことも考えると、これは便利そうです。
なぜ英独・独英辞典? と思われる人もいるかもしれませんが、独和の訳語がピンとこないときにこれを調べると、「ああそういう意味か」と分かることがあるので、便利なのです。私は英語とドイツ語の能力に大きな差がないので、こういうふうに使っています。
研究社の辞書も、あれこれCD-ROM版を使っているので欠かせません。このオンライン辞書のお試し版をちょっと触ってみたのですが、串刺し検索(複数の辞書を同時に検索する)もできるし、便利そうです。
三省堂は、日本語の辞書が充実しています。私は、「今使われている言葉の意味」を調べるなら広辞苑より大辞林、というタイプなので、大辞林が参照できるのはとても助かります。あと実は、CD-ROM版で使っている独和辞典が、このクラウン独和辞典なのです。そんなに収録語数の多い辞書ではありませんが、先ほどの英独・独英とネットでの検索と組み合わせれば、(私の仕事の場合、ですが)だいたい事足ります。
――というわけで、この3つのサイトを使えば、自分のPCに入れているものとほぼ同じデータが使える、ということが分かりました。今のレートで考えると、年額2万円です。決して安くはないですが、CD-ROMの辞書は高価なので、「常に最新の内容の辞書が使える」と思えば、安いかなあ、と思います。
ただ、こうやってあれこれ調べたあとに、「やっぱりWindows機かな」という結論に達したので、すぐにこういうオンライン辞書を使うかは分かりません。さらに言うと、PCに入れているのはEPWING版の辞書なので、研究社のものも三省堂のものも、DDwinでまとめて検索しています。
でもネットだと、これができないのですよね。もとからOxfordは独自の辞書なので別ですが、クラウン独和とリーダーズ++とランダムハウス(これは最近、どうなっているのかしら?)をいっぺんに検索、というのを普通にしているので、これができないとちょっと不便かなあ、と思います。
確かにだいぶ前に買った辞書ばかりなので、最新のものではないのですが、そういう言葉はネットで検索すればかなり分かるのですよね……。
というわけで、辞書をどうするかは、当分あれこれと考えることになりそうです。
実は、いちいち辞書アプリを入手しなければならないのでは、と思っていたのです。でも、それなりにWindows環境で構築(というほどたいしたものではありませんが……)しているものを、使用頻度が少なそうな端末のために、あれこれ出費してまで作るというのは、割に合わない感じがしました。
そこであれこれ調べているうちに、今はネットで参照できる辞書サービスがあることを知りました。私が仕事(独日・英日)で使えそうなものを集めたのが、以下のリストです。
- Oxford Language Dictionaries Online(年額£42.00+VAT)
- 研究社Online Dictionary(年額11,550円・税込)
- 三省堂Web Dictionary(年額3,150円・税込)
今もOxfordの英独・独英辞典は使っています。実は、15年くらい前に、紙の大きなサイズの英独・独英辞典を買ったらおまけでついていた辞書ソフトです……。恐らくWin3.1くらいの時代に作られたものなのですが、今までWin95→Win98→Win2000→WinXPと使えています。Windows 7はどうだろう? というところなので、新しいPCで使えなかった場合のことも考えると、これは便利そうです。
なぜ英独・独英辞典? と思われる人もいるかもしれませんが、独和の訳語がピンとこないときにこれを調べると、「ああそういう意味か」と分かることがあるので、便利なのです。私は英語とドイツ語の能力に大きな差がないので、こういうふうに使っています。
研究社の辞書も、あれこれCD-ROM版を使っているので欠かせません。このオンライン辞書のお試し版をちょっと触ってみたのですが、串刺し検索(複数の辞書を同時に検索する)もできるし、便利そうです。
三省堂は、日本語の辞書が充実しています。私は、「今使われている言葉の意味」を調べるなら広辞苑より大辞林、というタイプなので、大辞林が参照できるのはとても助かります。あと実は、CD-ROM版で使っている独和辞典が、このクラウン独和辞典なのです。そんなに収録語数の多い辞書ではありませんが、先ほどの英独・独英とネットでの検索と組み合わせれば、(私の仕事の場合、ですが)だいたい事足ります。
――というわけで、この3つのサイトを使えば、自分のPCに入れているものとほぼ同じデータが使える、ということが分かりました。今のレートで考えると、年額2万円です。決して安くはないですが、CD-ROMの辞書は高価なので、「常に最新の内容の辞書が使える」と思えば、安いかなあ、と思います。
ただ、こうやってあれこれ調べたあとに、「やっぱりWindows機かな」という結論に達したので、すぐにこういうオンライン辞書を使うかは分かりません。さらに言うと、PCに入れているのはEPWING版の辞書なので、研究社のものも三省堂のものも、DDwinでまとめて検索しています。
でもネットだと、これができないのですよね。もとからOxfordは独自の辞書なので別ですが、クラウン独和とリーダーズ++とランダムハウス(これは最近、どうなっているのかしら?)をいっぺんに検索、というのを普通にしているので、これができないとちょっと不便かなあ、と思います。
確かにだいぶ前に買った辞書ばかりなので、最新のものではないのですが、そういう言葉はネットで検索すればかなり分かるのですよね……。
というわけで、辞書をどうするかは、当分あれこれと考えることになりそうです。