IJET-25
June 27, 2014
IJET-25に参加しました 後編
――というわけで、2日目です。この日は、予定より家を出るのが遅れたのですが(またか……ですね)、無事朝8時ころに国際展示場に到着しました。NAVITIMEで出てくるデータよりも、私がテキパキ乗り換えたのが勝因(?)のようです。
そこで、開店直後のタリーズでドリンクやフードを買い、屋外でもぐもぐ。先日も書きましたが、「こんなかわいい鳥さんに、パンくずちょうだいな」とでも言いたげにやってくるスズメやハトを無視してもぐもぐ。日曜日はなにかのオンリーイベントがあって、スタッフさんが誘導していました。私は当時(っていつだ?)大阪に住んでいたので、もっと手ごろな立地やサイズの会場でした。
ともあれ、2日目はこのワークショップからです。遠田和子さんの、「さらば『日本語が透けて見える英語』!」です。全部ではありませんが、事前課題に着手していたのに、1日目のランチでいろいろ話しているうちに提出しそびれるという(汗) きちんと添削して返却してくださったので、提出していたらとても有益だったと思います。
ワークショップでは、「いかにも日本人が書きました」という英語にしないためのコツの説明がありました。私の場合は、スッキリと「これならOK!」という文章が書けるときもあれば、「リライトが必要な訳例」ほぼそのままの文章になっているときもあり、やはりまだまだ修行が足りません。
ここでも1日目の日向清人さんの英文ライティングに通じるところがあるのですが、「日本語/日本人のリクツで書かれた日本語の文章を、いかに外国人に通じるリクツの文章にするか」から始まるのだと思いました。
そういうところが意識できれば、日本人でも、海外での留学や就労の経験がなくても、それなりの英語が書けるようになるのかな? と希望が持てます。きちんとした外国語の文章をインプットするのも大切ですね。
ネットワーキングランチは、またまたJATENTの部屋に行ってみました。本当は、もっとあちこち顔を出してもいいのかもしれませんが……。日本語から外国語にゲームの翻訳をしている人は多いのだなあ、と思いました。
午後のセッションでは、ずっとJATENT企画の(?)ものに参加しました。
"Writing and Translating for Museums and Artists"に興味があったのですが、なんと立ち見が出る盛況。2日連続立ち見はしんどいので、いそいそと移動して、石田泰子さんの「字幕の現場はレ・ミゼラブル!? 〜石田泰子氏が語る映画翻訳の世界」に参加しました。
字幕翻訳の仕事の流れは知っていたのですが、「ロードショーで宣伝もいっぱいするような作品って、こういうことになっているのか〜」と思いました。海賊版防止のためもあり、映像にかなり加工が施されているそうです。CSなどの放送で使う作品の字幕より、やりにくいのではないかと思います。
石田さんは映画がとても好きで、たくさん見ていらっしゃるのだなあ、ということが、お話から伝わりました。それにひきかえ私は(以下略)、というところです。
そして次は、岩見純一さんの「“吹替える”って何を?」です。岩見さんは吹替版の演出を担当されているのですが、演出と言っても映画全体ではなく吹替版という映画の一部の演出ということからか、ご自身が演出した映画に対しても、距離を置いてお話しているのが印象的でした。
吹替については、業界誌やこのようなイベントである程度話は聞いていますが、知らないことが多く、とても興味深かったです。
最後は、新楽直樹さんの「映像翻訳2.0 〜広がる市場と求められるスキル〜」です。私はこのセッションを、「映像翻訳での価格の世界標準化(単価が下がること)は避けられないが、その流れの中でどのように動けばいいか?」の可能性を示すものだと理解しました。
映像翻訳に必要なスキルは、他の分野でも活用できます。それにはどういうものがあって、どのような広がりがあるか、その様々な可能性を説明していました。まったく新しい話ばかり、ということではなかったのですが、「自分がぼんやりと考えていることは間違えていないのだな」と、励みになりました。
知らなかったのは、教育の現場で映像翻訳が注目されている、ということです。確かに、プロジェクトとして取り組んで完成品を発表できるというのは、参加者のやりがいにつながります。そういう方向に自分が関わる(関われる)かどうかは別として、本当に可能性はたくさんあるなあ、と思いました。
IJET-25の終了後は、エンタメ関係の翻訳者の親睦会(というきれいな表現にしておきます)がありました。いろいろな方とお話でき、とても充実した時間になりました。同じ会場で別の実務翻訳者の集まりもあり(これは両方の集まりの幹事が事前に打ち合わせて同じ会場にしたからです)、たくさんの人がいました。――と言っても、もう一方の集まりには、ほとんど顔を出せなかったのですが。
こういう集まりでは、直接仕事に関係することだけでなく、いろいろなことがお話できて、とても楽しいものです。食事も美味しかったのですが、終日座って講義を聞いていたからか、昼食のパンが効いていたのか、今までのようにもりもり食べられませんでした。まあ、もりもり食べなくてもいい年齢だから気にしなくてもいいのですが、もったいないお化けにとっては、食べきれなかったお料理に申し訳ない、と思ってしまうのです……。
今回のIJETは、560人の参加があり、非常に大きな集まりとなったようです。企画・運営された委員のみなさん、運営をサポートされたボランティアのみなさんには、心より御礼申し上げます。不満はただ一つ、「もっとたくさんのセッションに参加したかった!」です。魅力的なセッションが同じ時間に開催されていて、どれか1つしか選べないというのは厳しかったです。録画したセッションは、参加者やJAT会員は見られるそうなので、それも楽しみにしています。
ちなみに、来年はイギリスのヨークで開催されるそうです。
そこで、開店直後のタリーズでドリンクやフードを買い、屋外でもぐもぐ。先日も書きましたが、「こんなかわいい鳥さんに、パンくずちょうだいな」とでも言いたげにやってくるスズメやハトを無視してもぐもぐ。日曜日はなにかのオンリーイベントがあって、スタッフさんが誘導していました。私は当時(っていつだ?)大阪に住んでいたので、もっと手ごろな立地やサイズの会場でした。
ともあれ、2日目はこのワークショップからです。遠田和子さんの、「さらば『日本語が透けて見える英語』!」です。全部ではありませんが、事前課題に着手していたのに、1日目のランチでいろいろ話しているうちに提出しそびれるという(汗) きちんと添削して返却してくださったので、提出していたらとても有益だったと思います。
ワークショップでは、「いかにも日本人が書きました」という英語にしないためのコツの説明がありました。私の場合は、スッキリと「これならOK!」という文章が書けるときもあれば、「リライトが必要な訳例」ほぼそのままの文章になっているときもあり、やはりまだまだ修行が足りません。
ここでも1日目の日向清人さんの英文ライティングに通じるところがあるのですが、「日本語/日本人のリクツで書かれた日本語の文章を、いかに外国人に通じるリクツの文章にするか」から始まるのだと思いました。
そういうところが意識できれば、日本人でも、海外での留学や就労の経験がなくても、それなりの英語が書けるようになるのかな? と希望が持てます。きちんとした外国語の文章をインプットするのも大切ですね。
ネットワーキングランチは、またまたJATENTの部屋に行ってみました。本当は、もっとあちこち顔を出してもいいのかもしれませんが……。日本語から外国語にゲームの翻訳をしている人は多いのだなあ、と思いました。
午後のセッションでは、ずっとJATENT企画の(?)ものに参加しました。
"Writing and Translating for Museums and Artists"に興味があったのですが、なんと立ち見が出る盛況。2日連続立ち見はしんどいので、いそいそと移動して、石田泰子さんの「字幕の現場はレ・ミゼラブル!? 〜石田泰子氏が語る映画翻訳の世界」に参加しました。
字幕翻訳の仕事の流れは知っていたのですが、「ロードショーで宣伝もいっぱいするような作品って、こういうことになっているのか〜」と思いました。海賊版防止のためもあり、映像にかなり加工が施されているそうです。CSなどの放送で使う作品の字幕より、やりにくいのではないかと思います。
石田さんは映画がとても好きで、たくさん見ていらっしゃるのだなあ、ということが、お話から伝わりました。それにひきかえ私は(以下略)、というところです。
そして次は、岩見純一さんの「“吹替える”って何を?」です。岩見さんは吹替版の演出を担当されているのですが、演出と言っても映画全体ではなく吹替版という映画の一部の演出ということからか、ご自身が演出した映画に対しても、距離を置いてお話しているのが印象的でした。
吹替については、業界誌やこのようなイベントである程度話は聞いていますが、知らないことが多く、とても興味深かったです。
最後は、新楽直樹さんの「映像翻訳2.0 〜広がる市場と求められるスキル〜」です。私はこのセッションを、「映像翻訳での価格の世界標準化(単価が下がること)は避けられないが、その流れの中でどのように動けばいいか?」の可能性を示すものだと理解しました。
映像翻訳に必要なスキルは、他の分野でも活用できます。それにはどういうものがあって、どのような広がりがあるか、その様々な可能性を説明していました。まったく新しい話ばかり、ということではなかったのですが、「自分がぼんやりと考えていることは間違えていないのだな」と、励みになりました。
知らなかったのは、教育の現場で映像翻訳が注目されている、ということです。確かに、プロジェクトとして取り組んで完成品を発表できるというのは、参加者のやりがいにつながります。そういう方向に自分が関わる(関われる)かどうかは別として、本当に可能性はたくさんあるなあ、と思いました。
IJET-25の終了後は、エンタメ関係の翻訳者の親睦会(というきれいな表現にしておきます)がありました。いろいろな方とお話でき、とても充実した時間になりました。同じ会場で別の実務翻訳者の集まりもあり(これは両方の集まりの幹事が事前に打ち合わせて同じ会場にしたからです)、たくさんの人がいました。――と言っても、もう一方の集まりには、ほとんど顔を出せなかったのですが。
こういう集まりでは、直接仕事に関係することだけでなく、いろいろなことがお話できて、とても楽しいものです。食事も美味しかったのですが、終日座って講義を聞いていたからか、昼食のパンが効いていたのか、今までのようにもりもり食べられませんでした。まあ、もりもり食べなくてもいい年齢だから気にしなくてもいいのですが、もったいないお化けにとっては、食べきれなかったお料理に申し訳ない、と思ってしまうのです……。
今回のIJETは、560人の参加があり、非常に大きな集まりとなったようです。企画・運営された委員のみなさん、運営をサポートされたボランティアのみなさんには、心より御礼申し上げます。不満はただ一つ、「もっとたくさんのセッションに参加したかった!」です。魅力的なセッションが同じ時間に開催されていて、どれか1つしか選べないというのは厳しかったです。録画したセッションは、参加者やJAT会員は見られるそうなので、それも楽しみにしています。
ちなみに、来年はイギリスのヨークで開催されるそうです。
June 26, 2014
IJET-25に参加しました 前編
何度も思わせぶりにタイトルには登場していたものの、内容には触れていなかったIJET-25の個人的まとめです。1回にまとめて書くか、2回に分けるか考え中です。タイトルに「前編」と入っていたら、「ああ、話が長くなったんだなあ」とお考えください(笑)
日程は、6月21日(土)・22日(日)でした。息子の学校は土曜日も授業があるため、朝は基本的に平日どおりです。そこで、息子の登校後にバタバタ準備をして出発! しました。無事、遅刻せずに会場に到着しました。基調講演の会場のホールに入るとき、先着200名へのプレゼント(最後の1個!)をいただきました。IJETと入っている金太郎飴です。写真がなくてすみません……。
基調講演は、村岡恵理さんによる「村岡花子−『赤毛のアン』翻訳に託した未来への希望」でした。私は連続テレビ小説の原案となっている『アンのゆりかご』を読んでいないので、たいへん興味深いお話でした。
確かに、東洋英和でカナダ式の教育を受け、キリスト教をきちんと学んだことは、『赤毛のアン』の翻訳に大いに役立つというか、物語の世界を身近に感じられたのではないかと思います。また、彼女が在学した当時のカナダ人婦人宣教師たちが、ちょうどL・M・モンゴメリと同年代の女性たちだったそうです。
さらに、村岡花子は歌人の道を考えるくらい短歌を本格的に学び、英文学(テニスンの詩を愛読していたそうです)だけでなく国文学の基礎もしっかりと身に付けていました。自分のノートを振り返ってみると、「短歌の『日本語を選ぶ』感覚→翻訳の基礎」と書いています。
「良質な家庭文学を」という、当時は軽んじられていた家庭文学に対する彼女の思い、女性が働くことに対する社会の偏見etc.、村岡花子や彼女が親しく交わった人々は、まさに最前線で正面から格闘していました。適性語の作品の翻訳を、戦争中の明日の命も知れない、陽の目を見るかどうかも分からない状態で続けるというのは、なみたいていの覚悟ではできないと思います。
彼女が翻訳作品を生み出すまでに身に付けた知識を思うと、自分は本当に「まだまだまだ……」と実感します。確かに、インターネットなどでいろいろなことが調べられる世の中ですが、やはり文学の素養は自分の血肉としなければならないものです。
ところで、私自身は、村岡恵理さんは『花子とアン』に違和感を感じるところはあると発言されていましたが、それ以上踏み込んだ不満や批判は、はっきりとはおっしゃっていなかったと思いました。「原案」なので見守っているというか、なんというか、「大人の対応」をされているなあ、と思いました。あのお話を「不満」と解釈するのは、自分の思いに引き寄せすぎていて「深読みしすぎ」ではないかと思います。
――とりあえず、そういうふうに解釈した人間もいる、ということを書いておきます。
お昼はネットワーキングランチで、JATENT(エンタメ系翻訳グループ)の部屋にお邪魔しました。2度目(3度目?)の人もはじめましての人もいます。そして、英→日だけでなく、日→英の翻訳をしている外国人の方も何人かいました。こういうときに、SNS用名刺が活躍します。
そして、お昼休みに人と話し込んでしまい、きっちり午後イチのセッションに遅刻してしまいました。井口耕二さんの、「翻訳業界の未来とそのなかで翻訳者が取りうる道」です。注目の高いセッションだったので大盛況で、立ち見となってしまいました。重くて苦労しましたが、Moleskinだったので、なんとか最低限のことをメモできました。
「単価の高い人のほうが低い人より収入が多い」「作業スピードが速い人のほうが遅い人より収入が多い」というのはそれぞれ当たり前の話です。そして「収入に与える影響は単価>スピード」ということで、スピードアップは「誰でもこのレベルに達する」というものでもないから、単価を上げようという結論になります。
この後、自分の仕事について、以前からの知り合いの方にちょっとお話したところ、要は私のワークスタイルが業界の現在の状況に合っていないところがあるというアドバイスをいただきました。まあ、そういう中でも自分の強みを活かすために、どう動くのがいいか、という話ですよね。
この次が、日向清人さんの「コミュニケーションとしての英文ライティングを再考する」です。これも参加者の多いセッションでした。
この類のお話を聞くと、日本人の外国語によるコミュニケーションでの一番の問題は、英語の運用能力ではなく、「外国人が納得できる話の展開ができるか」に尽きるなあ、と思います。私は個人的には、英語を小学生から勉強するよりも、日本語でいいから「外国人に理解される話の組み立て方」を学んだほうがいいと思っています。
これは私自身も、語学学校への短期留学程度の経験しかないので、きちんと身に付いているかどうかと言われると、「構成がいいか悪いかの判断はできるが、実際にきちんとした構成で組み立てられるかは別の問題」という状態です。
1日目最後のセッションは、Mr. Alexander O. Smithの"Dancing in a Straitjacket: Making restrictions work for you in entertainment translation"です。こちらはこれまでの2セッションとは異なり、あまり大きくない会議室が会場でした。
英語のセッションは、だいたいのところは分かるのですが、オチをポロポロッと早口で言われると、「なんか面白いことを言ったんだろうなあ」とは思うのですが、具体的なところが聞き取れません……。外国人の参加者が多いこともあり、質疑応答も活発で、たいへん興味深い内容でした。
なんというか、外国語→日本語もいろいろな制限の中で取り組まなければならないのですが、日本語→外国語もそういう状況は同じだなあ、と思いました。日本人が「そのジョークが面白いのか!」と頭をひねるようなことは、外国人にもやはりあります。笑いのセンスだけでなく、この前のセッションにも重なるところがありますが、「話の流れが納得できるものか」というところもあるのではないかと思いました。
この後はネットワーキングディナーでした。実は、最後のセッション終了後にリフレッシュメントルームで食べたお菓子(美味しかったです!)が効いていて、ディナーの前半1時間くらいは空腹にならず、いろいろな人とお話したり名刺を交換したりしていました。8年ぶりにお会いした方も、15年くらい前からお名前を知っていて今回初めてお会いした、という方もいらっしゃいました。
ここでもSNS名刺は大活躍でした。アイコンの絵が好評なので、親ばかとしても嬉しい限りです。息子本人は、「まだあの絵使ってるの」という感じみたいですけれど。
ディナー後半になった「お腹が減ったかな〜」と思ったので、適当に料理を食べたら結構あっさり満腹になりました。ディナーの時間は、ほとんど立ちっぱなしだったので、とっても疲れました。そして、記念品の金太郎飴で幸運を使ってしまったのか、セイコーインスツルの電子辞書(デイファイラー)は当選しませんでした。自分で買わねば……。
――ということで、きっちり1日目だけでダラダラ語ってしまいました。2日目は改めて書きます。
日程は、6月21日(土)・22日(日)でした。息子の学校は土曜日も授業があるため、朝は基本的に平日どおりです。そこで、息子の登校後にバタバタ準備をして出発! しました。無事、遅刻せずに会場に到着しました。基調講演の会場のホールに入るとき、先着200名へのプレゼント(最後の1個!)をいただきました。IJETと入っている金太郎飴です。写真がなくてすみません……。
基調講演は、村岡恵理さんによる「村岡花子−『赤毛のアン』翻訳に託した未来への希望」でした。私は連続テレビ小説の原案となっている『アンのゆりかご』を読んでいないので、たいへん興味深いお話でした。
確かに、東洋英和でカナダ式の教育を受け、キリスト教をきちんと学んだことは、『赤毛のアン』の翻訳に大いに役立つというか、物語の世界を身近に感じられたのではないかと思います。また、彼女が在学した当時のカナダ人婦人宣教師たちが、ちょうどL・M・モンゴメリと同年代の女性たちだったそうです。
さらに、村岡花子は歌人の道を考えるくらい短歌を本格的に学び、英文学(テニスンの詩を愛読していたそうです)だけでなく国文学の基礎もしっかりと身に付けていました。自分のノートを振り返ってみると、「短歌の『日本語を選ぶ』感覚→翻訳の基礎」と書いています。
「良質な家庭文学を」という、当時は軽んじられていた家庭文学に対する彼女の思い、女性が働くことに対する社会の偏見etc.、村岡花子や彼女が親しく交わった人々は、まさに最前線で正面から格闘していました。適性語の作品の翻訳を、戦争中の明日の命も知れない、陽の目を見るかどうかも分からない状態で続けるというのは、なみたいていの覚悟ではできないと思います。
彼女が翻訳作品を生み出すまでに身に付けた知識を思うと、自分は本当に「まだまだまだ……」と実感します。確かに、インターネットなどでいろいろなことが調べられる世の中ですが、やはり文学の素養は自分の血肉としなければならないものです。
ところで、私自身は、村岡恵理さんは『花子とアン』に違和感を感じるところはあると発言されていましたが、それ以上踏み込んだ不満や批判は、はっきりとはおっしゃっていなかったと思いました。「原案」なので見守っているというか、なんというか、「大人の対応」をされているなあ、と思いました。あのお話を「不満」と解釈するのは、自分の思いに引き寄せすぎていて「深読みしすぎ」ではないかと思います。
――とりあえず、そういうふうに解釈した人間もいる、ということを書いておきます。
お昼はネットワーキングランチで、JATENT(エンタメ系翻訳グループ)の部屋にお邪魔しました。2度目(3度目?)の人もはじめましての人もいます。そして、英→日だけでなく、日→英の翻訳をしている外国人の方も何人かいました。こういうときに、SNS用名刺が活躍します。
そして、お昼休みに人と話し込んでしまい、きっちり午後イチのセッションに遅刻してしまいました。井口耕二さんの、「翻訳業界の未来とそのなかで翻訳者が取りうる道」です。注目の高いセッションだったので大盛況で、立ち見となってしまいました。重くて苦労しましたが、Moleskinだったので、なんとか最低限のことをメモできました。
「単価の高い人のほうが低い人より収入が多い」「作業スピードが速い人のほうが遅い人より収入が多い」というのはそれぞれ当たり前の話です。そして「収入に与える影響は単価>スピード」ということで、スピードアップは「誰でもこのレベルに達する」というものでもないから、単価を上げようという結論になります。
この後、自分の仕事について、以前からの知り合いの方にちょっとお話したところ、要は私のワークスタイルが業界の現在の状況に合っていないところがあるというアドバイスをいただきました。まあ、そういう中でも自分の強みを活かすために、どう動くのがいいか、という話ですよね。
この次が、日向清人さんの「コミュニケーションとしての英文ライティングを再考する」です。これも参加者の多いセッションでした。
この類のお話を聞くと、日本人の外国語によるコミュニケーションでの一番の問題は、英語の運用能力ではなく、「外国人が納得できる話の展開ができるか」に尽きるなあ、と思います。私は個人的には、英語を小学生から勉強するよりも、日本語でいいから「外国人に理解される話の組み立て方」を学んだほうがいいと思っています。
これは私自身も、語学学校への短期留学程度の経験しかないので、きちんと身に付いているかどうかと言われると、「構成がいいか悪いかの判断はできるが、実際にきちんとした構成で組み立てられるかは別の問題」という状態です。
1日目最後のセッションは、Mr. Alexander O. Smithの"Dancing in a Straitjacket: Making restrictions work for you in entertainment translation"です。こちらはこれまでの2セッションとは異なり、あまり大きくない会議室が会場でした。
英語のセッションは、だいたいのところは分かるのですが、オチをポロポロッと早口で言われると、「なんか面白いことを言ったんだろうなあ」とは思うのですが、具体的なところが聞き取れません……。外国人の参加者が多いこともあり、質疑応答も活発で、たいへん興味深い内容でした。
なんというか、外国語→日本語もいろいろな制限の中で取り組まなければならないのですが、日本語→外国語もそういう状況は同じだなあ、と思いました。日本人が「そのジョークが面白いのか!」と頭をひねるようなことは、外国人にもやはりあります。笑いのセンスだけでなく、この前のセッションにも重なるところがありますが、「話の流れが納得できるものか」というところもあるのではないかと思いました。
この後はネットワーキングディナーでした。実は、最後のセッション終了後にリフレッシュメントルームで食べたお菓子(美味しかったです!)が効いていて、ディナーの前半1時間くらいは空腹にならず、いろいろな人とお話したり名刺を交換したりしていました。8年ぶりにお会いした方も、15年くらい前からお名前を知っていて今回初めてお会いした、という方もいらっしゃいました。
ここでもSNS名刺は大活躍でした。アイコンの絵が好評なので、親ばかとしても嬉しい限りです。息子本人は、「まだあの絵使ってるの」という感じみたいですけれど。
ディナー後半になった「お腹が減ったかな〜」と思ったので、適当に料理を食べたら結構あっさり満腹になりました。ディナーの時間は、ほとんど立ちっぱなしだったので、とっても疲れました。そして、記念品の金太郎飴で幸運を使ってしまったのか、セイコーインスツルの電子辞書(デイファイラー)は当選しませんでした。自分で買わねば……。
――ということで、きっちり1日目だけでダラダラ語ってしまいました。2日目は改めて書きます。
June 22, 2014
IJET-25で充実した週末になりました
出会った人も学んだことも多く、ほんとうに実り多い2日間でした。参加したセッションについては、後でしっかり書こうと思っているので、そういうものとは直接関係ない、細々したことなど。
ビッグサイトのタリーズで朝食を取りました。涼しかったので屋外で食べていたのですが、スズメやハトが、「こんなにかわいい私たちに、パンくずをあげたくなるでしょ?」とでも言いたげに、かなり近くまで近づいてきました。食料が手に入るから、近寄るのをためらわないのですねえ。私は実家のペットにもあげない人間なので、そんな得体の知れない鳥にあげるわけがありません。
リフレッシュメント(休憩スペース)のパンやお菓子が、とても美味しかったです。私は飲まなかったのですが、コーヒーも美味しかったそうです。こういうちょっとしたことが、嬉しいですね。
IJETの実行委員の皆さん、運営に携わったみなさん、本当にありがとうございました!
今日も短くてすみません……。
ビッグサイトのタリーズで朝食を取りました。涼しかったので屋外で食べていたのですが、スズメやハトが、「こんなにかわいい私たちに、パンくずをあげたくなるでしょ?」とでも言いたげに、かなり近くまで近づいてきました。食料が手に入るから、近寄るのをためらわないのですねえ。私は実家のペットにもあげない人間なので、そんな得体の知れない鳥にあげるわけがありません。
リフレッシュメント(休憩スペース)のパンやお菓子が、とても美味しかったです。私は飲まなかったのですが、コーヒーも美味しかったそうです。こういうちょっとしたことが、嬉しいですね。
IJETの実行委員の皆さん、運営に携わったみなさん、本当にありがとうございました!
今日も短くてすみません……。
June 21, 2014
IJET-25でSNS名刺デビュー!
早速、SNS名刺が活躍しました。「このアイコン、見たことあります」とか「ブログ見てます」とか、言ってもらいました。仕事用名刺だと、こういうふうに覚えてもらうことはできないので、確かに効果は抜群です。作って良かった、と思いました。
……ただし、仕事でつながりができる可能性がある人に、tweetやブログの記事を教えてまわってきるのと同じことなので、内容には十分気をつけましょう、というところです。
息子が描いた似顔絵の評判がいいのも、親バカとしてはうれしいところです。還暦を迎えても、これを使っているのではないかと思います。
まだまだ名刺の在庫はあるので、明日も活躍してもらうつもりです。
参加したセッションについては、また改めて……。
……ただし、仕事でつながりができる可能性がある人に、tweetやブログの記事を教えてまわってきるのと同じことなので、内容には十分気をつけましょう、というところです。
息子が描いた似顔絵の評判がいいのも、親バカとしてはうれしいところです。還暦を迎えても、これを使っているのではないかと思います。
まだまだ名刺の在庫はあるので、明日も活躍してもらうつもりです。
参加したセッションについては、また改めて……。
June 20, 2014
IJET-25でお会いしましょう
――ということで、あれよあれよという間に明日・明後日が第25回英日・日英翻訳国際会議「IJET-25」です。
どのセッションにするかも、だいたい決まりました。事前課題もあるし、持ち物チェックも必要なので(小学校の移動教室みたいですね)、ぼんやりとしているわけにはいきません。せっかく作ったSNS名刺も、ちゃんと荷物に入れなければ、です。
ちなみに名刺には、このアイコンが入っています。
息子が小学校1年生のときに「お母さんの絵、描いてみて」と頼んだら、さらさら〜っと描いてくれた絵です。Twitterなどのアイコンにちょうどいいので、スキャナーで取り込んで使っていました。まさかこんなにあちこちで使うことになるとは思っていませんでした(笑)
たくさんのことを学んで、たくさんの人と出会う2日間にしたいと思います。参加される皆さん、どうぞよろしくお願いします。
どのセッションにするかも、だいたい決まりました。事前課題もあるし、持ち物チェックも必要なので(小学校の移動教室みたいですね)、ぼんやりとしているわけにはいきません。せっかく作ったSNS名刺も、ちゃんと荷物に入れなければ、です。
ちなみに名刺には、このアイコンが入っています。
息子が小学校1年生のときに「お母さんの絵、描いてみて」と頼んだら、さらさら〜っと描いてくれた絵です。Twitterなどのアイコンにちょうどいいので、スキャナーで取り込んで使っていました。まさかこんなにあちこちで使うことになるとは思っていませんでした(笑)
たくさんのことを学んで、たくさんの人と出会う2日間にしたいと思います。参加される皆さん、どうぞよろしくお願いします。
June 17, 2014
SNS用名刺ができました
いつもの銀座名刺に月曜日に発注したところ、早速今日届きました。
仕事用名刺はカラフルなデザインなのですが、今回はシンプルです。アイコン画像を使うので、地に模様のあるデザインは選べませんでした。
ワンポイント的なデザインも、アイコン画像の印象をぼんやりさせるかもしれないので、やはり選びませんでした。
入力した項目が多かったのですが、デザイナーさんがバランスを考えて配置してくれています。なかなか上手いこと収まっているなあ、と思います。
いろいろ詰め込んだので、表も裏も字が小さくなってしまいました。小さい字が読みにくい方には、辛いものになっているかもしれません……。
ともあれ、IJET-25で使う名刺の準備ができたので、ひと安心です。
仕事用名刺はカラフルなデザインなのですが、今回はシンプルです。アイコン画像を使うので、地に模様のあるデザインは選べませんでした。
ワンポイント的なデザインも、アイコン画像の印象をぼんやりさせるかもしれないので、やはり選びませんでした。
入力した項目が多かったのですが、デザイナーさんがバランスを考えて配置してくれています。なかなか上手いこと収まっているなあ、と思います。
いろいろ詰め込んだので、表も裏も字が小さくなってしまいました。小さい字が読みにくい方には、辛いものになっているかもしれません……。
ともあれ、IJET-25で使う名刺の準備ができたので、ひと安心です。
June 12, 2014
感化されやすいので、早速SNS名刺を考える
以前にも見かけた記憶がありますが、今日Facebookで紹介されていたので、改めて読みました。そして、考えました。
確かに、こういう交流の場だと、仕事用の住所を載せた名刺である必要はないのですよね。仕事につながることがあるとしても、基本的にメールや携帯電話でのやりとりがメインです。長らくお付き合いのある取引先でも、メールや電話ばかりで実際にお会いしたことがない、というところは珍しくありません。
だとしたら、住所や自宅の電話を掲載している部分を、もっと役立つ情報に変更したほうがいいかな〜、という気持ちになりました。住所を掲載するにしても、細かいところまでは必要ないでしょう。
どういう情報にするかは、少し考えなければいけません。じっくり考えたいところですが、IJET-25はもうすぐです。いつもの銀座名刺に発注するつもりなので、あまり日数がありません。こうなると、ある程度勢いが必要ですね。
確かに、こういう交流の場だと、仕事用の住所を載せた名刺である必要はないのですよね。仕事につながることがあるとしても、基本的にメールや携帯電話でのやりとりがメインです。長らくお付き合いのある取引先でも、メールや電話ばかりで実際にお会いしたことがない、というところは珍しくありません。
だとしたら、住所や自宅の電話を掲載している部分を、もっと役立つ情報に変更したほうがいいかな〜、という気持ちになりました。住所を掲載するにしても、細かいところまでは必要ないでしょう。
どういう情報にするかは、少し考えなければいけません。じっくり考えたいところですが、IJET-25はもうすぐです。いつもの銀座名刺に発注するつもりなので、あまり日数がありません。こうなると、ある程度勢いが必要ですね。
May 31, 2014
IJET-25の名刺サイズ広告を申し込みました
とりあえず、何か世界が広がるきっかけになるかもしれないので、申し込みました。参加者全員に配る名刺は、1000円では印刷できません。参加申し込み時に広告枠を購入しなかったので、入金はこれからですけれど。じっくり考えようと思っていたら、期限の5月末になってしまい、慌てて考えました。と言っても2〜3日がかりです。
とりあえず、入れてみたい情報を英語や日本語で全部並べたところ、非常に無難な感じになりました。なんというか、無味乾燥で特徴がありません。
そこで、英語の情報は最低限にして、日本語の情報を増やしてみました。字数制限、というのはないのですが、あまり文字を入れすぎると小さくなってしまうので、「短い字数でどれだけ情報を効率的に入れられるか」がポイントになります。そこで、自分はどういう翻訳者だろうと考えたときに、「ここはアピールしたい!」ということを入れてみました。
英語の情報を最低限にしたとは言っても、そこそこの文字数になっています。ちょっと字が小さくなるのではないかと思います。まあこれは補足情報みたいなもので、読みたい人が頑張って読んでくれればいいや、と開き直ることにしました。
他の人がどういう文面にしているか分からない状態なので、他とのバランスが気になります。そういう意識がある自分は、しみじみ日本人だなあ、と実感します。こういうときは、周囲に馴染んで埋没してしまうよりも、多少は目立つほうが名刺としての効果があるのだ、と開き直って、当日を待つことにします。
――と、名刺サイズ広告が一段落したところで、実際の名刺の文面を、現状に合うものにしなければいけません。きちんと自分で期限を切って考えなければ、です。
とりあえず、入れてみたい情報を英語や日本語で全部並べたところ、非常に無難な感じになりました。なんというか、無味乾燥で特徴がありません。
そこで、英語の情報は最低限にして、日本語の情報を増やしてみました。字数制限、というのはないのですが、あまり文字を入れすぎると小さくなってしまうので、「短い字数でどれだけ情報を効率的に入れられるか」がポイントになります。そこで、自分はどういう翻訳者だろうと考えたときに、「ここはアピールしたい!」ということを入れてみました。
英語の情報を最低限にしたとは言っても、そこそこの文字数になっています。ちょっと字が小さくなるのではないかと思います。まあこれは補足情報みたいなもので、読みたい人が頑張って読んでくれればいいや、と開き直ることにしました。
他の人がどういう文面にしているか分からない状態なので、他とのバランスが気になります。そういう意識がある自分は、しみじみ日本人だなあ、と実感します。こういうときは、周囲に馴染んで埋没してしまうよりも、多少は目立つほうが名刺としての効果があるのだ、と開き直って、当日を待つことにします。
――と、名刺サイズ広告が一段落したところで、実際の名刺の文面を、現状に合うものにしなければいけません。きちんと自分で期限を切って考えなければ、です。
May 19, 2014
IJET-25/第25回英日・日英翻訳国際会議に参加します
Twitterでは書いていましたが、ブログで書くのを忘れていました……。6月5日締切なのですが、定員まで残り50名ほどだそうなので(5月19日時点での情報です)、それ以前に申込みができなくなる可能性があります。早期申込み割引が利くうちに、ということで、先月には申し込んでいました。
スケジュールもだいぶ分かるようになりました。気になるセッションがいろいろあります。途中でセッションを移動するのも構わないということなので、時間割を気にせず、参加スケジュールを検討してみようと思います。
そして、19日(木)・20日(金)にも、SIG(分科会)の勉強会やミーティングが行われるそうです。スケジュールはこちらです。今のところこちらへの参加は予定していないのですが、参加する方は、ものすごく「濃い」何日かを過ごすことになりそうですね。
せっかくの機会なので、今度こそ名刺を新しく作ろうと思っています。結局のところ、今までは手持ちのもので足りていました。でも、もうちょっと内容を見直したいかなあ、というところがありまして。……って、以前も書いているかと思いますが。内容をどうするか、何枚発注するかも考えどころです。
そういう悩みを多少でも軽くするのが、参加者全員に配布されるという名刺サイズ広告です。また申し込んでいないのですが、確かに効率的ですよね〜。ニッチなところに住んでいる人間なので、「何をどういうふうに書けばいいのか」というのに悩んでいます。
「トンチンカンなことを書いて周囲から浮いた揚句に何の効果もない」という最悪のパターンを考えてしまうのが、私の良くないところです。『ちりとてちん』の若狭を笑えません。今月末がリミットなので、申し込むなら掲載する内容をテキパキ考える必要があります。
自分が積極的に参加を検討していなかったのですっかり忘れていましたが、前夜祭もあります。これは、IJET-25の本会議に参加しない人も申し込めるそうです。いろいろ頭が落ち着いてきたので、こちらの検討も始めようかと思います。
――というわけで、こういうイベントに関しては毎回のように書いていますが、参加者の皆さまとは、会場でお会いできることを楽しみにしています。
スケジュールもだいぶ分かるようになりました。気になるセッションがいろいろあります。途中でセッションを移動するのも構わないということなので、時間割を気にせず、参加スケジュールを検討してみようと思います。
そして、19日(木)・20日(金)にも、SIG(分科会)の勉強会やミーティングが行われるそうです。スケジュールはこちらです。今のところこちらへの参加は予定していないのですが、参加する方は、ものすごく「濃い」何日かを過ごすことになりそうですね。
せっかくの機会なので、今度こそ名刺を新しく作ろうと思っています。結局のところ、今までは手持ちのもので足りていました。でも、もうちょっと内容を見直したいかなあ、というところがありまして。……って、以前も書いているかと思いますが。内容をどうするか、何枚発注するかも考えどころです。
そういう悩みを多少でも軽くするのが、参加者全員に配布されるという名刺サイズ広告です。また申し込んでいないのですが、確かに効率的ですよね〜。ニッチなところに住んでいる人間なので、「何をどういうふうに書けばいいのか」というのに悩んでいます。
「トンチンカンなことを書いて周囲から浮いた揚句に何の効果もない」という最悪のパターンを考えてしまうのが、私の良くないところです。『ちりとてちん』の若狭を笑えません。今月末がリミットなので、申し込むなら掲載する内容をテキパキ考える必要があります。
自分が積極的に参加を検討していなかったのですっかり忘れていましたが、前夜祭もあります。これは、IJET-25の本会議に参加しない人も申し込めるそうです。いろいろ頭が落ち着いてきたので、こちらの検討も始めようかと思います。
――というわけで、こういうイベントに関しては毎回のように書いていますが、参加者の皆さまとは、会場でお会いできることを楽しみにしています。
March 29, 2014
東京でIJET-25/第25回英日・日英翻訳国際会議が開催されます
日程は6月21日(土)・22日(日)です。日本での開催は隔年で、しかも東京が会場になるのは初めてなのだそうです。だとしたら、行かなくては、ですよね〜。……とか書いておいて、まだ申し込んでいないのですが(汗)
詳しい時間や会場は未定(未発表)ですが、いくつもあるセッションの内容は魅力的なものが多く、どのジャンルの翻訳者が参加しても、有益な情報が手に入るのではないかと思います。まだきちんと申し込んでいない身で言うのもあれですが、「これは気になる!」ですよね。
参加費にはネットワーキングディナーも含まれていて、まさに! 「翻訳・通訳」をキーワードとしていろいろな人や組織と出会える、貴重な2日間になるでしょう。
――とか自分で書いていて、まるで宣伝のようだと思いました。学割もありますし(ネットワーキングディナーの参加費は含まれていません)、こういう仕事に現在関わっている人だけでなく、興味がある人も、参加して損はないでしょう。
仕事が落ち着いたら、申し込みます。
テーマは「Paving the Way Forward: 翻訳・通訳がはぐくむ未来」。翻訳・通訳を取り巻く環境が激変している今、翻訳者・通訳者とクライアントの双方にとって実りある未来を築き、社会に貢献するために私たちはどうすべきなのか。参加者全員で議論を交わし、東京の地から未来へ向けてメッセージを発信します。第25回という節目にふさわしい規模で開かれるIJET、皆様のご来場を心よりお待ちしております。基調講演は、4月からのNHK連続テレビ小説(いわゆる朝ドラ)「花子とアン」のモデルとなった翻訳家村岡花子の孫で、ドラマの原案となった『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』の著者の村岡恵理さんです。(なんだか、丁寧に紹介を書いたら長くなってしまいました……)
詳しい時間や会場は未定(未発表)ですが、いくつもあるセッションの内容は魅力的なものが多く、どのジャンルの翻訳者が参加しても、有益な情報が手に入るのではないかと思います。まだきちんと申し込んでいない身で言うのもあれですが、「これは気になる!」ですよね。
参加費にはネットワーキングディナーも含まれていて、まさに! 「翻訳・通訳」をキーワードとしていろいろな人や組織と出会える、貴重な2日間になるでしょう。
――とか自分で書いていて、まるで宣伝のようだと思いました。学割もありますし(ネットワーキングディナーの参加費は含まれていません)、こういう仕事に現在関わっている人だけでなく、興味がある人も、参加して損はないでしょう。
仕事が落ち着いたら、申し込みます。